【年間ベスト】1998年

  • 2009/01/07(水) 08:07:56

「舞い降りてきた音楽の記録」というブログタイトルに則って、僕が本格的に音楽を聴き始めた1995年以降の年間ベストランキング記事を更新していきます。選出基準等はこちら

ブログで紹介済みのアルバムは、その記事にリンクしています。

1998年
【アルバム】
1.ROYAL HUNT「CLOSING THE CHAPTER」
ROYAL HUNT CLOSING THE CHAPTER
コンセプトアルバム「PARADOX」を完全再現したライブ盤。98年当時はVHS版も同時発売され、そのシアトリカルなステージングも楽しめました。祈DVD化!
大好きな1曲:⑦Time Will Tell

2.BAD HABIT「ADULT ORIENTATION」
ADULT ORIENTATION
前作と比べてハードロックらしさは後退し、メロディアスな魅力が大幅増。Hal Johnston(G)のソングライティング能力に感動。
大好きな1曲:③Everytime I See You

3.EDGUY「VAIN GLORY OPERA」
VAIN GLORY OPERA
Hansi Kursch(Vo/BLIND GUARDIAN)とTimo Tolkki(G/STRATOVARIUS)のサポートを得て日本デビュー。ジャーマンメタルの新時代を予感させる出来栄え。
大好きな1曲:③How Many Miles

4.PINK CREAM 69「ELECTRIFIED」
ELECTRIFIED
「Andy Derisが脱退してこのバンドの魅力は半減した」という大方の意見を覆すDavid Readman(Vo)時代の代表作。
大好きな1曲:③Break The Silence

5.ERIC CARMEN「WINTER DREAMS」
WINTER DREAMS
元RASPBERRIESの中心人物Eric Carmen(Vo)が13年振りに放つ新作は、どこまでも甘く、センチメンタルなメロディが堪能できる一品。
大好きな1曲:⑤Almost Paradise

6.KIM KYUNG HO「00:00:1998」
00:00:1998
韓国のロックスターKIM KYUNG HO(キム・ギョンホ)がHM/HRから歌謡バラードまで、説得力満点のボーカルで歌いこなしてます。
大好きな1曲:①Shout

7.FIORE「TODAY TILL TOMORROW」
TODAY TILL TOMORROW.jpg
HAREM SCAREMの中心人物であるHarry Hess(Vo)とPete Lesperance(G)プロデュースによるFIOREのデビュー作。軽めの音に移行しつつあった当時の本家以上に「らしい」メロディックロック作品。
大好きな1曲:⑫Did You Ever Walk Away

8.PRAYING MANTIS「FOREVER IN TIME」
FOREVER IN TIME
泣き/哀愁のメロディを武器とするPRAYING MANTISの面目躍如。愁いと湿り気たっぷりのメロディに満ちた1枚。
大好きな1曲:③Best Years

9.ARCH ENEMY「STIGMATA」
STIGMATA
僕にメロデスの門を開いてくれたのがこのアルバムでした。Amott兄弟のギターソロは一撃必殺!
大好きな1曲:③Sinister Mephisto

10.ANDRE ANDERSEN「CHANGING SKIN」
A ANDERSEN CHANGING SKIN
アルバム制作の裏にある(と思われる)D.C. Cooper(Vo)との確執や冗長なアレンジなど不満点はあるものの、Andre Andersen節は健在。1998年にかなりリピートした1枚です。
大好きな1曲:②Burning Bridges

【楽曲】
1.Emerald Sword(PHAPSODY)from「SYMPHONY OF ENCHANTED LANDS」
「For The King~ For The Land~ For The Glory~♪」
このサビを聴いてると気持ちが盛り上がってくる勇壮でヒロイックなメロディックメタルの極致。間違いなくRHAPSODYの代表曲!

2.Mirror, Mirror(BLIND GUARDIAN)from「NIGHTFALL IN MIDDLE-EARTH」
この頃からBLIND GUARDIANはアルバム単位で楽しめなくなってきましたが、キラーチューンの威力は衰えず。ブラガはやっぱりこの手の曲が一番ですね。

3.Say Goodbye(DAVE MENIKETTI)from「ON THE BLUE SIDE」
エモーショナルに泣かせるギターインストの最高峰。

4.Scenario From The Beach(CLOCKWISE)from「NAIVE」
アルバム自体は散漫でしたが、この曲ではBenny Soderbergお得意の哀メロがギラリと輝いていました。

5.Misery(SABER TIGER)from「PARAGRAPH 3」
下山 武徳(Vo)の凄みを初めて体感した1曲。オリジナルバージョン以上の仕上がりとなったこの名バラードは、「PARAGRAPH 3」のシークレット・トラックとしてのみ収録されています。その後「PARAGRAPH 3」は廃盤となり、2003年にボーナストラックを加えて再発されましたが、このシークレット・トラックは残念ながらカットされています。98年発売版の「PARAGRAPH 3」でしか聴けない貴重なテイク。


6.Under The Olive Tree(LANA LANE)from「GARDEN OF THE MOON」
暖かみのあるLana Laneの歌声が映えるシンフォニックバラード。

7.My Only 1(VALENTINE)from「NO SUGAR ADDED」
甘さ控えめの作品の中で一際輝くVALENTINEの真骨頂ともいえる美麗バラード。実に美しい1曲です。

8.The Last Betting(CONCERTO MOON)from「FROM FATHER TO SON」
島 紀史(G)のイントロの後に入ってくる尾崎 隆雄(Vo)の「とっきを、と~めて~♪」という歌い出しに一瞬ズッコケそうになりますが、尾崎の哀愁に満ちたメロディが僕の心を鷲掴み。

9.Heart Song(WESTWORLD)from「WESTWORLD」
TNTにも通じる透明感とTony Harnell(Vo)による涙を搾り取る歌メロが秀逸なドラマティックバラード。

10.So Blind(HAREM SCAREM)from「BIG BANG THEORY」
これまで以上にシンプルでストレートな新境地を切り拓いたHAREM SCAREMの代表曲。サビは勿論、そこに至るまでのメロディも秀逸です。

【他に印象に残った曲】
Dreams(BOB CATLEY)from「THE TOWER」
Too Late(CLOCKWISE)from「NAIVE」
Dream(D.C Cooper)from「D.C COOPER」
Until The Next Time(DAVE MENIKETTI)from「ON THE BLUE SIDE」
I Can(HELLOWEEN)from「BETTER THAN RAW」
Talk To Me(HUSH)from「IF YOU SMILE」
Keep On Pushing(MIDNIGHT SUN)from「ABOVE & BEYOND」
Meet Me At The Rainbow(ZENO)from「LISTEN TO THE LIGHT」
僕らはヒーロー(Kiroro)from「長い間~Kiroroの森~」
「贈る詩」(ゆず)from「ゆず一家」

【期待の新人】EDGUY
3作目にして日本デビューを飾ったジャーマンメタル界の新星。現時点での最新作「TINNITUS SANCTUS」(2008)のスタイルも好きですが、この頃の方が僕好み。

【アルバムジャケット】SYMPHONY X「TWILIGHT IN OLYMPUS」
TWILIGHT IN OLYMPUS
これまでのチープなジャケットとは見違えるほどにグレードアップ。

【1998年を振り返って】
96年から続く僕のROYAL HUNT熱は高まる一方で、98年のベストアルバムも彼らの作品「PARADOX~CLOSING THE CHAPTER~」を選んでしまいました。3年連続となりますが、自分の好みで素直に選出するとこうなりますね。ただ昨年豊作だったメロディックメタル系についてはHELLOWEENBLIND GUARDIANという大御所バンドやSTRATOVARIUS、SYMPHONY Xといった前作が素晴らしかったバンドの作品が今ひとつ僕のツボにはまらなかったこともあり、やや小粒な印象ですね。そんな中で存在感を発揮してくれたのがEDGUYです。BLIND GUARDIANやSTRATOVARIUSといった先輩バンドのメンバーからサポートを得ているとはいえ「VAIN GLORY OPERA」からはバンドのポテンシャルがヒシヒシと伝わってきます。

当時の僕はBURRN!の藤木さんのお薦めをかなり参考にしていて、新譜ではBAD HABIT「ADULT ORIENTATION」ERIC CARMEN「WINTER DREAMS」KIM KYUNG HO「00:00:1998」ARCH ENEMY「STIGMATA」などは藤木さんのレビュー等を見て購入を決めました。また藤木さん経由で知った旧譜作品としてはNEW ENGLAND「EXPLORER SUITE」(1980)、超マイナーなBRAINS BEAT BEAUTY「FIRST CAME MOSES, NOW THIS… 」(1997)があります。両方とも素晴らしい作品でしたが、当時解散していたEUROPEIan Haugland(Ds)と無名のシンガーGoran Danielsson(Vo)の2人を中心としたBRAINS BEAT BEAUTYの作品で聴ける美旋律は北欧ハードポップ作品の中でも間違いなくトップクラスだと思います。あと「PARADOX」がきっかけでコンセプトアルバムに興味を持ち、QUEENSRYCHE「OPERATION:MINDCRIME」(1988)W.A.S.P「THE CRIMSON IDOL」(1992)を後追いで聴いたのもこの年でした。

そういうわけで98年はROYAL HUNTを中心に藤木さんのお薦めをチェックするという日々を送っていました。この年の特徴は僕が好んで聴く音楽の2極化でしょうか。トップ10アルバムの約半数が非メタルなメロディックロック/ポップ作品である一方、僕がARCH ENEMYの「STIGMATA」でメロデスに開眼したのもこの年でした。そんな中で一番印象的だったのはBAD HABIT。特に「ADULT ORIENTATION」3曲目のEverytime I See Youは年間総合ベストチューンに選びたい1曲です。僕の一番の好物であるメロディックメタル作品がパッとしなかったこともあり、当時の僕はメタル以外もチェックしていて、その中で出会ったHR/HMとは縁遠いERIC CARMENや韓国出身のメタルシンガーKIM KYUNG HOの作品もアルバムトップ10にランクインしています。今にして思えば、僕が「HR/HMをメインとしつつ、好きなものは何でも聴く雑食系リスナー」への道を歩み出したのは98年だったのかもしれません。

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

Amatinさん

こんにちは。リンクしていただきありがとうございます。
このシリーズのテキストの土台はだいぶ前に書いたのでそれを仕上げるという感じでやってます。喜んでもらって光栄です!
ゼロ・コーポレーションありましたねぇ。僕の好きなメロディアス系を多数リリースしてくれてた信頼のおけるレーベルで、ぱっと思いつくだけでもMIKAEL ERLANDSSON、TEN、STEVEN ANDERSON、TALISMAN、などが僕のCDラックに並んでます。ZENOもトップ10に入れようか迷いました。これからもよろしくお願いします!

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/08(木) 10:59:35
  • [編集]

こじろーさん

キム・ギョンホはこのアルバムから5thまではよく聴いてました。98年のベストシンガーを選ぶとすれば彼かも。そういえば今年キム・ギョンホがSABER TIGERの木下 昭仁(G)と組んでメタル系のミニアルバム出すみたいです。
僕もSYMPHONY Xはこのアルバムを最後にしばらく熱が冷めてましたが「PARADISE LOST」(2007)は大好きですよ。おそらく2007年のトップ10には入ってくるかと。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/01/08(木) 10:51:56
  • [編集]

お疲れ様ですー!

いやー、よくコレだけのものテキストに起こせますねーw
俺としてもこのシリーズはデータべース的に重宝させて頂いてます。

Symphony Xで思い出しましたが、今は亡きZero Corporationの全盛って
この頃だったですかね?何か今急に思い出しました。
PRAYING MANTIS「FOREVER IN TIME」は聴きまくりましたねー。
未だもってフェイヴァリット・バンドの一つですね。

例よって大体同意ですがw(ゆずと、エリック・カルメン除き
当時良く聴いたアルバムとしては、加えて
LEGACY OF KINGS / HAMMERFALL
LISTEN TO THE LIGHT / ZENO
SOMETHING WILD / CHILDREN OF BODOM
辺りでしょうかねー。
ああ、俺もデスり始めたのはここら辺かも(笑

  • 投稿者: Amatin
  • 2009/01/07(水) 20:59:44
  • [編集]

まさかキム・ギョンホが出てくるとはビックリ!
当時交友のあった韓国人達に勧められて購入したけどよく聞いたなぁ。
独特のハイトーンだけど(韓国語だからそう聞こえるのかな?)結構パワーのある声ですよね。特に⑩曲目のパワーバラード好き。
彼はライブでパワーを使いすぎて、ライブ終了後は必ず吐くって韓国人達から聞いたけど、本当ならすごいプロ意識ですよね。

SYMPHONY Xはこのアルバムを境にほとんど聞かなくなったねー。

  • 投稿者: こじろー
  • 2009/01/07(水) 13:28:11
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する