ARMAGEDDON「CROSSING THE RUBICON」(1997)

  • 2010/07/05(月) 00:00:00

CROSSING THE RUBICON
【No.244】
★★(2002)

僕をメロディック・デスメタルに目覚めさせてくれたバンドARCH ENEMYを率いるMichael Amott(G/ex-CARCASS)の実弟Christopher Amott(G/ARCH ENEMY)のソロプロジェクトARMAGEDDONの1stアルバム。本作は僕が初めてARCH ENEMYの音に触れた2nd「STIGMATA」(1998)よりも1年早くリリースされていて、すっかりARCH ENEMYのファンになった2002年に後追いでこのアルバムを聴きました。

Christopher以外のメンバーにスウェーデンのデスメタルバンドIN THY DREAMSのシンガーJonas Nyrenを迎え、リズム隊にはMartin Bengtsson(B)、後にDARKANEを結成するPeter Wildoer(Ds)という当時のARCH ENEMYのメンバーが参加しています。作品の方向性としてはARCH ENEMYと同じくメロデスに分類できそうなスタイルでありながら、Christopherが極上のトーンで紡ぎ出すギターメロディが時には本家を凌ぐほどの素晴らしさを誇っているのが特徴ですね。中でも圧巻のエンディングに言葉を失ってしまう③The Juggernaut Divine、凄まじいギターソロがテンコ盛りの④Astral Adventure(The Escape)、リコーダーとヴァイオリンが奏でる物悲しい旋律に絡む泣きのギターが堪らないインスト⑤Funeral In Spaceの3曲がズバ抜けていて、これらの楽曲におけるChristopherのギターはARCH ENEMYでのプレイも含めて彼のベストパフォーマンスではないかと思えてくるほどです。この当時、彼はまだ若干19歳だというのだから凄い才能の持ち主ですね。

惜しむらくはアルバム後半の曲がどうにもインパクトが弱く思えてしまう点でしょうか。Christopherのギターは作品全体で冴え渡っているし、ジャズ/フュージョンの素養もあるPeterのテクニカルヒットが気持ちいいドラム主体のインスト⑦Galaxies Awayなど面白い部分はあるものの、アルバム前半の衝撃が強烈過ぎて後半は聞き流し気味になってしまうこともしばしば。とにかく③~⑤が余りに強力なので、ARCH ENEMYのギターに魅せられたという方は本作も聴いてみて欲しいですね。僕はこの3曲が聴けただけでも、CD代の元が取れたと思っています。それにしてもARCH ENEMY人気が高い日本においても、本作を含むARMAGEDDON名義の3作品全てが廃盤という事実が残念でなりません。

【音源紹介】
・The Juggernaut Divine

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