STRATOVARIUS「FRIGHT NIGHT」(1989)

  • 2009/04/27(月) 08:21:46

FRIGHT NIGHT
【No.130】
★(1995)

後に母国フィンランドのみならずヨーロッパメタルシーンにおけるビッグバンドとして名を馳せるSTRATOVARIUSのデビュー作。元々はBLACK WATERという名前で活動していたようですが、1983年に当時のリーダーTuomo Lassila(Ds)がギターのストラトキャスターとヴァイオリンのストラディヴァリウスを合わせた造語ストラトヴァリウス(STRATOVARIUS)にバンド名を変更しています。本作は1989年にフィンランドでリリースされましたが、セールス的にはサッパリだったようで日本盤については、バンドが注目を集めるようになってきた3rd「DREAMSPACE」発表時に「幻のデビュー盤」として同時発売されています。

正直なところ、本作を聴く限りこのバンドが世界的に有名なヘヴィメタルバンドになるとは想像し難い内容で、大御所バンドにもこんな時代があったのかという感想です。バンド初期はボーカルも兼任していたメインソングライターTimo Tolkki(G、Vo)自身も「本作をレコーディングするにあたって十分な時間と予算が取れなかった。稚拙なためあまり聴き返したくない」と語っているように楽曲、ボーカル、音質おまけにジャケットに至るまでB級を飛び越えてC級メタルと評されることも多い作品だったりします。この当時はメロディックメタルというよりは、RAINBOW、YNGWIE MALMSTEEN、HELLOWEENといったバンドの影響を色濃く感じさせる荒削りな楽曲に速弾きギターを盛り込んだ北欧ハードロックといった方がしっくり来るような気がしますね。

ちなみに5th「EPISODE」からのシングル「FATHER TIME」にFuture Shock 96としてTimo Kotipelto(Vo)バージョンが再録されている①Future Shockが、HELLOWEENのI’m AliveとRAINBOWのGate Of Babylonに酷似しているというのはファンの間では有名な話のようです。好きな曲を挙げるとすればアコースティックギターによる1分弱のアウトロ⑨Goodbyeかな(苦笑)。あのSTRATOVARIUSにもこんな時代があったんだから、現在輸入盤市場でB級/C級メタル扱いされているバンドの中にも、状況次第では大化けするダイヤの原石が眠っているかもしれない。そう思わせてくれる1枚です。

【音源紹介】
・Future Shock

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