BLIND GUARDIAN「LIVE」(2003)

  • 2012/03/19(月) 00:00:00

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【No.321】
★★★(2009)

ドイツが誇るファンタジック・メタル界の大御所BLIND GUARDIANが敢行した18ヶ月間に及ぶ欧州ツアーの音源を厳選して作り上げた2枚組ライブ盤。バンド初のライブアルバム「TOKYO TALES」(1993)が地元の先輩SCORPIONSのライブ作品に敬意を払いつつ、自分達らしさも込めたタイトルだったのに対して今回はシンプルに「LIVE」と題されています。曲が終わる度にHansi Kursch(Vo)のMCやオーディエンスの歓声が入っているためライブとしての流れは希薄で各地のテイクを寄せ集めた感が強いですが、本作はデビューアルバムから当時の最新作「A NIGHT AT THE OPERA」(2002)までのフルアルバム7枚全てからの楽曲を網羅しているので本作はBLIND GUARDIAN入門に最適な作品と言えるかもしれませんね。

僕が本作を入門盤に推す理由は、このバンドの場合ライブになると観客の大合唱がスタジオ盤でのクワイアパートを見事に補い、時にはスタジオバージョンを凌駕していることも少なくないからです。その最たる例であるDisc-2④Bard's Songはライブバージョンを聴いてこその1曲だと思います。勿論スタジオ盤のような緻密さをライブで再現しきれていなかったり、Hansiがフェイクしいたりする部分もありますが、メタルバンドBLIND GUARDIANとしての熱さや高揚感を強調したライブテイクの方が僕は好きですね。「TOKYO TALES」を発表したころは勢いのある疾走曲メインだったのに対して、本作はスピードチューンを軸にバラード、大合唱を誘うキャッチーミドルなどで緩急をつけていてバンドの成熟振りを感じさせてくれます。セットリストに関しては他に聴きたかった曲もありますがDisc-1⑤The Script For My Requiem、Disc-2⑤Imaginations From The Other Side、⑪Mirror Mirrorなど僕の大好きな曲は押さえられているし、その他もまずまず手堅い選曲だと思います。

オーディエンスによる合唱のフィーチュア度は「TOKYO TALES」ほどではないものの、曲間では「オーレー オレオレオレー トーメーン!トーメーン!」とThomenことThomas Stauch(Ds)へ声援を送ったり、「チャチャッチャ チャッチャ!ミーラ ミーラ!」と手拍子とともに名曲Mirror Mirrorをリクエストしたりしている会場の盛り上がりが伝わってくるのも良いですね。なおバンドは本作から僅か1年後にBLIND GUARDIANのライブ作品の決定盤ともいえる「IMAGINATIONS THROUGH THE LOOKING GLASS」(2004)というDVD作品をリリースしています。こちらはその名も「BLIND GUARDIAN FESTIVAL」という彼等メインのフェスの模様を収めた内容でThe Last Candle、Somewhere Far Beyond、I'm Alive、Another Holy War、And Then There Was Silence等ライブCDには収録されていなかった僕のお気に入り曲が聴けるので思わず買ってしまいました。

【音源紹介】
・Valhalla(Live)


・The Bard's Song(Live)

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