【年間ベスト】1999年

  • 2009/01/10(土) 09:54:37

「舞い降りてきた音楽の記録」というブログタイトルに則って、僕が本格的に音楽を聴き始めた1995年以降の年間ベストランキング記事を更新していきます。選出基準等はこちら

ブログで紹介済みのアルバムは、その記事にリンクしています。

1999年
【アルバム】
1.DREAM THEATER「METROPOLIS PT.2 : SCENES FROM A MEMORY」
D THEATER M2 SFAM
ROYAL HUNTの「PARADOX」と同等かそれ以上の神盤。棺桶まで持っていきたいアルバムその2。
大好きな1曲:⑤Fatal Tragedy

2.ARCH ENEMY「BURNING BRIDGES」
BURNING BRIDGES
バンド初期の名盤にして極上のギターアルバム。
大好きな1曲:④Silverwing

3.CHILDREN OF BODOM「TOKYO WARHEARTS LIVE IN JAPAN 1999」
TOKYO WARHEARTS
同年発表の2nd「HATEBREEDER」もトップ10入り確実な1枚だけど、初期CHIDREN OF BODOMの美味しいトコロを押さえたライブ盤である本作を選出。
大好きな1曲:⑪Towards Dead End

4.GOTTHARD「OPEN」
OPEN
アコースティックライブ盤「D FROSTED」を経て、これまでの骨太路線からソフトなメロディック路線に切り替えたバンドの分岐点ともいえるアルバム。
大好きな1曲:④Let It Rain

5.NOCTURNAL RITES「THE SACRED TALISMAN」
THE SACRED TALISMAN
僕にクサメタルの極意を伝授してくれたクサメタルの教科書。
大好きな1曲:①Destiny Calls

6.EDGUY「THEATER OF SALVATION」
THEATER OF SALVATION
前作「VAIN GLORY OPERA」に比べて楽曲はやや類型的ですが、メロディックメタルファンにとってはマストアイテム。
大好きな1曲:②Babylon

7.TERRA NOVA「MAKE MY DAY」
MAKE MY DAY.jpg
従来のメロディック・ロックに加えてカントリーっぽかったり、ワルツ調だったりと幅を広げてきました。お約束のバラードもしっかり収録。
大好きな1曲:②Make My Day

8.KIM KYUNG HO「FOR 2000 AD」
KIM KYUNG HO 4
HR/HM、バラード路線に加えてポップなキャッチーソングにまで幅を広げ、更に磨きのかかったKim Kyung Hoの歌唱力にスポットを当てた1枚。
大好きな1曲:⑧Love That We Can Never Make

9.ROYAL HUNT「FEAR」
FEAR.jpg
ニューシンガーJohn West(Vo/ex-ARTENSION)を迎えての1作目。これまでと比較すると地味ながらも、聴くほどに味わい深くなる1枚。
大好きな1曲:④Lies

10.MAJESTIC「ABSTRACT SYMPHONY」
ABSTRACT SYMPHONY
鍵盤魔人Richard Anderssonが鮮烈デビュー。「パクリ疑惑」が指摘される彼ではありますが、それを補って余りある劇的メロディとエキサイティングな演奏が詰まってます。
大好きな1曲:②Golden Sea


【楽曲】
1.Now And Then(BLACKMORE'S NIGHT)from「UNDER A VIOLET MOON」
とにかくメロディが美しくCandice Night(Vo)の儚い歌声もはまってます。1999年の年間ベストチューンはこれです。


2.Acid Rain(LIQUID TENSION EXPERIMENT)from「2」
DREAM THEATERの演奏陣3/4とTony Levin(B/KING CRINSON)が一体となって繰り出すテクニカルインスト。

3.Stargazers(NIGHTWISH)from「OCEANBORN」
オペラティックな女性ボーカルがアグレッシブなメタルを歌うスタイルに衝撃を受けました。

4.Embody The Invisible(IN FLAMES)from「COLONY」
ギターのイントロでノックアウト。Jesper Stromblad(G)の最高傑作の1つ。

5.This World(VINNY BURNS)from「THE JOURNEY」
Vinny Burns(G/TEN)のソロ作にゲスト参加したGary Hughes(Vo/TEN)のディープボイスが乗る、いかにもTENらしいバラード。

6.Wield My Sword(YNGWIE J. MALMSTEEN’S RISING FORCE)from「ALCHEMY」
Mark Boals(Vo)のハイトーンを活かしたアルバムのハイライトでもある疾走ナンバー。

7.Lonely Last Journey(CONCERTO MOON)from「RAIN FOREST」
一気に骨太なサウンドになったアルバムの中で哀愁路線を追求したミディアムバラード。

8.Power & Glory(AT VANCE)from「NO ESCAPE」
ネオクラ主体でありながら、ジャーマンメタル的な明るいメロディをフィーチュアした1曲。

9.Warrior Princess(SINERGY)from「BEWARE THE HEAVENS」
Jesper Strömblad(G/IN FLAMES)とAlexi Laiho(G/CHILDREN OF BODOM)という夢のギターチームに加え、現ARCH ENEMYのSharlee D'Angelo(B)と後にDIONYSUS等で活躍するRonny Milianowicz(Ds/ex-DIONYSUS)がリズム隊という当時のSINERGYのラインナップは凄いですね。このメンツで作り上げた正統派メタル曲を力強く歌うKimbery Goss(Vo)の熱唱も聴きどころ。

10.Blue(KICK)from「CONSIDER THIS…」
英国出身の新人バンドKICKによるしっとり系バラード。おおらかなメロディが印象的です。

【他に印象に残った曲】
Unstill Night(CONCERTO MOON)from「RAIN FOREST」
Fair Warning(DEPARTURE)from「OPEN YOUR MINDS」
Samurai(JOHANSSON)from「THE LAST VIKING」
Time(KELLY SIMONZ)from「SILENT SCREAM」
You And I(MIDNIGHT SUN)from「NEMSIS」
Shaman(MILLENIUM)from「ANGELFIRE」
The Journey(VINNY BURNS)from「THE JOURNEY」

【期待の新人】MAJESTIC
音楽性、プレイスタイルそして独裁体制を好む性格に至るまでキーボード版YNGWIEと呼ぶに相応しいRichard Anderson率いるこのバンド。ギターを押し退けて弾き倒すその姿が眩しいです…。

【アルバムジャケット】MIDNIGHT SUN「NEMESIS」
MIDNIGHTSUN NEMESIS
夕陽(?)をバックにそびえ立つ彫像の数々。いかにもヨーロピアンメタルらしいジャケットですね。

【1999年を振り返って】
当時の僕にとっての最重要バンドROYAL HUNTが、バンド躍進の原動力となったD.C Copper(Vo)を解雇するという衝撃の事件が発生した1999年。昨年にD.Cがソロ作「D.C COOPER」(1998)をレコーディングしていると聞いたAndre Andersen(Key/ROYAL HUNT)が、まるでそれに対抗するかのように急ピッチで作り上げた初のソロ作品「CHANGING SKIN」(1998)のROYAL HUNT100%な音楽性と辛辣な歌詞を目にした時に、雲行きが怪しいとは思っていましたが本当にショックでした。結局ROYAL HUNTは新作「FEAR」の制作途中に超絶シンガーJohn West(Vo/ex-ARTENSION)を迎え難局を乗り切りましたが、これまでの作品と比べると物足りなさは拭えません。そんなROYAL HUNTだけでなく、メロディックメタル全体を見渡しても「これ」という作品がない1年だったように思います。ベストアルバムランキングにもメロディックメタル系はトップ5に入っていないません。

99年は何といってもDREAM THEATER「METROPOLIS PT.2 : SCENES FROM A MEMORY」に尽きます。このアルバムは個人的に「音楽という領域を超越した孤高の作品」だと思っている1枚で、これまで聴いてきた音楽の中でも一番好きな作品です。そして98年から聴くようになったメロデスにおいては、ARCH ENEMY「BURNING BRIDGES」CHILDREN OF BODOM「HATEBREEDER」の2作品が素晴らしかったですね。「BURNING BRIDGES」はこの文章を書いている2009年現在でも、メロデスというジャンルにおける最高の1枚だと思っているし、ネオクラシカル系バンドが凶暴化したかのようなCHIDREN OF BODOMサウンドは大きなインパクトがありました。デス声が苦手だった僕も、こういったメロデス+αの要素があるバンドは大好きです。CHILDREN OF BODOMに関しては「HATEBREEDER」と初来日公演を収めた「TOKYO WARHEARTS LIVE IN JAPAN 1999」をリリースした当時の音楽性が一番僕の好みに合ってますね。

また99年からインターネットを使い始めたので、音楽情報の入手ルートが大きく拡大した1年でもありました。B!誌では紹介されていないけれど、輸入盤市場を賑わせているマニアックなメタルバンドもチェックするようになり、それらの作品を求めて神戸三宮にあるヘヴィメタル専門店「ブルーベルレコード」に初めて足を運んだのもこの年。その豊富な品揃えと店長さんの親切な対応に感動したのを覚えています。マニアックなメタルバンドの大半は物足りなさを感じてしまう作品が多い中、ネット経由で知ったバンドの中で「当たり」だったのがKELLY SIMONZです。彼はギタリストでありながらボーカル、キーボード、ドラム等もこなす日本人マルチプレイヤーでKELLY SIMONZ'S BLIND FAITH名義で98年にリリースした「SIGN OF THE TIMES」YNGWIE MALMSTEEN直系のネオクラ路線でありながら、メジャー感のある楽曲も収録している好盤です。というわけで、99年はDREAM THEATERの「METROPOLIS PT.2 : SCENES FROM A MEMORY」とネットデビューの1年といえますね。

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WIDOWのファンさん

スペイン系に凄く精通されてますね。勉強になります。
僕はDARK MOORくらいしか知らなかったので、まずはANKORから聴いてみようと思います。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/19(月) 08:10:25
  • [編集]

②Frio Adios の次の次の曲(つまり4曲目)が凄くいい曲で・・・

いずれにせよ、嬢メタラー必聴のアルバムだと私は思いました。

あと先週、ANKORの他にWURDALAK(というスペインの女性Voメタル)のCDも買ったのですが、別にハズレではありませんでした。

ちなみに中身は、Voはターヤ(NIGHTWISHの前任Vo)が上手くなったような感じで、全体としては、ブラックモアズ・ナイトを少しメタル化したような音楽です。

最初は「退屈だなー」と思ってたのですが、なかなかいいアルバム!!です、ハイ。

  • 投稿者: WIDOWのファン
  • 2009/01/18(日) 15:52:32
  • [編集]

WIDOWのファンさん

失礼しました。99年といえば「POWERPLANT」でしたね。
ANKORというバンドは知りませんでした。YOU TUBEで検索してみたらFrio adiosという曲を聴けました。他のバラード曲も良さそうですし、女性シンガーも美人っぽいかな。

結構好きなタイプのバンドかもしれません。今度DISK HEAVEN行ったらチェックしてみますね。情報ありがとうございます。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/14(水) 08:36:28
  • [編集]

「POWERPLANT」リリースに伴うツアーです。

話は代わりますが、きのう私はディスク・ヘブン(大阪)でCDを3枚ほど買ってきました。3枚共スペインのバンドで、そのうちの1枚だけがアタリでした(残りはハズレでした)。

アタリだったのはANKORというバンドの「AL FIN DESCANSAR」というアルバムで、・・・リリースされたのは07年みたいです。

ギターの音が結構ひずんでおり、・・・女性Voがアネット(NIGHTWISH)似の声でなければ、はっきし言って中身は最近のガンマレイに近いスピードメタルです。

でも(あんまし目立たない)ピアノの音がどこか妖しくダークな感じで、・・・あとつけ加えると、バラード曲のレベルがかなり高いと私は感じました。

ANKOR・・・以後お見知りおきを。


  • 投稿者: WIDOWのファン
  • 2009/01/13(火) 20:36:38
  • [編集]

WIDOWのファンさん

早速ギロチン情報をありがとうございます。
ジョニーがダニ・フィルスみたいな歌い方してるのも興味ありますが、スラッシュ系も興味はあるのですが、なかなか聴く余裕がなくて・・・。

99年のガンマレイ来日といえば「SOMEWHERE OUT IN SPACE」のツアーでしょうか。あの作品ではThe Winged HorseとValley Of The Kingが好きです!

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/13(火) 08:30:02
  • [編集]

ギロチンでの彼の声は、シュミーア(デストラクション)、ダニ・フィルス(クレイドル・オブ・フィルス)あたりを彷彿させる、とってもヒステリックな声でした。。。

1999年と言えば、6月にガンマレイが来日したわけですが、・・・これが私にとって初めてのロック・コンサートでした。
以来、メタルにハマり、・・・今に至っている次第です。

ただ、この頃はライブ観に行っても、以前のように感動する事もなく・・・
マンネリズムに陥っている今日この頃。。。

※特にスラッシュ/正統派は聴き飽きるのが早いので、ギロチンのCDは買わない方がいいかもしれませんね。。。

  • 投稿者: WIDOWのファン
  • 2009/01/11(日) 21:11:12
  • [編集]

Metalaholicさん

毎度熱意のある記事ですね。楽しく読んでおります。

MAJESTICは私も好きなバンドです。
ただ、アルバムを通して聴くには時間と体力が必要なバンドですよね。笑


というコメントをせっかくいただいてたのに、スパムを処理してたら何故かMetalaholicさんのコメントが消えてしまって失礼しました。

MAJESTICは確かに好み分かれますよね。ネオクラシカル好きでパクリもある程度はOKという人でないとキツイかも。僕も今ではあまり聴きませんが時々ムショーに聴きたくなるバンドです。特にGolden SeaとBlack Moon Risingの2曲が。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/11(日) 13:16:22
  • [編集]

WIDOWのファンさん

ノクターナル・ライツ現Voの声好きなんです。
スラッシュメタルは普段あまり聴きませんが、彼が歌うのなら聴いてみたいですね。また買われたら感想をお願いします!

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/11(日) 12:57:16
  • [編集]

ノクターナル・ライツの2nd、・・・昔、ハマっておりました。

ちなみに現Voになってから、あのバンドのCDを金出して買った事はありません。

ただ、そのノクターナル・ライツの現Voが最近、ギロチンというスラッシュメタル・バンドを初めたのですが、これは金出して買うかも・・・

  • 投稿者: WIDOWのファン
  • 2009/01/10(土) 21:02:18
  • [編集]

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