VALENTINE「VALENTINE」(1995)

  • 2008/08/14(木) 12:56:29

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【No.024】
★★★★(1995)
年間ベスト1995年第3位

Robby Valentine(Vo、Key)がソロからバンドに名義を変更して放つ通算3枚目のアルバム。バンド名義になったからといって音楽性が変わるわけでもなく前2作で構築した美麗ハードロックサウンドは今回も健在で、よりポップに明るめの楽曲が多くなっているのが本作の特徴です。

何を置いても本作でまず触れなくてはならないのが①Godの存在。Robbyが敬愛するQUEENの名曲Bohemian Rhapsodyに似た構成を持つこの楽曲は、模倣だとかコピーだとかいうレベルを超越し、Robby独自のセンスで組み立てられたた孤高の1曲です。幾重にも重ねられたボーカルハーモニーに始まり、徐々に盛り上がっていく流れの中で圧巻のピアノソロからツーバス疾走パートへと雪崩れ込んでいく怒涛の展開があまりに素晴らしく言葉を失ってしまいます。これほどドラマティックな曲にはそうそう出会えません。またデビュー作のOver And Over Again、2ndのDon't Make Me Wait Foreverに続く珠玉のバラード曲としては⑫Ma Cherieが収録されてます。これまでの2曲と違い、メロディと歌詞にポジティブな空気が漂う清らかなバラードです。ひたすらポップなメロディが楽しい③Never Be Lonely、Robby流ハードロック⑬Dreams Never Dieそしてアルバムを感動的に締めくくってくれるドラマティックなインスト⑮Remi(これがボーナストラックというのにビックリ)と、ハイクオリティな楽曲が満載です。

アルバムの流れも練られていて、タイプの異なる1分台の楽曲を3曲続け、ヨーロッパ民謡風の⑧The Mourning Minstrelへ繋ぐというアルバム中盤は新境地だと思うし、アルバムのいいアクセントにもなってます。これまでの作品以上にピアノサウンドが強調されているためアルバムの雰囲気もやや異なっていますが、Robby Valentineというアーティストが生み出す甘美なメロディを随所で楽しむことができる傑作ですね。

【音源紹介】
・God

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