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H.E.A.T「H.E.A.T」(2009)

  • 2009/04/16(木) 08:26:28

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【No.126】
★★★(2009)

2008年に本国スウェーデンでデビューし、現在のジャーマンメタルだけでなくメロディックメタル界随一のソングライターTobias Sammet(Vo/EDGUY、AVANTASIA)の耳に止まり、EDGUYのツアーにも帯同するチャンスを得たメロディック・ロックバンドH.E.A.T。日本デビューに際してはBURRN!誌上のレビューで藤木さんから91点の高得点を獲得するという申し分のないスタートを切った彼らの1stアルバムです。ツインギターとキーボードを含む6人編成でメンバーの平均年齢が22~23歳でありながら、懐かしい香りすら漂う80年代メロディックロックど真ん中なサウンドでビックリ。キラキラしたキーボードが醸し出す北欧風味に爽やかなコーラスが乗り、時折ご機嫌なアメリカンロック的味わいも顔を出すという作風です。

前評判が非常に高かったために聴き始めこそ「あれ、こんなもの?」と思いましたが、透明感がありつつもワイルドなKenny Leckremo(Vo)の歌いっぷりとツボを押さえたギタープレイに心惹かれて聴いてるうちに、楽曲もだんだん好きになってきました。短いSEに続く事実上のオープニングトラック②There For Youのギターイントロで一気にこの作品に引き込まれますね。個人的ハイライトは清らかなピアノと伸びやかなボーカルで始まる80年代メロディックロックの王道ナンバー⑥Follow Me、他の曲以上にKennyのJoey Tempest(Vo/EUROPE)的な歌唱が光るハードロックチューン⑦Straight For Your Heart、泣きのギターから始まるバラード⑧Cryと畳み掛けてくる中盤ですね。この3曲が輝いているため、それ以降の曲がやや霞んでしまっている気がしなくもありませんがFAIR WARNINGっぽい日本盤ボーナス⑭Stayも含め、佳曲揃いの1枚となっています。

北欧のメロディック・ロックバンドということで、もっと湿り気のある哀愁のメロディが詰まっているのかと思いきや、ドライでアメリカンな曲調もあるので、そこは好みが分かれるところかもしれません。この手のバンドといえばベテランミュージシャンの専売特許というイメージが強い中、こういう若手が出てきてくれたのは嬉しいですね。あとは、ベテラン勢の熟練されたソングライティングに負けないだけの楽曲とH.E.A.Tならではの個性が出てくれば一気にブレイクしそうな予感がします。

【音源紹介】
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