FC2ブログ

GOTTHARD「G.」(1996)

  • 2009/08/23(日) 00:00:00

G.jpg
【No.172】
★★★★(1996)

3rdアルバムにして、僕が初めてGOTTHARDの音に触れた作品です。1996年当時、僕はハードロックの中でもFAIR WARNING、ROBBY VALENTINE、TERRA NOVAなど、洗練された雰囲気のバンドを好んで聴いていたので、骨太でドライなサウンドを持ち味とするGOTTHARDの第一印象としては「バラード系は好きだけどブルージーで土の香りのするハードロック曲は苦手だなぁ」という感じでした。ところが、初めて本作を聴いてから10年以上経つ今、改めて聴いてみると96年当時の僕にはわからなかったカッコよさがある1枚だと気づいてきました。

僕が聴き初めの頃から好きだった本作のバラードについては、スケールの大きな大陸系⑤Let It Be、若干アコースティック寄りの⑥Father Is That Enough?、ボーカルとギターのみでしっとり聴かせる⑬One Life, One Soulと、タイプの異なる楽曲でありつつ、そのどれもが名曲レベルという充実振りです。特に⑤はGOTTHARDのバラード群の中でも大好きな1曲だし、⑬はMR.BIGTo Be With YouEXTREMEMore Than Wordsに匹敵する名アコースティックバラードだと思います。ハードロック曲についても初めの頃は曲名そのままにノリノリな⑨Ride On、一迅の風のように駆け抜け爽快感を残す⑫Hole In Oneといったアップテンポナンバーが気に入ってましたが、最近では④Movin' On、⑧Fist In Your Face、⑩In The Nameのような渋い魅力を持った楽曲も好きになってきました。また恒例のカバー曲シリーズは今回も健在で本作にも③Mighty Quinn(BOB DYRAN)、⑦Sweet Little Rock N' Roller(KROKUS)、⑭Immigrant Song(LED ZEPPELIN)の3曲を収録しています。僕は⑭しか原曲を知らないからかもしれませんが、どの曲も違和感なくアルバムに溶け込んでいるように思いました。

そして本作だけでなく、このバンドを語る上で欠かせないのが⑭のような楽曲も見事にカバーしてしまうSteve Lee(Vo)の灼熱ボーカルです。ロックソングでは熱く歌い上げ、バラードではソウルフルに聴かせる彼の歌声は絶品で惚れ惚れしてしまいますね。次回作「OPEN」以降、メロディアスな方向性へ傾倒していくGOTTHARDですが、本作ではLeo Leoni(G)のザクザクした骨太ギターがハードロックバンドであることを力強く主張しています。ギターサウンドが素晴らしいのも高ポイント。適度な重さを持ったハードロックサウンドとメロディが絶妙のバランスで融合した1枚であり、初期GOTTHARDを代表する作品ですね。

【音源紹介】
・Let It Be

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

ピッペンさん

このアルバムはこれぞハードロック!な1枚だと思ってます。
GOTTHARDのアルバムは全部聴きましたが、やはりこの「G.」こそが彼らの最高傑作ではないかと思う今日この頃です。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/08/24(月) 23:29:38
  • [編集]

素晴らしいアルバム

初期GOTTHARDの魅力を凝縮した名盤ですよね。
HRチューンからバラードまで魅力的な楽曲が満載で最高です。
こういうハード・ロックがもっともてはやされるべきだと思うのですがねぇ…。

  • 投稿者: ピッペン
  • 2009/08/23(日) 12:36:08
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する