VALENTINE「VALENTINE 4‐UNITED」(1997)

  • 2008/08/15(金) 08:17:03

4‐UNITED.jpg
【No.025】
★★★★(1997)
年間ベスト1997年第8位

メロディアスでドラマティックな曲を作らせたら右に出る者はいないVALENTINEの4thアルバムは、これまでの作品の集大成とも言えるゴージャスな1枚となりました。ピアノサウンドで奏でられる明るくポジティブなメロディが支配的だった前作と初期にあった愁いのあるメロディラインががっちりと手を組んだ本作の楽曲群はどれも高品質な仕上がりです。

The Magic BreezeDreams Never Dieの流れを汲んだアップテンポチューンの割合がこれまでになく多い(②I Believe In Music、⑤Black & White United、⑪Back On The Trackなど)ため、アルバム全体に勢いがあります。その一方で、もはやVALENTINE節となったセンチメンタルなメロディが映えるクリスマスバラード③Christmas In Heavenで健在。それに加えて、どこか懐かしさを感じるメロディラインのインパクトが大きい新機軸のミドルチューン④Don’t Tell Meなど、自らの強みはキープしつつ従来のアルバムにはないタイプの楽曲を繰り出してくるあたりが素敵です。アルバム終盤の畳み掛けも素晴らしく、チャイコフスキーにインスパイアされたという⑬Concerto For The Unconditional Loveから共通のメロディを持った優しげなバラード⑭I Will Come Throughへ至る流れもほんと感動的。この人のアルバムって、収録曲が多い割りに最後までしっかり楽しめるのが大きな魅力ですね。

惜しむらくは、これまでのアルバムには必ず存在していた飛び抜けたキラーチューンがないことぐらい。裏を返せばアルバムに満遍なくいい楽曲が収められてるために、目立たない佳曲が目白押しということになるんですけどね。4作目になっても才能とアイデアの枯渇を感じさせることなく、優れた作品を発表し続けるあたりは流石です。

【音源紹介】
・I Believe In Music

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