STRATOVARIUS「EPISODE」(1996)

  • 2009/05/08(金) 08:21:43

STRATOVARIUS EPISODE
【No.134】
★★(1996)

前作「FOURTH DIMENSION」リリース後に、いつの間にかバンドのリーダーとなったTimo Tolkki(G)Antti Ikonen(Key)とバンド創設者であり前リーダーだったTuomo Lassila(Ds)を解雇し、Jens Johansson(Key/ex-YNGWIE MALMSTEEN‘S RISING FORCE etc)と、多くのバンドを渡り歩いた実力派ドラマーJorg Michael(Ds/ex-GRAVE DIGGER、RUNNING WILD etc)の2人を迎えて放った5thアルバム。メタルシーンの中でも屈指のプレイヤーを2人も同時に加入させたこともあって、STRATOVARIUSは90年代後半に大躍進を遂げ、ヨーロピアンパワーメタルの旗手というべき存在へと上り詰めて行きます。バンドの黄金期といえるラインナップが整った本作で演奏面のクオリティ、安定感が大きく向上していて、バンドとしてグレードアップを遂げた1枚となっています。

ただ個人的にはこのアルバムを含めて、初期STRATOVARIUSの作品は僕の心を激しく揺さぶる名曲がある一方で、どうにも好きになれない楽曲もあり、いわば曲の出来/不出来の差が大きいという印象が拭いきれないんですよね。前作同様、アルバム序盤でいきなりハイライトを作り上げる①Father Time、②Will The Sun Rise?の2曲はいかにもSTRATOVARIUSらしい切なくも爽やかなサビメロが素晴らしい疾走曲だし、アルバム終盤のクサいメロディと歌詞を持った儚いバラード⑪Foreverもバンドを代表する名曲だと思います。この3曲がズバ抜けている他はタイトル通りスピード感に溢れた⑤Speed Of Light、激テクのインスト⑧Stratosphere、あとは⑩Tomorrowあたりが好きかな。僕好みの楽曲が占める割合が増えているとはいえ、それ以外の楽曲はちょっと…。

次作「VISIONS」では全編に渡ってフックのあるメロディが展開されてるのに対し、本作ではまだ楽曲的には発展途上という印象を受けます。デビュー作からバンドを支えるファンの間では本作はかなり好評のようですが僕としてはこれまでの作品同様、1枚のアルバムとして楽しむというよりは、好きな楽曲を引っ張り出して聴く作品という感じですね。ちなみに本作の楽曲のメロディは後の作品でも使用されていて、わかりやすい例としては⑩のサビがForever Free(「VISIONS」収録)、⑪Night Time Eclipseの間奏パートがAnthem Of The World(「DESTINY」収録)のイントロで再登場しています。

【音源紹介】
・Will The Sun Rise?

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

こじろーさん

こんにちは。
確かに曲数を絞ってくれればという感じもしますね。ヨルグのドラムは僕も好きです。ライブ盤「VISIONS OF EUROPE」を聴いて改めて凄いなぁと思いました。

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/05/09(土) 09:02:21
  • [編集]

このアルバムはストラトの中では一番聞きました。
曲数が多いのがちょっと・・・

ヨルグ・マイケルのスネアの音はキレがあってトップクラスの好きさです。

  • 投稿者: こじろー
  • 2009/05/08(金) 22:17:19
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する