DAUGHTRY「DAUGHTRY」(2007)

  • 2009/09/21(月) 00:00:00

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【No.181】
★★★(2007)

アメリカのオーディション番組「American Idol」がきっかけでアルバム制作のチャンスを掴んだChris Daughtry(Vo)のデビューアルバム。音楽性はモダンなアレンジが施されたアメリカン・メロディックロックです。注目すべきはソングライティング陣にHoward Benson、Ben Moody(G/ex-EVANESCENCE)、Mitch Allan(Vo/SR-71)といった人物が名を連ねている点でしょう。これだけのメンバーが手がけただけあって楽曲はどれもフックに満ちたキャッチーなものばかりで、CDショップで本作が流れていたのを耳にした予備知識のない僕に「このアルバム買いたい」と思わせるだけのインパクトを持っていました。

楽曲自体はヘヴィロックに近い要素はありつつも、基本は普遍的なポップロックサウンドであるためハードロックファンには物足りないかもしれないですが、覚えやすいメロディがたっぷりなので幅広い人にお薦めできる内容だと思います。そして、なんといってもChrisのボーカルが素晴らしい。モダンロック界の著名人のペンによる楽曲にエモーショナルで力強く、しなやかさも兼ね備えた彼の歌声が乗ることで高品質な作品となっていて、アルバム全体としても大きなマイナスポイントは見つかりません。またChrisのソングライティング能力もなかなかのもので、楽曲の約半数に共作という形で携わっているし③Home、⑧Breakdownは彼が一人で書き上げています。

お気に入りは絶品のサビメロを持つ②Used To、④Over You、爽やかな空気を運んでくれる⑥Feels Like TonightSlash(G/VELVET REVOLVER、ex-GUNS N’ ROSES)がギターソロで参加したロック色の強い⑦All I Wantなどで、これらの曲が集中するアルバム前半は正に良いメロディの連続です。いかにもラジオでヘヴィローテしそうな3~4分というコンパクトな曲の中に印象的なメロディが詰め込まれた本作は、いわゆる「売れ線狙いのアルバム」という一言で片付けられかねない作品かもしれませんが僕は気に入りました。

【音源紹介】
・Over You

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