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ANDROMEDA「EXTENSION OF THE WISH」(2001)

  • 2009/02/04(水) 08:40:46

EXTENSION OF THE WISH
【No.096】
★★★★(2001)

スウェーデン産DREAM THEATER系プログレメタルバンドANDROMEDAのデビュー作。2001年の発表当時は輸入盤市場で話題を集めていましたが、その事実にも納得のクオリティを備えた1枚なので本作が現在も日本盤リリースなしというのが不思議です。本家DREAM THEATERと比べて、詰めの甘さはあるものの北欧ならではの透明感、メロディアスな要素が強いのも僕にとっては嬉しいポイントですね。

この手のプログレメタルに欠かせないギターとキーボードのユニゾンも見事に決まっているし、リズム隊も安定しているので演奏面はバッチリ。特にバンドの中心人物Johan Reinholdz(G)がエモーショナルに弾きまくるギターと、時にはそのギターとバトルし、時には楽曲に絶妙の味付けを施すMartin Hedin(Key)のキーボードプレイが目立ちます。バンドを象徴するかのようなテクニカルなプログレメタル①The Words Unspokenで幕を開ける本作は、イントロからして手に汗握るスリリングな展開が堪らない③In The Deepest Of Watersから繋がるインスト④Chameleon Carnivalでハイライトを迎えます。そんなインストパートの充実振りとは対照的に、ゲスト扱いのシンガーLawrence Mackrory(Vo/ex-DARKANE)による線の細いボーカルパートが添え物のような存在となっているのが惜しいですね。10分に渡るタイトルトラック⑥Extension Of The Wishのサビなど、グッと来るボーカルメロディもありますが、ボーカル自体がおまけ的な印象は拭えません。

そんなボーカルの弱さと一部の楽曲で荒削りな印象が残るなど今後に期待したい面はあるものの、それを補って余りあるテクニカルパートが生み出すエキサイトメントとメロディセンスの良さが味わえる北欧プログレメタルの傑作アルバムです。本作を聴いて、このバンドの更なる活躍を期待していたのですが、2nd「Ⅱ=Ⅰ」(2002)では複雑でわかりにくい方向性にシフトしてしまったので、それ以降は聴いてなかったりします。ちなみにバンドは本作の楽曲を後に加入した正式シンガーDavid Frembergで録り直した、その名も「EXTENSION OF THE WISH - FINAL EXTENSION」なるアルバムを発表しています。そのボーカル差し替えバージョンを聴いた第一印象はこちら

【音源紹介】
・Chameleon Carnival(Live)

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