THE DUST'N'BONEZ「COCKSUCKER BLUES」(2008)

  • 2009/01/26(月) 13:25:29

COCKSUCKER BLUES
【No.093】
★★★★(2008)
年間ベスト2008年第2位

「メロディアスなハードロックンロール」というZIGGYの音楽性の中で最も僕が好きな路線を引き継いでくれたTHE DUST'N'BONEZの3作目。戸城 憲夫(B/ex-ZIGGY)が曲を書き、森重 樹一(Vo/ZIGGY)が歌うという基本スタイルは変わっていません。激しい曲はもっと過激に、キャッチーなものはより親しみやすくなり楽曲の降り幅が大きかった前作「ROCK'N'ROLL CIRCUS」(2006)に対して今回はラフで攻撃的な印象が強いですね。とはいっても、このバンドならではの攻撃性とキャッチーなメロディを兼ね備えた濃密なロックサウンドにはいささかのブレもなく、過去2作のサウンドを継承しています。

このバンドの看板ともいえるR&Rサウンドが炸裂する①Silent Scream、アルバムの中でもストレートかつシンプルな曲調でサビの「イーディーオッ!」というコーラスが耳に残る②Idiot、スカの要素もあるメロディからHR/HM色の強いサビへと繋がる③「孤独にその肩を借りて」という冒頭3曲で掴みはバッチリ。その後もタメのあるBメロからサビへの流れが堪らなくカッコいい⑤Bleed、ハードロック曲が並ぶ中でZIGGYのポップサイドにも通じる⑧「自分勝手な夜に爪跡残せ」の配置も絶妙だし、哀愁のメロディが光る⑨Treasures、タテノリロック⑩「踊っても誰かの笛」から、メンバー自身も「本作の決めの1曲」だと自負するタイトルトラック⑫Cocksucker Bluesに至るまでクセになるメロディが満載です。

それにしても本作から溢れ出るエネルギーのなんと凄まじいことか。メンバー全員が40代の所謂アラフォー世代とは思えないパワフルな音像は、彼らより若い世代も逃げ出してしまいそうなほどの迫力だし、その一方でベテランならではの練りに練られたアレンジも実に巧妙です。韻を踏んだ独特の言葉使いで唯一無二の世界観を築き上げる森重の歌詞が、歌心のある旋律に乗る素晴らしいハードロックバンドなので、もっと注目されて欲しいなぁ。僕はこれからもTHE DUST’N’BONEZを応援していきますよ!最後に音楽ライター増田 勇一氏が本作のレビューで使っていた文章を紹介したいと思います。

「このバンドが世の中を変えるようなことはおそらくない。が、あなたのロック観を変えてしまう可能性は、とても高いはずだ。」

【音源紹介】
・Cocksucker Blues

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rainmakerさん

ZIGGYは現在、無期限活動休止中です。ZIGGYの森重さん(Vo)と元ZIGGYの戸城さん(B)が結成したのが、このダスボンです。ギターとドラムはSADSのメンバーだそうです。またこのブログでZIGGY周辺バンドも取り上げたいと思ってます。

THE ANSWERとCRYSTAL VIPERはジャンルが全然違いますけど両方好きなバンドなんですよー。CRYSTAL VIPERはもうすぐ新作が出るそうなのでそちらも楽しみです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/30(金) 08:28:44
  • [編集]

ちょっと前にこのビデオを見ていい感じと思っていました。 ZIGGYの方々だったのですね。20年近く前の高校生の頃、鹿鳴館で彼らを見ました。別バンドが目的だったのですが、彼ら目当ての女子多数。 記憶力が悪くて、残念ながらその光景だけしか記憶にないのです・・・。 その時からのメンバーなのでしょうか。

The Answer、そしてご紹介によりチェックして、ものすご~く良さそうなCrystal Viperも登場してきたし、嬉しいものの悩ましいです!

  • 投稿者: rainmaker
  • 2009/01/29(木) 22:51:52
  • [編集]

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