DREAM THEATER「WHEN DREAM AND DAY REUNITE」(2004)

  • 2009/07/20(月) 08:00:00

WHEN DREAM AND DAY REUNITE
【No.163】
★★★(2007)

1989年に華々しくデビューしたDREAM THEATERの15周年を記念してデビューアルバム「WHEN DREAM AND DAY UNITE」の全8曲をJames LaBrie(Vo)Jordan Rudess(Key)が在籍する現体制で再現したライブ(2004年3月ロサンゼルス公演)を収めた作品です。このバンドのデビュー作といえば、LaBrieが歌っていない唯一のスタジオ盤であり、前任ボーカリストCharlie Dominiciの線の細いハイトーンではなくLaBrieのボーカルで聴きたいと言われることが多い作品でもありました。そんなファンの要望に応えて、デビュー作のLaBrieバージョンとも言えるライブを敢行しただけでなく、ライブ音源としてファンに届けてくれたバンドのブレインMike Portnoy(Ds)のサービス精神にまずは拍手を送りたいです。デビュー作とリンクしたジャケットもナイスセンス。

前述したように本作の目玉はLaBrieが歌う「WHEN DREAM AND DAY UNITE」の楽曲ということになるのですが、これについてはなかなか興味深い結果となっています。①A Fortune In Liesの「I can do remember when~♪」という歌い出しを聴いて、やはりLaBrieは上手いなぁと思いつつも、聴き進めていくと②Status Seeker⑥AfterlifeなどはDominiciの方が好きだったりするんですよね。シンガーとしての総合力ではLaBrieの方が上ですが、Dominiciには彼の良さがあるんだと再認識しました。そして本作のもうひとつの目玉がデビュー作からの全8曲の後に収録されている⑨To Live Forever⑩Metropolisです。この2曲にはなんとDominiciが参加しているばかりか、⑩では4th発表時のメンバーDerek Sherinian(Key)までもが共演しているのです。デビュー当時のメンバーだったKevin Moore(Key)が参加していれば更に凄かったのでしょうが、Kevin不在でもバンド15周年を祝福する粋なサプライズだと思います。

そんな元メンバー2人を迎えてツインボーカル、ツインキーボード体制で演奏される名曲⑩は圧巻の一言。まるでバーのマスターかというほどの地味なオジサマでオーラ皆無なDominiciの風貌はさておき、その歌声はしばらく表舞台から遠ざかっていたとは思えないほど、しっかりとしていて驚きました。そして曲後半のインストパートではスタジオ盤にはないソロバトルを挟むだけでなく、僕がこの曲で最も好きな怒涛の展開前に挿入されたブレイクがめちゃくちゃカッコいいです。デビュー作の再現ライブが聴きたくて本作を買った僕ですが、今ではスペシャルメンバーが演奏するMetropolisが一番気に入っています。ちなみに本作はバンドが運営するYtseJam Recordsから発売されているオフィシャル・ブートレッグシリーズのひとつで、本作のDVD盤(特典映像付きらしいです)もあります。またYtseJam Recordsではオリジナルアルバムのデモ集やIRON MAIDEN「NUMBER OF THE BEAST」、METALLICA「MASTER OF PUPPETS」といったヘヴィメタルの名盤を1枚丸ごと再現したライブ作品も取り扱っていますので、興味のある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

【音源紹介】
Metropolis(Live)with Charlie Dominici(Vo)and Derek Sherinian(Key)

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