SEVENTH WONDER「WAITNIG IN THE WINGS」(2006)

  • 2008/10/27(月) 07:31:19

WAITNIG IN THE WINGS.jpg

【No.061】
★★★★(2007)
スウェーデン産DREAM TEHATER系プログレメタルバンドSEVENTH WONDERの2作目。デビュー作は未聴ですが、このアルバムを聴く限り将来性を十分に感じさせてくれるバンドの登場です。リズムチェンジを伴った緻密な曲展開の中にキャッチーなメロディを流し込む手法は、DREAM THEATERの傑作「IMAGES & WORDS」と同じベクトルを向いていますが、北欧ならではの透明感と哀感に満ちたウェットな楽曲が魅力的で、フォロワーの一言で片付けるには勿体ないほどの逸材だと思います。

「北欧出身のプログレメタルバンド」という共通項から連想するCIRCUS MAXIMUSが魅力的な歌メロを上質のハイトーンボーカルが歌い上げるのに対し、このSEVENTH WONDERはよりプログレメタルの王道を行くサウンド(シンガーTommy Karevikもかなり上手い)で、インストパートのスリリングさに関してはこちらの方が好きかも。9分に渡るタイトルトラック③Waiting In The Wingsを筆頭に、曲の勝負どころでJohan Liefvendahl(G)が紡ぎ出すメロディックでややクサいメロのネオクラシカルギターもさることながら、僕を惹きつけてやまないのはAndreas Blomqvist(B)が極上のセンスでもって弾きまくるテクニカルなベースラインです。曲によってはギター以上に目立ってしまう彼の太いベースサウンドは、同郷の大先輩Marcel Jacob(B/LAST AUTUMN’S DREAM、TALISMAN、ex-YNGWIE MALMSTEEN etc)を髣髴とさせるほどです。

楽曲としてはキャッチーに疾走する名曲⑤Not An Angel、テクニカルな展開が主体ながらサビの聴かせどころでインパクト抜群のメロディが耳を捉える⑧The Edge Of My Blade、ピアノとストリングをバックに感動的なメロディを歌い上げるバラード⑨Piecesが特に気に入ってます。いつか、プログレメタルの名盤を作ってくれるそうな予感が伝わってくるこのアルバムで日本デビューできなかったのが不思議でなりません。一足先に日本デビューを果たしたCIRCUS MAXIMUSにも決してひけをとらないセンスを持ったバンドだと思います。今後の更なる活躍を確信させてくれる1枚です。

【音源紹介】
・Not An Angel

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