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WIG WAM「LIVE IN TOKYO」(2007)

  • 2010/09/30(木) 00:00:00

LIVE IN TOKYO
【No.258】
★★★(2007)

80年代に活躍した有名バンドのエッセンスを大胆に取り入れたメロディアスな音楽性とインパクトのあるルックス、そしてただのイロモノバンドに終わらない確かなプレイアビリティを兼ね備えたノルウェーのメロディック・ロックバンドWIG WAM初のライブCD作品。東名阪ツアーを敢行した初来日時の渋谷O-EAST公演からのテイクによる本ライブの音源は僕が持っている本編+4曲入りボーナスCDという2枚組仕様に加えてDVD盤としてもリリースされています。またライブ当日には日本のメタルゴッド「マサ伊藤」こと伊藤 政則氏が開演前に登場して観客を煽った上でバンドを紹介するというサプライズがあったようで、その模様も①Introduction By Masa Itoとして収められているだけでなくライナーノーツにはバンドのムチャ振りでこのサプライズが実現したというエピソードも披露されています。バンドを紹介する時の発音が「ウィグワム」ではなく「ウィーガム」にしか聞こえなかったりしますが…。

バンドがステージに現れる前から会場のボルテージが高まったライブは、当時の最新作「WIG WAMANIA」と同じくイントロ②Wig Wamaniaから③Rock My Rideへと続く流れで幕を開けます。小気味よいドラムからスタートする③はノリの良い曲調だし、バンドメンバーの名前が冒頭の歌詞に登場することもあってライブのオープニングには最適ですね。バンドが当日演奏した全18曲(イントロを除く)を聴いて、つくづくWIG WAMには良い曲が多いと実感させられました。この時点でWIG WAMが発表したスタジオ盤は僅か2枚と少ないのに、これだけ高品質な楽曲を並べられるバンドはそうそういないと思います。しかもキャッチーでメロディアスなロックソングを軸とした曲のバラエティが豊かで熱唱系⑦Out Of Time、しっとり系⑩At The End Of The Dayとタイプの異なるバラードや80年代をリスペクトするバンドらしくギタリストTeenyによるインストも⑧Erection、⑨The Riddleの2曲を挟むことでセットリストに抑揚を上手くつけていますね。スタジオ盤にあった煌びやかさが少々減退しているように感じられるものの、各曲ともにオリジナルに忠実なアレンジ(⑪Mine All Mine~⑫A R 'N' R Girl Like Youはメドレー形式)で安定感たっぷりに演奏されています。そんな中、一際耳に残ったのがDisc-2①Bygone Zone(Acoustic Version)です。2nd「WIG WAMANIA」の中でも1、2を争うメロデイアスなミドルチューンがここでは見事なアコースティックバラードに生まれ変わっていてメロディの良さが一段と引き立てられています。ロックナンバーで声を張り上げるGlam(Vo)も好きですが、こういう歌い方も魅力的ですね。

DVD盤はライブでプレイされた全曲を演奏順に収録しているのに対して、僕が持っているCD2枚組盤は収録時間の関係で前述のBygone Zoneとバンドのレパートリーの中でも僕が大好きなCrazy Thingsが本編CDではなくボーナスディスクに回されています。一方、CD盤でしか聴けないトラックとしてSlave To Your LoveAfter The Nine O'clock Newsが収録されていますが、サウンドチェックバージョンという代物(要はリハーサルバージョン?)なので有り難みはあまり感じられないかな。またDVDにはドキュメンタリーが収録されているほか、GlamのMCも長めに収録しているようだし、Disc-1⑯Hard To Be A Rock'N' Rollerで繰り広げられる「これまで調子良く速弾きをビシバシ決めていたのに、突如レゲエ風のギターを弾き始めたTeenyにGlamが活を入れるため『ロックンロールスプレー』なるものを吹きかける」という寸劇(笑)も映像で見た方が面白いと思うのでDVDの方がお買い得という気がしますね。

【音源紹介】
・Hard To Be A Rock'N'Roller(Live)


・Bygone Zone(Acoustic Live Version)


ちなみに本作のエンディングで歌われている代表曲In My DreamsのサビではGlamが日本語に挑戦しています。その中で「You're the only one living in my fantasies, in my dreams~♪」という箇所を和訳した「おまえだけが俺の夢の中に生きている」が「おまえだけが骨の山の中に生きている~♪」とマサ伊藤さん曰く「ブルータル」な歌詞に聞こえてしまうのはご愛嬌(笑)。

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この記事に対するコメント

かさとりっ子さん

こんばんは。ご想像のとおり非常に安定感のあるライヴ盤ですよ。
もう10月ですねー。30歳を過ぎてから一段と時間の流れを早く感じます。今年の始め頃にリリース情報を得ていたメロハー系バンドの作品は一通り発売されたかなーという気がしています。僕はFAIR WARNINGのライブDVDが楽しみですね。あとメロハーとは少し違うかもしれませんがフィンランドのLORDIにも期待しています。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/10/02(土) 19:19:50
  • [編集]

よしよさん

こんばんは。ライブアルバムもお持ちなんですね。
メンバーがベテラン勢なんできっとライブのクオリティも高いでしょうね。
気がつけば今年も10月ですね。メロハーのCDもあと何枚発売されるのか楽しみですね♪

  • 投稿者: かさとりっ子
  • 2010/10/01(金) 23:47:37
  • [編集]

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