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GAMMA RAY「LAND OF THE FREE」(1995)

  • 2008/07/23(水) 22:13:33

LAND OF THE FREE
【No.014】
★★★★(1995)

HELLOWEEN脱退後にKai Hansen(G、Vo)が結成したGAMMA RAYの4作目。これまでの作品で歌っていた実力派ハイトーンシンガーRalf Scheepers(Vo)がバンドを離れ(後にMat Sinnerと共にPRIMAL FEARを結成)、実力的に劣るKaiが初期HELLOWEEN以来となるボーカルとギターを兼任するという体制でリリースされたことも話題になったアルバムです。

結論からいえば、ボーカルに不満はあるにせよ、楽曲の出来そのものはKai在籍時HELLOWEENの名盤「KEEPER OF THESEVEN KEYS」の精神性を受け継ぐジャーマンメタルの傑作ですね、これは。Kaiが生み出した楽曲群の中でも、間違いなくトップクラスだと言い切れる疾走曲②Man On The Mission(後半でのオペラ調のコーラスからサビの疾走パートに繋がる展開に悶絶)から間髪入れずに繰り出される1分弱のスピードチューン③Fairly Taleという流れ、典型的ジャーマンメタルの爽やかなサビメロがシンガロングを誘うタイトル曲⑨Land Of The Free、全く衰えることのない美声を響かせるMichael Kiske(Vo/ex-HELLOWEEN)が全面参加したGAMMA RAY風I Want Outなハードロック⑫Time To Break Freeという名曲の存在が非常に大きいですね。そんな疾走系だけでなく、8分に渡るドラマティック佳曲①Rebellion In Dreamland、アルバム後半に配された⑪Abyss Of The VoidといったミドルチューンもKai Hansenワールド全開だし、Kaiの楽曲以外にもDirk Schlachter(G)作の悲しげなバラード⑦FarewellJan Rubach(B)作の⑥Gods Of Deliverlance、⑧Salvation’s Callingなど充実した楽曲が多いのも高ポイント。

本作以降GAMMA RAYはKaiがシンガーを務めることになるため、彼独特の歌声を許容できるかどうかが一つのネックとしてバンドにつきまとうわけですが、本作に関して言えば楽曲の魅力がそんなマイナス面を軽く凌駕していると思います。GAMMA RAYの最高傑作を挙げるとすれば、僕は迷わず本作を選びますね。このアルバムでは⑨の一部と⑫でのみ参加のMichael Kiskeが全曲で歌っていたら、エライことになっていたのに…。

【音源紹介】
・Land Of The Free

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