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RAGE「SPEAK OF THE DEAD」(2006)

  • 2010/03/19(金) 00:00:00

SPEAK OF THE DEAD.jpg
【No.223】
★★(2006)

リリース前からRAGEの新作はオーケストラを導入したものになると話題になっていた通算18枚目のアルバム。RAGEが以前にオーケストラ作品をリリースしたことがあるのは知っていたし、今のRAGEにはクラシックに精通するVictor Smolski(G)が在籍してるので、ハズレはないだろうと思ってました。本作はVictorが手がける22分の組曲Suite Lingua Mortisからなる1曲目~8曲目、Peter "Peavy" Wagner(Vo、B)主導のRAGEらしいメタリックチューンズが並ぶ9曲目以降という2部構成になっています。

本作のメインともいえる組曲パートはメタリックな③Innocent、ダークかつミステリアスな⑤No Regrets、美旋律に酔いしれるバラード⑧Beautyという3つのボーカル曲を中心に、目まぐるしくも壮大に展開していくというもので「流石はVictor」と思えるほど聴き応えのある内容です。ただ組曲と聞くと、僕は特定のメインメロディがあってそれを軸に曲が展開するものをまず思い浮かべるのですが、この組曲はRAGEらしい高品質メタル3曲をオーケストレーションで装飾したり、インストを間に挟んだりしてスケール感たっぷりに聴かせる、いわば独立した曲をオーケストラアレンジで繋げたという印象なのが個人的に残念かな。そして、いつものRAGEらしい楽曲がズラリと並ぶ後半パートはアルバム後半1曲目にあたる⑨No Fearに象徴されるように、メロディを聴かせるというよりはガンガン押してくるタイプの曲が多く、RAGEのメロディアスな側面は抑え気味となっているのが特徴です。そんな中にあって爽やかさすら感じさせる⑩Soul Survivorは僕のお気に入りチューンですね。

本作を気に入るかどうかは前半の組曲をどう受け止めるかによると思います。僕の場合、個々の楽曲は好きなのですが、オーケストラと共演したからこその「特別な何か」を感じられなかったので過去2作の方が好みですね。楽曲と演奏については折り紙つきのバンドなので、買って損はしないアルバムだと思います。また本作には日本盤ボーナストラックとして⑪Full Moonの日本語ヴァージョン⑯MICHI-SHI TSUKI(満ちし月)が収録されています。基本的に英詞曲の日本語ヴァージョンはそれほど好きではないのですが、この曲は僕が知っている他の日本語曲、例えばHEAVENLY「VIRUS」収録のSpill Blood On FireROYAL HUNT「PAPER BLOOD」収録のLong Way Home(Acoustic Version)などよりも良い仕上がりだと思いますね。

【音源紹介】
・No Fear

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この記事に対するコメント

シャドウロックさん

こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます。僕の中でこのアルバムはやっぱりSoul Survivorの聴ける作品というイメージがありますねー。この曲の爽やかな感じがたまらなく好きです。

またリンクもしていただき、ありがとうございます!こちらもリンクを貼らせていただきますね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/03/22(月) 12:58:58
  • [編集]

こんにちは。初めまして。
このアルバムは結構好きでした。前半のオーケストラと共演もよかったと思います。
後半はやはり、Soul Survivorが好きですね。
いろいろ詳しく書いてあるのでまた見に来ます。
リンクしましたので、ご報告します。

  • 投稿者: シャドウロック
  • 2010/03/22(月) 12:11:37
  • [編集]

ピッペンさん

こんにちは。
確かに本作はオリジナルアルバムと考えると中途半端な感じがするので、企画盤と考えた方がしっくりきそうですね。以前にRAGEがリリースしたオーケストラ作品もいつか聴いてみたいと思っています。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/03/22(月) 10:41:57
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僕はこのアルバムは「企画盤」的な捉え方をしているので、これはこれで好きです。
もっとも、聴き返す回数は少ないんですけどね(苦笑)

  • 投稿者: ピッペン
  • 2010/03/22(月) 09:42:09
  • [編集]

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