DARK MOOR「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」(2001)

  • 2009/03/08(日) 11:22:37

THE HALL OF THE OLDEN DREAMS
【No.108】
★★★★(2001)
年間ベスト2001年第10位

BURRN!誌上で「異臭騒ぎになるほどクサい」と評されたスペイン産クサメタルバンドDARK MOORの2ndアルバムにして、日本デビュー盤です。HELLOWEENの明快なメロディラインやBLIND GUARDIANのクワイアといったジャーマンメタルサウンドを基盤に、YNGWIE MALMSTEENっぽいネオクラフレーズ、そしてRHAPSODYのファンタジックな雰囲気など先輩バンドの美味しいトコを押さえたメロパワ好きにはたまらない内容となっています。僕が「クサメタル」と聞いて連想するのはキャッチーかつ濃厚なメロディライン、ちょっぴり安定感に欠けるボーカル、B級っぽさの残る垢抜けないサウンドといった要素なんだけど、本作はその全てを満たしていて正に「This Is XaMETAL」という1枚です。

とにかくアルバム冒頭の序曲から10分に及ぶ日本盤ボーナストラック⑪The Fall Of Melniboneまで、どこを切ってもドラマティックなパワーメタルサウンドで満たされていて、次から次へと溢れ出す濃くて大仰なメロディに飲み込まれてしまいます。勇壮なメロディが耳を捉えて離さない②Somewhere In Dreams③Maid Of Orleansという疾走クサメタルから始まる序盤からして強力。アルバム終盤も、とことんドラマティックに攻めてくる疾走曲⑧Beyond The Fire、典型的ジャーマンメタルな明るいメロディラインとクラシカルな展開がたまらない⑨Quest For The Eternal Flame、民謡調のフレーズとラストのピアノが感動を増幅させる本編ラスト⑩Hand In Handとスキがありません。

そんなEnrik Garcia(G)を中心とする一級品の作曲能力とは対照的に、愛すべきB級テイストの大半を担っているのが女性ボーカルElisa Martin(Vo)の歌唱です。一聴しただけでは男性ボーカルかと思えるほど中性的なElisaのボーカルは、特筆すべき点はないものの、時折見せる女性らしさや本作唯一のバラード⑦The Sound Of The Bladeでの丁寧な歌唱はなかなか魅力的です。ひたすらにドラマティックな曲展開で迫る楽曲群の中で派手に舞うギター、サウンドに輝きをもたらすキーボードとシンフォニックなアレンジが効いた本作はDARK MOORというかスパニッシュメタルの最高傑作だと思ってます。

【音源紹介】
・Quest For The Eternal Fame

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WIDOWのファンさん

4曲目のSilverlakeですねー。このアルバムいい曲がとても多くて全部に語りたいくらいです。最新作もよかったですが、やっぱりDARK MOORといえばこのアルバムです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/03/09(月) 08:19:37
  • [編集]

Silverlakeって曲、何曲目でしたっけ?

あれが凄くいい曲だったと私は記憶しております。

あと一番最後の長い曲も隠れ名曲で・・・

  • 投稿者: WIDOWのファン
  • 2009/03/08(日) 16:59:37
  • [編集]

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