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SEVENTH WONDER「BECOME」(2005)

  • 2018/09/17(月) 00:00:00

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【No.522】
★★(2012)

ノルウェーのCIRCUS MAXIMUSとともに北欧プログレメタル界のホープとして注目しているSEVENTH WONDERの1stアルバム。彼等に関しては今や「KAMELOTのシンガーでもあるTommy Karevikが在籍するバンド」と言った方が通りが良さそうですがTommyは2nd「WAITING IN THE WINGS」(2006)からの加入(厳密には本作完成後)なので、このアルバムでは後にSILENT CALL、THAURORODでもリードシンガーを務めるAndi Kravljacaが歌っています。メロディ重視のプログレメタルというSEVENTH WONDERの根幹部分は本作で既に固まっているものの、ネオクラシカルサウンドが色濃く表れているのが他のアルバムとの差別化ポイントですね。

オープニングを飾る①Day By Dayのイントロからして母国スウェーデンの御大YNGWIE MALMSTEENを彷彿とさせるし、③The Damnedもチェンバロサウンドとギターの絡みがネオクラテイストを強く感じさせてくれます。またAndreas Blomqvist(B)が自己主張の強いベースを弾いているため故Marcel Jacob(B/TALISMAN etc)在籍時のYNGWIEを連想させることもしばしば(実際AndreasはMarcelのレッスンを受けたことがあるそうです)。シンガーのAndiも高音域ではGoran Edman(Vo/ex- YNGWIE MALMSTEEN etc)、優しく歌うとBenny Soderberg(Vo、Key/ex-FORTUNE、CLOCKWISE)のように聴こえるなど北欧メタルを象徴する歌い手に似た側面があって北欧らしさを強調する一因となっていますね。

プログレメタルにカテゴライズされるSEVENTH WONDERですが、本作では①や③のようなシンプルに駆け抜けていく楽曲の方が気に入っています。なおシークレットトラックとして収録されている①のバラードバージョンも味わい深くてグッド。ただし垢抜けなさが残っているのも事実だし、メロディの充実度も2nd以降の作品には及ばないので、そのポテンシャルの高さは感じつつも物足りなさもありますね。奇しくも本作はCIRCUS MAXIMUSのデビュー作「THE 1ST CHAPTER」と同年にリリースされていますが、この時点ではCIRCUS MAXIMUSに軍配が上がるというのが正直なところです。バンドはこのアルバムで時折見せていた煌めきを次作「WAITING IN THE WINGS」で一気に開花させることとなります。

【音源紹介】
The Damned

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