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KISSIN' DYNAMITE「STEEL OF SWABIA」(2008)

  • 2018/04/29(日) 00:00:00

STEEL OF SWABIA
【No.513】
★★★(2011)

Hannes(Vo)Ande(G)のBraun兄弟を中心に結成されたドイツ南西部シュヴァーベン(英語表記はSWABIAでタイトルになっています)出身のグラム系ヘヴィメタルバンドKISSIN' DYNAMITEのデビューアルバム。彼等のサウンドにはバッドボーイズロックに近い雰囲気もあって、この手のバンドがドイツから出てくるというのは珍しいですね。デビュー当時、メンバーはまだ15〜16歳だったそうですが本作で聴ける楽曲群は日本デビュー作で僕がこのバンドのファンになるきっかけとなった2nd「ADDICTED TO METAL」(2010)には及ばないものの新人バンドの作品としては十分魅力的な1枚に仕上がっています。ガッツ溢れる骨太サウンドを基本としつつ時にキャッチー、時にメランコリックなメロディを聴かせてくれます。そういえば先日紹介したHALESTORM同様、KISSIN' DYNAMITEもデビュー以来メンバーチェンジが全くない稀有なHR/HMバンドのひとつですね。

デビュー作でありながら曲作りの非凡さは既に発揮されていて、中でも高揚感のあるサビメロが素晴らしいドライヴィングチューン③Steel Of Swabiaはアルバムタイトルを冠するに相応しい1曲です。若手らしい溌剌としたノリの良さを前面に出した⑤My Religion、⑥Only The Good Die Young、⑧Welcome To The Jungleなどのロックソングを軸に叙情バラード、ダークなミドルチューンも収録していてアルバムとしての起伏を持たせていますね(⑧はGUNS N' ROSESのカバーではなくオリジナル曲)。どストレートな曲名の⑫I Hate Hip Hopには笑ってしまいましたが若気の至りというやつでしょうか。2ndのボーナストラックとして収録されていた本作の3曲が良かったので試しに聴いてみたのですが、このアルバムではそれ以上に僕好みの楽曲と出会うことができました。

メンバーの中でも最年少のフロントマンHannesはハスキーな声を活かした歌唱で各曲をより魅力的なものにしてくれているし、⑨Heartattackではライヴで再現が難しそうな早口ボーカルを取り入れるなど器用な面も見せてくれます。中でも①Let's Get Freakyのサビで炸裂する「フィケフィケフィケェ!」のシャウトはインパクト大ですね。音楽性としてはCRAZY LIXX、RECKLESS LOVE、STEEL PANTHERなどを連想させつつ、それらのバンドよりも骨太でメタリックな印象です。インタビュー記事によるとメンバーは子どもの頃からAC/DC、MOTLEY CRUEに加えてACCEPT、IRON MAIDEN、JUDAS PRIESTなども聴いていたこともあって鋼鉄成分が濃いのかもしれません。このバンドのアルバムでは本作のみ国内盤のリリースがありませんが、それが不思議に思えるほどの出来栄えだと思います。

【音源紹介】
Steel Of Swabia

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