SHA-BOOM「THE RACE IS ON」(2005)

  • 2011/12/19(月) 00:00:00

SHA_BOOM_TRIO.jpg
【No.312】
★★★★(2007)

ノルウェー出身のDag Finn(Vo)なる人物が中心となっているバンドSHA-BOOMのおそらく3作目となるアルバム。現在のところ日本盤のリリースはなく、このバンドに関する情報も非常に少ないのですが調べてみるとSHA-BOOMは「R.O.C.K.」(1988)、「LET'S PARTY」(1990)という2枚のアルバムをリリースしていて本作は約15年振りの復活作ということになるようです。過去2作品ではバンド形態だったのに対して、今回はメロハー職人Tommy Denander(G/RADIOACTIVE etc)がDagと共同でプロデュースを担当しているほか、全13曲中10曲のソングライティングに関わり、数曲でギターとキーボードも演奏するなど全面的にバックアップしているようなのでバンドというよりはDagのソロプロジェクトにTommyが参加したという印象です。

そんな本作の中身はというと、日本盤が発売されていないのが不思議なほど高品質なハードポップがギッシリ詰まった名盤に仕上がっています。「ブラ~ ブラ~ ブラ~♪」の明るくポップなサビが一発で耳に残るキャッチーソング①Blah, Blah, Blahを皮切りにハードな質感の②Somewhere In The Darkを挟んで、爽やかな中にも仄かな哀愁が漂う③My Home Townからパワーポップの名曲④The Race Is Onへと繋がる流れがまずは素晴らしい。それ以降も本作の中で最もハードロック寄りな⑥Into The Fire、「Let's Go Party~!」のシャウトで始まる文字通りのパーティーソング⑦Get The Party Started、純粋にメロディの良さで酔わせてくれる⑧Message Of Love、⑨Here I Am、⑪This Is My Life、⑬Fortune And FameやイントロがHELLOWEENLivin' Ain't No Crimeを連想させるポップチューン⑩Big Bang、そしてしっとりと泣かせてくれるバラード⑤22nd Of October、⑫Why Did I...に至るまで優れたメロディを持ちながら、それでいてバラエティに富んだナンバーが揃っています。しかも、ほとんどの楽曲が2~3分台とコンパクトに纏まっている本作は、いわゆる「ポップミュージックの魔法」が発揮された1枚と言えるかもしれません。北欧ならではの胸を締め付ける泣きのメロディというよりは、哀愁を感じさせつつも明るく元気なハードポップサウンドが僕のツボを的確に突いてくれますね。

Dagのボーカルは圧倒的な上手さで聴き手を魅了するほどではありませんが、本作のリリースと同じ2005年に脚光を浴びた同郷バンドWIG WAMのフロントマンGlamに似たタイプで、この手の楽曲に合うシンガーだと思います。ちなみに、Sporty(Ds/WIG WAM)はかつてSHA-BOOMに在籍していたこともあるのだとか。また本作には大勢のゲストミュージシャンが名を連ねていて僕が知っているプレイヤーとしてはMarcel Jacob(B/LAST AUTUMN'S、TALISMAN、ex-YNGWIE MALMSTEEN etc)が⑩に、John Leven(B)、Ian Haugland(Ds)、Mic Michaeli(Key)といった現EUROPE組が④、⑧、⑪に、Kee Marcello(G/ex-EUROPE)が②に、またアルバム全体のバックボーカルとしてThomas Vikstrom(Vo/STORMWIND etc)が参加しています。

【音源紹介】
・Why Did I...

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

レリューさん

こちらこそ、はじめまして。以前からこのブログを訪問してくださってたようでありがとうございます。
Message Of Loveは確かにZARDっぽいですよね。僕はこの曲を聴いてて「マイフレンド」を思い出しました。Dag FinnとSHA-BOOMは僕の中で注目度が高くなっているので来年はその関連作品を是非聴いてみたいと思っています。
これからもちょくちょく遊びに来ていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

  • 投稿者: よしよ
  • 2011/12/29(木) 23:46:41
  • [編集]

初めまして

初めまして、ちょくちょくブログ見させていただいてます。
自分も好きなアルバムなのでコメントしたくなっちゃいました。
WIG WAMが輸入盤で出た時、このアルバムも店頭で一緒に紹介されてて買った覚えがあります。
ベストチューンはMessage Of Loveなんですが、超ZARDなメロディがたまりませんw イントロが「負けないで」でサビメロは「果てしない夢を」的で、この曲ヤバいと思って聴いてました。
自分は他にベストアルバム(「R.O.C.K.」と「LET'S PARTY」からのベストかな?)も持ってますけど、The Race Is Onよりはハードだけど、やはりいいメロハーが揃ってました。

  • 投稿者: レリュー
  • 2011/12/29(木) 00:59:12
  • [編集]

これぞ メロディアスHM/HR!さん

こんばんは。お久しぶりです。そういえばこのアルバム、B!誌でも88点の高得点でしたよね。日本盤を是非出して欲しかったですけど結局、リリースされなかったのが残念です。今はSHA-BOOMの過去作品を探しているところです。Tommy Denanderはいろんなプロジェクトに関わってますよね。僕は意外と(?)彼の関連作品はあまり持ってなかったりしますが、その中でも本作は一番好きなアルバムです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2011/12/21(水) 23:43:27
  • [編集]

お久しぶりです。

こんばんは、お久しぶりです。
このアルバム、確かレビューでは88点という高得点にもかかわらず、
結局、輸入盤扱いになりましたね。
Voは個人的には、ミカエル・アーランドソンが少々カスれた感じだと思いましたね。
それにしても、
トミー・デナンダーは、プロジェクトをやりすぎのような(笑)。
また遊びに来ますね♪
それでは。

  • 投稿者: これぞ メロディアスHM/HR!
  • 2011/12/21(水) 20:36:47
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する