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FAIR WARNING「4」(2000)

  • 2009/06/23(火) 00:00:00

4
【No.153】
★★★★(2000)
年間ベスト2000年第7位

超名盤「GO!」から3年の時を経てリリースされたFAIR WARNINGの4thアルバム。前作があまりに素晴らしい作品だっただけに今回はどうなるか心配してましたが、本作も手堅くハイレベルな楽曲がズラリと並べられています。サウンドの特徴としては、これまで以上にコーラスワークを多用するようになり楽曲に更に厚みが出たというところはあるものの、新鮮味は少ないですね。それでもFAIR WARNINGらしい元気づけられるポジティブなメロディが楽曲の中で躍動してるので、愛聴している作品です。

バンドの代名詞となっているHelge Engelke(G)が紡ぎ出すスカイギター特有の音色で幕を開ける①Heart On The RunからしてFAIR WARNING節満載です。それ以降も高品質なサウンドは健在で④Forever、⑦I Fight、⑩Find My Wayといったスピード感溢れる楽曲、開放感あるゆったりしたメロディが楽しめる⑥Dream、ボーナストラックながら本作のハイライトチューンとなっている⑬Still I Believe、そしてアイリッシュな雰囲気でアルバムを締めくくる新機軸⑭For The Youngと、お気に入り曲が非常に多いアルバムです。なお、ギターに関してはほとんどHelgeがプレイしていて、Andy Malecek(G)が参加してるのは⑤Tell Me I’m Wrongと⑦のみ。両方の曲でAndyらしい情感のこもったプレイを聴かせてくれていて、特に⑤で発散する泣きは強烈でHelgeにはないAndyならではの魅力だと思います。

気になるのは、優れたメロディアスハードアルバムでありながら「マンネリ」という言葉が脳裏をよぎる作風なのと、過去の楽曲の使い回しと思えるようなメロディがある点でしょうか。本作ではHelge作の曲(①④⑩⑬⑭)がどれも素晴らしいのに比べて、Ule W. Ritgen(B)の楽曲にこれまでのような求心力が感じられないような気もします。ただしそれは、あくまで過去の作品群と比べての話であって、客観的に見ればいいメロディが満載の名盤であることには違いありません。本作発表後、Andyに続きTommy Heart(Vo)も脱退し、バンドは解散状態となってしまいます…。

【音源紹介】
・Forever

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