ARCH ENEMY「TYRANTS OF RISING SUN -LIVE IN JAPAN」(2008)

  • 2009/10/20(火) 00:00:00

ARCH ENEMY TYRANTS OF THE RISING SUN LIVE IN JAPAN
【No.190】
★★★★(2008)

これまでにCDで「BURNING JAPAN LIVE 1999」(2000)、DVDで「LIVE APOCALYPSE」(2004)というライブ作品をリリースしてきたARCH ENEMYの通算3枚目のライブ音源となる本作はバンドの好調振りを証明するかのようにDVD、2枚組CDという2種類のフォーマットでリリースされています。上に挙げた過去のライブ音源2作品を振り返ってみると、前者は選曲に不満が残るものだったし、後者はARCH ENEMY作品群の中ではさほどお気に入り度の高くない5th「ANTHEMS OF REBELLION」に伴うツアー時のもので、発売時にはChristopher Amott(G)が既に脱退(後に復帰)していたという事情も重なって不完全燃焼なイメージがありました。ところが本作は名曲の数々とAmott兄弟、Daniel Erlandsson(Ds)のソロを含めたセットリスト、楽曲、演奏など全ての面で過去2枚のライブ作品を上回る出来栄えとなっています。

ライブは現時点での最新作「RISE OF THE TYRANT」と同じくDisc-1①Intro/Blood On Your Handsでけたたましく鳴り響くサイレンの音と重く鋭いギターリフから始まります。この曲ではAngela Gossow(Vo)による「Re! member~!!」のシャウトをオーディエンスと一緒に叫んでしまいますね。それ以降もギターメロディに合わせて「オーオ オーオーオー」と大合唱が起こる②Ravenous、6th「DOOMSDAY MACHINE」のオープニングトラックだった③Taking Back My Soul、シングルカットもされた5thの代表曲④Dead Eyes See No Futureと、Angela加入後の4作品それぞれの代表曲で畳み掛けてくる序盤は掛け値なしの素晴らしさ。めでたくバンド復帰を果たしたChristopherのギターソロ⑦Christopher Soloの後に収録されている⑧Silverwingではギターメロディに新たなアレンジが加えられていて更に爽やかなイメージに仕上がっています。また①Buring Angelから始まるDisc-2も最高で本編ラストを飾る④Vultures、そして⑤Enemy Within以降のアンコールは名曲のオンパレード。4th「WAGES OF SIN」のエンディングをそのまま再現した叙情インスト⑥Snowbound~⑦Shadow And Dustの流れ、会場に一体感を生み出すメタルアンセム⑧Nemesis、そして最後は全世界でも最初にARCH ENEMYに注目、評価して彼らがデビューした1996年からサポートし続けている日本のファンへAngelaが感謝の意を述べた後に⑨We Will Rise~⑩Fields Of Desolation/Outroを演奏するという文句のつけようのないエンディングで幕を降ろします。

2nd「STIGMATA」からの楽曲は収録されていませんが、ベスト盤としても通用しそうなセットリストで構成された本作はARCH ENEMYの魅力を凝縮したライブアルバムなので入門盤にも最適だと思います。これだけの選曲でありながら、Bury Me An Angel、Beast Of Man、Bridge Of Destiny、The Immortal、The Last Enemy、The Revolution Beginsなどなど他にも名曲を抱えるARCH ENEMYは凄いバンドですね。やはり名曲の多いバンドは強い!こんな素晴らしいバンドが1stアルバム発表時にCATHEDRALの前座として来日したときは、一過性のプロジェクトで終わる可能性があったということに驚くと同時に、その来日公演での観客の熱い反応を見てMichael Amott(G)がARCH ENEMYを継続させる決心をしたというのエピソードは日本のARCH ENEMYファンとしては嬉しい限りです。

【音源紹介】
・Ravenous(Live)


We Will Rise~Fields Of Desolation/Outro(Live)

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ピッペンさん

Angela嬢のDiva Satanicaっぷり、凄まじいですねー。演奏陣4人が黒の衣装でAngelaのみが白というのもグッド!
最近はあまりDVD鑑賞する時間がないのですが、もし時間が出来たら真っ先に買いたいDVDです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/10/26(月) 08:28:42
  • [編集]

このライヴ盤の何がいいって、アンジェラ様のDiva Satanicaぶりですね。
選曲も大筋ベストと思いますし(個人差はあるでしょうが)、カッコいいライヴ・アルバムだと思います。僕はDVDも買ってしまいました。

  • 投稿者: ピッペン
  • 2009/10/24(土) 23:01:34
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メタラックスさん

はじめまして。ブログ訪問&コメントありがとうございます!
ARCH ENEMYはライブの評価も高いみたいですね。僕はライブアルバム、DVDでしか彼らを観ていませんが演奏もいいし、ステージ映えもするしで本当にカッコいいバンドだと思います。
BURRN!誌などのインタビューを読んでいて伝わってくるMichael Amottの温かそうな人柄と音楽大好きな気持ちも彼らを応援したくなる理由ですね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/10/23(金) 08:17:19
  • [編集]

雅さん

コメントありがとうございます!
アモット兄弟のギターパートは曲から切り離しても聴き応えがありますよね。僕はアーク・エネミーの2nd「STIGMATA」でメロデスに入門したのですが、最初の頃はギターパートだけをリピートして聴いていたほどです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/10/23(金) 08:10:54
  • [編集]

どうもよしよさん初めまして。最近ブログを始めたメタラックスという者です。知識はあまりありませんがメタルが好きです。Arch Enemyのギターはライブでの再現度が高くホントに凄い、尊敬します。

  • 投稿者: メタラックス
  • 2009/10/22(木) 00:04:03
  • [編集]

アモットのギタメロは安心して聴けるのが凄く好きです^^

  • 投稿者: 雅
  • 2009/10/21(水) 00:37:48
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