HAREM SCAREM「LIVE AT THE GODS」(2002)

  • 2012/08/07(火) 00:00:00

H SCAREM LIVE GODS
【No.339】
★★★★(2002)

バンド名をRUBBERからHAREM SCAREMに戻して発表した「WEIGHT OF THE WORLD」(2002)はRUBBER時代の迷走っぷりを払拭する傑作でした。そんな名実ともの復活作をリリースしたHAREM SCAREMが2002年に英国で開催されたメロディックロックイベント「THE GODS 2002」に出演した時の模様を収めたライブ作品。バンドは2008年に解散するまでに5枚ものフルレンスライブ盤を発表していますが、その中でも僕が最も気に入っているのが本作です。

【トラックリストと収録アルバム】
01. Change Comes Around(2nd「MOOD SWINGS」)
02. Killing Me(7th「WEIGHT OF THE WORLD」)
03. Stuck With You(6th「RUBBER」)
04. Hard To Love(1st「HAREM SCAREM」)
05. Who-Buddy(6th「RUBBER」)
06. You Ruined Everything(7th「WEIGHT OF THE WORLD」)
07. This Ain t Over(7th「WEIGHT OF THE WORLD」)
08. See Saw(7th「WEIGHT OF THE WORLD」)
09. If You(7th「WEIGHT OF THE WORLD」)
10. Warming A Frozen Rose(3rd「VOICE OF REASON」)
11. How Long(1st「HAREM SCAREM」)
12. Honestly(1st「HAREM SCAREM」)
13. Outside Your Window(7th「WEIGHT OF THE WORLD」)
14. So Blind(5th「BIG BANG THEORY」)
15. The Paint Thins(3rd「VOICE OF REASON」)
16. No Justice(2nd「MOOD SWINGS」)

セットリストは最新作を中心に、メンバー自身が「気に入っていない作品」と公言している4th「BELIEVE」(1997)とRUBBER名義の「ULTRA FEEL」(2001)を除く全作品からバランス良く16曲が選曲されています。ライブのオープニングを飾る名曲①Change Comes Aroundを筆頭に④Hard To Love、⑫Honestly、⑭So Blind、⑯No Justiceといった代表曲をしっかり押さえているだけでなく今回初めてライブ盤に収録される⑪How Longのような曲もあって個人的にはかなり満足度の高いセットリストになっています。中でもスタジオ盤以上に力強いHarry Hess(Vo)の歌唱とPete Lesperanceのギターのみというシンプルなアレンジで圧巻のパフォーマンスを披露してくれる⑫は鳥肌ものです。また僕があまり好きになれなかった2作品からの楽曲に関しても、ダークでヘヴィな印象が強かった「VOICE OF REASON」(1995)収録曲は躍動感を増し、シンプルなサウンドを目指すあまりに音が軽くなっていた「RUBBER」(1999)収録曲はエッヂの効いたロックサウンドを強化したライブバージョンとなっていて好印象。

本作を聴いているとHAREM SCAREMがどれほど素晴らしい曲をたくさん生み出してきたか、そして最新作にはグレイテストヒッツ的なセットリストの中でも遜色ないほどの楽曲が並んでいたことを思い知らされますね。内容的にはHAREM SCAREMがこれまでに歩んできた道の集大成とも呼べる1枚なのでベストアルバムとしても機能しそうだし、このバンドは作品によって微妙に(時には大きく)音楽性が異なるので、統一感のあるサウンドで各アルバムからの曲を聴くことができる本作は入門盤にも最適だと思います。

【音源紹介】
・Honestly(Live)

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