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GOTTHARD「DOMINO EFFECT」(2007)

  • 2009/09/18(金) 00:00:00

GOTTHARD D EFFECT
【No.180】
★★★(2007)

一時はポップロックバンドのような大衆路線を歩んでいたものの、「HUMAN ZOO」、「LIPSERVICE」というここ最近の2作品でハードロックバンドらしさを取り戻しつつあるGOTTHARDの8thアルバム。作品によってはかなりソフトなものもありましたが、アルバム自体のクオリティは常に高かったこのバンドらしく、今回も期待を裏切らない高品質なロックが楽しめる1枚となっています。デビュー当時の骨太なハードロックサウンドとアコースティックライブ盤「D FROSTED」以降のメロディ重視志向というGOTTHARDが持つ両側面が程よいバランスで味わえますね。

前作もそうだったように今回もアルバム序盤の掴みが素晴らしく、作品の世界観にすんなりと入っていけます。極上のメロディと心地よいドライヴ感を持った名曲①Master Of Illusionは僕がGOTTHARDに期待するメロディアスハードの理想郷のような1曲です。バンド初期にあった硬質ギターサウンドに覚えやすいメロディが融合した②Gone Too Far③Domino Effect、そして王道を行くピアノバラード④FallingLeo Leoni(G)のギターが泣いているミドルチューン⑤The Call、純粋にメロディの良さが光る⑥Oscar Goes To...という冒頭の6曲は完璧と思える流れになっています。後半もアコースティックギターの使い方が絶妙な2曲のバラード⑩Tomorrow’s Just Begun、⑭Where Is Love When It’s Goneや一際キャッチーでダンサブルなロックソング⑪Come Alive、作品終盤にガツンと来るハードチューン⑬Nowなど良い曲が多いですね。

前作同様、本作も僕にとってのお気に入りアルバムだしメロディアス・ハードロック好きでGOTTHARDを聴いたことないという人がいれば、このアルバムは自信を持ってお薦めできる作品なのは事実なんだけど総合的には前作の方が好みかな。その理由は2つあって、まずは僕があまり得意としない(それでいてGOTTHARDのルーツの1つである)ブルージーで土臭いムードが前作以上に強くなっている点と、もうひとつは僕が最も魅力を感じていたバラード系が(GOTTHARDにしては)やや物足りなく感じられるからだと思います。とはいえ、本作も客観的に見れば優れたロック作品だし、安定した作品をコンスタントに届けてくれるGOTTHARDはこれからも応援していきたいです。

【音源紹介】
・Master Of Illusion(Live)

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ピッペンさん

僕的には「G.」と「LIPSERVICE」の次に来るアルバムという感じでしょうか。
でも本作をGOTTHARDの最高傑作として紹介しているサイト様もよく見かけます。BURRN!でも絶賛されてましたね。
実は本作を聴くまでGOTTHARD熱は冷めかけていたのですが、このアルバムがきっかけで他の作品も聴いてみたいと思うようになった1枚でもあります。
GOTTHARDはハードロックバンドだと再認識させられるアルバムですね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/09/23(水) 22:02:10
  • [編集]

個人的には「G.」と並ぶ名盤ですね~。
「HUMAN ZOO」もいいのですが、やはりハードな部分の多いこのアルバムの方がハード・ロックという感じで軍配が上がります。

  • 投稿者: ピッペン
  • 2009/09/22(火) 23:07:29
  • [編集]

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