STRATOVARIUS「DREAMSPACE」(1994)

  • 2009/05/03(日) 11:29:43

DREAMSCAPE.jpg
【No.132】
★★(1995)

2ndアルバム「TWILIGHT TIME」で大きく成長したSTRATOVARIUSの3作目。この頃になるとラインナップも定着してきて、Timo Tolkki(G、Vo)Tuomo Lassila(Ds)という中心人物に加えて、過去作品にもセッションプレイヤーとして参加していたAntti Ikonen(Key)、本作レコーディング途中に加入して以来バンドの黄金期を支えたJari Kainulainen(B)という4人編成となっています。ちなみに本作はTimoがボーカルを兼任した最後のアルバムでもあります。

前作でその片鱗を見せていた北欧ならではの哀愁とジャーマンメタルの疾走感を融合させたSTRATOVARIUS節=Timo Tolkki節には更に磨きがかかっていて、作品を重ねるごとに成長しているバンドの姿が窺えます。タイトルを連呼するサビが印象的な典型的メロディックメタル①Chasing Shadows、良質のミドルテンポ③Eyes Of The World、このバンドにしては珍しくハードロック調でポップな響きもある④Hold On To Your Dream、頭の中で自然とMichael Kiske(Vo/ex-HELLOWEEN)の声が聴こえてくるほどHELLOWEENしている⑥We Are The Future、ボーカルメロディ以上に物悲しい3:00過ぎの間奏パートに涙せずにはいられないバラード⑦Tears Of Iceなど作品前半の充実振りはなかなかのものです。確かにこれまで同様、先輩バンドからの借用フレーズもありますが、それを踏まえても7曲目までは聴き応えがありますね。

本作のネックはタイトル曲⑧Dreamspace以降に並ぶダークで陰鬱な楽曲でしょうか。⑩Thin Iceなんて歌詞、曲調ともにドン底の暗さです。後半唯一の疾走曲⑬Shattered、曲名通り明日への希望を与えてくれるポジティブな雰囲気の⑭Wings Of Tomorrowで盛り返しますが、日本盤ボーナス⑮Full Moonがこれまた暗い。STRATOVARIUSには①、④、⑥、⑬のようなメロディックメタル曲を期待する僕にとって、この後半の流れは結構キツイです。曲数を10曲前後に絞ってくれるだけで、かなり印象が変わってくると思うんですけどねぇ…。

【音源紹介】
・We Are The Future

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