陰陽座「鳳翼麟瞳」(2003)

  • 2008/08/26(火) 07:35:25

鳳翼麟瞳
【No.030】
★★★★(2003)
年間ベスト2003年第3位

個人的に最もお気に入りの日本産ヘヴィメタルバンド陰陽座の4thアルバムにしてメジャーデビュー2作目。これまでも印象的なメロディを持った曲を多く生み出してきた陰陽座ですが、このアルバムは過去の作品以上に曲が粒揃いの印象。これまでは妖怪へヴィメタルを自称するだけあって、おどろおどろしい空気がアルバムに充満していたけど、今回はその妖怪度を抑え垢抜けた作品を作り上げてます。

メタルの王道をゆくイントロ①「焔の鳥」から気持ちよく疾走する②「鳳翼天翔」へと至る流れを聴いてガッツポーズが出ました。シングルにもなった④「妖花忍法帖」は今回の垢抜け具合を象徴するような出来栄えだし、招鬼(G)作の⑧「面影」が醸し出すメロハー風味もこれまでになかった味ですね。④、⑧のように新鮮な曲もありますが、いかにも「陰陽座らしい」ツインボーカル曲⑥「叢原火」や10分に渡るヘヴィな陰陽座流ドゥームの極致⑤「鵺」も収録されていて、従来の魅力もしっかりキープしています。中でも⑤の完成度は、これまでの陰陽座のへヴィチューンの中でも最高クラスで、この曲での瞬火(B、Vo)による従来のクセのある歌い方から脱却した優しい歌唱は嬉しい驚きでした。メインボーカルの黒猫もこれまで同様、素晴らしいですが、彼もほんとに歌唱力がアップしてますね。

賛否両論分かれているアニソン風の⑩「舞い上がる」もメロディが良いので十分楽しめました。こんな曲を発表できるのも陰陽座ならではの魅力だと思ってます。このアルバム以降、陰陽座は益々活躍していくわけですが、現在のところ最も好きな陰陽座のアルバムはズバリ本作です。

【音源紹介】
・妖花忍法帖

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する