BLIND GUARDIAN「FOLLOW THE BLIND」(1989)

  • 2012/01/17(火) 00:00:00

FOLLOW THE BLIND
【No.314】
★★(1995)

力強さと重量感を増した「WALLS OF JERICHO」時代のHELLOWEENとでも言うべきサウンドでデビューを果たしたBLIND GUARDIANの2ndアルバム。音楽性としては1st「BATTALIONS OF FEAR」(1988)と同路線の疾走/突進系メロディック・パワーメタルで、本作にはHELLOWEEN脱退直後のKai Hansen(G)がゲスト参加していたこともリリース当時は話題になったようです。彼の参加は単なるゲスト参加以上の意味を持ち「数あるHELLOWEENフォロワーの中でもKaiが認めたのはBLIND GUARDIANだ」という箔がついたのではないでしょうか。ちなみにKaiは本作以降、4th「SOMEWHERE FAR BEYOND」(1992)までの3作品に参加していて、ギターのみならずアルバムによってはリードボーカル、作曲面でも関わっています。

次回作「TALES FROM THE TWILIGHT WORLD」(1990)で大きな飛躍を遂げるBLIND GUARDIANですが、この時点ではまだ発展途上という印象が強く本作以降の作品群と聴き比べても「この頃のバンドは良くも悪くも若いなぁ」というのが正直なところですね。ブックレット内でメタルTシャツを着て微笑む朴訥としたメンバーの姿を見てもそれを感じます(笑)。しかし、それだけで終わらないのがBLIND GUARDIANの非凡なところ。まるでお経のような男声コーラスのイントロ①Inquisitionから怒涛の疾走曲②Banish From Sanctuaryへと繋がるアルバム冒頭の展開はメロディック・メタルファンの僕にはガッツポーズものだし、アルバム本編ラスト曲でKaiがボーカルとギターで参加した⑧ValhallaはBILND GUARDIANのライブには欠かせない人気曲となっています。前作のオープニングトラックMajesty同様、彼らは初期作品の中にもこういったキラーチューンをしっかり収録しているんですよね。

ただアルバム全体として見ると突進力がアップしている反面②、⑧以外の楽曲におけるメロディのフックはそれほど強力ではなく、粗削りな印象が強いです。バンド最大の武器であるクワイアパートも、この頃はメンバーが歌うバックコーラスレベルで厚みに欠けるためBLIND GUARDIANの独自性は完成に至ってはいませんが、熱き疾走メタル(ギターメインのインストあり)がぎっしり詰まった本作は本作で魅力的です。ちなみに本作にはボーナストラックとしてNWOBHM系バンドDEMON⑨Don't Break The CircleTHE BEACH BOYS⑩Barbara Annのカバー2曲が収録されています。前者はメタルバンドのカバーなのではまっていると思いますが、とにかくゴキゲンでノリノリなロックナンバーである後者はかなり異色。と言いつつ僕は結構好きなんですけどね。

【音源紹介】
・Banish From Sanctuary(Live)

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アルちんさん

1stから1年でしっかり成長してますよね。前作ではMajesty1曲のみだった名曲がBanish From SanctuaryとValhallaの2曲になってますし。特に後者はライブでも非常に人気が高いみたいですね。3rdや4thに比べるとアレですが初期2作品があってこそ今後の大躍進があったんだと思います。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/04/18(水) 22:20:20
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引き続き2ndを~

 1stから1年後で、グッと完成度が高まった2ndです。

とにかくよしよさんが言うように、パワーメタルといえばこの曲!とまで思っている名曲②Banish From Sanctuaryとliveで演奏すると観客が勝手にサビを歌ってなかなか終わらせてくれないらしいw⑧Valhallaの2曲が頭2つは飛び越えている楽曲で、この2曲に出会えただけでも、この2ndの評価が上がってしまいます。

 前出の2曲と他の曲の差が辛い所ですが、男臭いコーラスに熱いギターソロと順調にレベルが上がってきておりますなw

 次作の3rdでブラガのパワーメタル路線は完成するのだ!

  • 投稿者: アルちん
  • 2012/04/16(月) 11:51:26
  • [編集]

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