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ZIGGY「ROCK AND ROLL FREEDOM!」(2003)

  • 2009/03/16(月) 08:17:25

ROCK AND ROLL FREEDOM!
【No.110】
★★★(2003)
年間ベスト2003年第7位

ZIGGYというバンド名が使えなくなるという危機に直面しながらも2002年に見事な復活を遂げ、デビュー15周年記念ライブDVDをリリースするなど、勢いに乗っていたZIGGYが放つ13thアルバム(SNAKE HIP SHAKES期は除く)は、「This Is ZIGGY」というコンセプトの下に制作された実にZIGGYらしい作品となりました。2002年の作品はハードに突っ走る曲を詰め込んだ「HEAVEN AND HELL」(金盤)と、じっくり聴かせる渋い作風だった「HEAVEN AND HELL Ⅱ」(銀盤)と対照的な作品でしたが、本作では上記2枚に分散していたバンドの音楽性を1枚に凝縮していますね。

バンド初のインスト曲①Introductionに導かれて始まるタイトルトラック②Rock And Roll Freedom!からして、これぞZIGGYな王道ロックンロールで、ミディアムテンポ中心の前作では感じられなかった勢いとエネルギーが充満してます。その他にもSNAKE HIP SHAKESの路線を継承する直球勝負のハードロック④Sleazy Come, Noisy Go !、⑧Reckless Imitatorやキュートなメロディとポップフィーリングが溢れる⑤「魔法にかかったみたいに」、⑨Swanky☆Boyz & Punky☆Girlzといった曲もあるし、新鮮味は希薄ながらやっぱり好きな典型的バラード⑥My Love、ブルージーな⑦「愚か者のパレード」、⑩「もぬけのから」といったメロウな側面もしっかりカバーしていて、ZIGGYというバンドが生み出し得る楽曲のバリエーションが網羅されてると思います。個人的にお気に入りなのは、「可愛らしい」という表現がはまるメロディを持った津谷 正人(B)作の⑨とアルバムを前向きな空気で締めくくってくれる⑫「夢見る頃を過ぎても」ですね。楽曲のキャッチーさでは金盤、大人のロックとしての渋さにおいては銀盤に一歩譲るものの、作品のトータルバランスは一番いいかもしれません。「GOLIATH BIRDEATER」(1999)以降のアルバムしか持ってない僕が言うのも何ですが、ZIGGYを初めて聴く人には本作を薦めたいくらいです。

2000年以降、SNAKE HIP SHAKES~ZIGGYとバンド名は変われど、本作発表当時がこのバンドの一つのピークだったのではないかと思います。2000年から2003年までの間にアルバム7枚(セルフカバー1枚を含む)、シングル7枚、ライブDVD2枚という多作振りはバンドの状況が良く、インスピレーションが豊富でないとできない芸当です。僕にとって、好きな曲ばかりという作品ではありませんが、安心して聴けるZIGGYサウンドが詰まった1枚です。ただ、松尾 宗仁(G)が歌う⑦は曲がいいだけに森重 樹一(Vo)に歌って欲しかった…。

【音源紹介】
・魔法にかかったみたいに(Live)

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