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PAUL GILBERT「BURNING ORGAN」(2002)

  • 2009/02/12(木) 08:28:42

BURNING ORGAN
【No.099】
★★★★(2002)
年間ベスト2002年第5位

RACER Xでは正確な運指によるメタルギタリスト然としたファストプレイ、MR.BIGでは類稀なるメロディセンスという自らの持ち味を遺憾なく発揮してきたPaul Gilbert(G/RACER X、ex-MR.BIG)のソロ4作目。ソロキャリアにおけるPaulの特徴は「メロディのおもちゃ箱」とでも言うべき幅広い音楽性で、今回も各曲がキャッチーでありつつもジャンルに囚われることなく自分のやりたい音楽を追求しています。

Paulの音楽に対する気持ちを代弁するかのような元気いっぱいの①I Like RockYNGWIE風のギターイントロに始まりダイナミックなロックソングへと展開する②My Religionは本作を象徴するロック賛歌です。そして本作で最もハードかつスピーディーな③Blissでメタリックな側面を見せたかと思うと、次には1度聴いたら頭から離れないキャッチーなメロディが魅力のパワーポップ④Suicide Loverがあったり、ディスコクイーンDona Summerの楽曲をロック風にアレンジしたカバー曲⑪I Feel Loveやファンキーなインスト⑫Burning Organが飛び出すなど、彼の才能をひとつのバンドに縛り付けるのは不可能だと思ってしまうほど自由奔放なサウンドが本作の魅力です。かつてはギターヒーローとして崇められたPaulも③では世界最速と呼ばれた頃の熱いプレイを披露しつつも、本作ではあくまでも等身大の親しみやすいアーティストPaul Gilbertとしてのギタープレイに徹しているのも好印象。

そのタイトルと「1,2,3,4,5,666!」というカウントから始まるため、どんなヘヴィな曲かと思いきや実は涼しげなポップチューン⑥I Am Satanや、優しげな旋律が胸に染みるバラード⑬Keep On Keepin' On、そしてその後に収録されたシークレットトラックで、日本メタルシーンの重鎮、伊藤 政則氏に捧げられたMasa Itoで冴えるPaulのユーモアセンスもいいですね。ソロではボーカルも兼任するPaul自身の歌唱は、飛び抜けて上手くはないけど素朴で味わいがあって耳にすんなり馴染んできます。とにかくポジティブな雰囲気に満たされた1枚なので、楽しい気分になりたい時に聴きたくなる作品です。

【音源紹介】
・Bliss

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いがさん

はじめまして。相互リンクの申請ありがとうございます。いがさんのブログを拝見しましたが、かなり幅広く聴かれているようですね。参考にさせていただきます。こちらこそよろしくお願いします!

  • 投稿者: よしよ
  • 2015/03/06(金) 20:22:48
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はじめまして!いがと申します。

今日このアルバムを聴きました!他のレビューを探していたらこのブログを見つけました!好みがばっちり合いそうなので、ぜひ相互リンクさせてください!

  • 投稿者: いが
  • 2015/03/04(水) 00:07:48
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Lamosさん

こんにちは。コメントありがとうございます。
ついギターに耳がいってしまいますけど、それを支えるリズムがしっかりしてると聴き応えありますね。最近MR.BIGとその周辺バンドへの関心が大きくなってきました。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/02/13(金) 08:11:53
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ギターのプレイもいいけど、バックのリズムセクションのスリリングな演奏もいいですネ!

  • 投稿者: Lamos
  • 2009/02/12(木) 20:47:06
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