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NEGATIVE「NEON」(2010)

  • 2011/02/12(土) 00:00:00

NEON.jpg
【No.276】
★★★★★(2010)
年間ベスト2010年第3位

母国フィンランドではナショナルチャート上位の常連で、ここ日本でも「北欧のヨン様」と呼ばれる美形フロントマンJonne Aaronが話題となり「WAR OF LOVE」(2003)でデビューした当時からBURRN!誌でもプッシュされていたメロディックロックバンドNEGATIVEの6thアルバム。日本販売元のビクターやB!誌では大きく扱われていたので意外だったのですが、本作がメジャーレーベルと契約して初のアルバムでワールドデビュー作ということになるようです。僕はB!誌などを読んでこのバンドの名前やJonneの顔は知っていたもののルックス先行バンドという印象が拭い切れずにいたため、これまで聴いていなかったのですが本作はそんな聴かず嫌いのせいでNEGATIVEとの出会いが遅れてしまったことを素直に後悔せずにいられないほど素晴らしいアルバムとなっています。

何と言っても楽曲がどれも充実しているというのが本作最大の強み。月並みな表現ですが、どの曲がシングルカットされてもおかしくないほどフックに満ちたメロディが次から次へと登場するため、曲名を見ただけで全曲のサビを口ずさめるようになるまで時間はかからなかったですね。スケール感のある大陸系⑤Believe、激しく胸を揺さぶる哀感が堪らない⑥Celestial Summer、感情を爆発させるようなメロディが秀逸な泣きのバラード⑦Jealous Skyというバラード系3連発、それらとは対照的に本作の中で最もHR/HM寄りのアップテンポ2曲⑧Days I'm Living For、⑨Since You've Been Goneと続く辺りがアルバムのハイライトでしょうか。それ以外にもメロウな旋律から力強いサビへ移行する②End Of The Line、躍動感溢れるハードロック③Love That I Lost、ノリのいい曲調が気持ちいいキャッチーソング④Blood On Blood、アコースティックバラードから徐々に盛り上がっていきBEATLESHey Judeを意識した大合唱でエンディングを迎える⑪Fucking Worthlessなど曲調の幅はそれほど大きくないものの、お気に入り曲を挙げだすとキリがありません。⑪の余韻を引き継いでアルバム本編を締める⑫Neon Rainがアコースティックサウンドと女性の語りメインというのも映画のエンドロールのようでグッド。日本盤ボーナスに本編とは質感の異なるストレートなロックソング⑬Eat Me Aliveを収録している点も「メインディッシュ後の別腹デザート」的な楽しみ方ができて良いと思います。

Jonneのボーカルに関しては、そのルックスから繊細なスタイルの歌い手だとばかり思っていましたが、彼は意外なほどに骨太で男前な声の持ち主なんですね。⑨のコーラスがHAREM SCAREMの名盤2nd「MOOD SWINGS」(1994)に収録されているEmpty Promisesを彷彿とさせることもあり、Jonneの歌声がHarry Hess(Vo/FIRST SIGNAL、ex-HAREM SCAREM)のように聴こえる場面も少なくありません(力を込めて歌った時や単語の語尾の節回し、声の抜き方など)。アルバムの全体像としては本作からアメリカのメジャーレーベルWarnerと契約した事実にも納得の高品質作品で、僕が知っているバンドを引き合いに出すと現代アメリカン・メロディックロックの王道をゆくDAUGHTRY、NICKELBACK辺りと北欧ならではの泣きの旋律美が持ち味のTHE RASMUSを融合させたという感じでしょうか。聴く前の期待値は高くなかったのですが、本作ですっかりNEGATIVEのメランコリック・ロックワールドに魅了されました。

【音源紹介】
・Celestial Summer

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ぷっちょさん

はじめまして。コメントありがとうございます。ホント、このアルバムは名曲の宝庫ですよね。そろそろ新作に期待したいところですが音沙汰ないのが残念です

  • 投稿者: よしよ
  • 2014/10/15(水) 20:48:51
  • [編集]

はじめまして

思わず読み入ってますが、Negative!!この年の個人的2位です。私は「KISS OF HOPE」がもんのすごい好きな曲です。

  • 投稿者: ぷっちょ
  • 2014/10/14(火) 21:37:26
  • [編集]

B!13さん

こんばんは。このアルバムは何度聴いても飽きないですよね。NEGATIVEの過去作品も聴いていきたいと思いつつ、試聴する限り本作が最高傑作っぽいので2ndをチェックしたところで止まってます。ヨンネはフィンランド語で歌ったソロを出してるんですね。BURRN!を読んでいるのに見落としてました。ソロでも成功してるのは嬉しいですがNEGATIVEの方も継続してもらいたいですね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2013/09/04(水) 22:02:46
  • [編集]

発売は3年以上前ですが、僕は未だに結構聴いてる作品です。
前作の時点で結構洗練されてましたが、この作品でメジャー感がグッと増してます。ホントにどれもシングルカット出来るくらいいい曲だらけですね。
サビが堪らない#6Celestial Summer、アグレッシブな#9Since You've Been Goneと合唱パートが心地良い#11Fucking Worthlessはよくリピートします。

BURRN!8、9月号に載ってた情報をまとめると、今ヨンネはフィンランドで歌ったソロを出してBon Joviのフィンランド公演の前座を務めるくらいの成功を収めてるらしいですね。ルックスがいいので母国語でソロのほうが売れるだろうとは思いますが、せっかくバンドがこんなに充実したワールドデビュー作出したんですからNegativeでも活動して欲しいです。

  • 投稿者: B!13
  • 2013/09/02(月) 15:37:07
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けー坊さん

こんばんは。NEGATIVEがここまで僕好みのアルバムを出してくれるとは予想外でした。けー坊さんもお気に入りの3曲を含め、好きな曲を挙げだすとキリがないですね。Jonneの歌についてはルックスとはイメージが違いましたが、この男臭さと見た目のギャップもいいと思います。本作が素晴らしかったのでバンドの2ndも聴いてみました。あちらの方がゴシック風で、僕がNEGATIVEを聴く前に抱いていたイメージに近かったですね(完成度は「NEON」が上だと感じましたが)。
今年のFINLAND FESTで来日できるといいですね。それにしてもフィンランドという国はメロパワ、メロデスからメロディックロックまで良いバンドが多くて驚かされます。こういうフェスができるのもフィンランドならではだと思います。

  • 投稿者: よしよ
  • 2011/02/14(月) 23:03:40
  • [編集]

このアルバム良いですよね~
②と④と⑧が特にお気に入りです^^
ヨンネの歌声は僕ももっと湿度の高い声かと思ってましたがあくまでドライで男らしく、そこがまたセクシーで良いですね。
一昨年のFINLAND FESTで来日した時は気に留めませんでしたが今だったらライブパフォーマンスも観てみたいなぁと思います。

  • 投稿者: けー坊
  • 2011/02/14(月) 01:17:31
  • [編集]

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