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ROYAL HUNT「CLOWN IN THE MIRROR」(1994)

  • 2010/04/10(土) 00:00:00

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【No.227】
★★★★(1995)

デビュー作で既に確立されていたROYAL HUNTの華麗な北欧ハードロック/ヘヴィメタルサウンドが、より壮大でメタリックな方向へ進化した2ndアルバム。前作では複数のゲストプレイヤーを迎えていたギタリストの座には、デビューアルバムでも一部の楽曲でプレイしていたJKことJacob Kjaer(G)を正式メンバーとして迎えています。本作はメロディの美しさ、演奏面での安定感やアレンジなど、アルバムジャケットを除く(笑)全ての面で前作を上回るネオクラシカルメタルの傑作といえる1枚でしょう。演奏面で印象的なのは楽曲に心地よいグルーヴ感をもたらしてくれるSteen Mogensen(B)のうねりあるベースサウンドと、独特の泣きを含んだJKのギタープレイですね。

そして本作の強みはなんといっても楽曲が強力なこと。Andre Andersen(Key)が奏でる壮麗なキラキラサウンドから始まるROYAL HUNTらしさ満点のメロディックメタル①Intro~Wasted Time、しっとりとした泣きの名バラード④Clown In The Mirror、イントロのエモーショナルなギターと優しくも切ないサビメロが絶品の⑦Legion Of The Damned、ROYAL HUNTの美学を凝縮した名曲⑩Epilogueというアルバムの核となる名曲群が文句なく素晴らしいですね。中でも究極のドラマティックソング⑩がもたらしてくれる感動は桁違いで何度リピートしたかわかりません。その他にもアメリカンな雰囲気のある②Ten To Life、ネオクラシカルフレイヴァーに満ちたインスト⑤Third Stageや疾走チューン③On The Run、⑧Here Today, Gone Tomorrow、ROYAL HUNTの王道とは距離を置いたグルーヴィーな⑥Bodyguard、⑨Bad Bloodなどバラエティに富んでいます。

衝撃のデビュー作から順当な成長振りを見せてくれた本作はセカンドアルバムとしても理想的な作品だと思います。今後の更なる飛躍を予感させるこのアルバムを最後にHenrik Brockmann(Vo)がバンドを脱退、後任にアメリカ人シンガーD.C. Cooperを迎えた3rd「MOVING TARGET」でROYAL HUNTは確固たる地位を築き上げることとなります。僕自身、D.C.時代に一番思い入れがあるのですが、バンド初期の2作品にはそれ以降のROYAL HUNTであまり感じられない親しみ易さやキャッチーなメロディが溢れていて、この時期特有の魅力がありますね。本作も2008年にリマスター盤が出されていて「THE MAXI-SINGLE」に入っていたデビュー作収録曲のアコースティックバージョンが2曲追加されています。

【音源紹介】
・Epilogue(Live)D.C. Copperが歌う1996年のライブです。

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この記事に対するコメント

アルちんさん

こんばんは。僕もEpilogueはD.C.やJohn Westが歌うのライブ盤の方が聴き慣れているので今になってHenrikのバージョンを聴くと少し違和感がありますね。Epilogueの影に隠れがちですが、本作にはそれ以外にも良い曲が多数収録されてますよね。中でもClown In The Mirror、Legion Of The Damnedは名曲だと思ってます(後者は一般的にさほど評価が高くないようですが)。このアルバムは僕がROYAL HUNTに惚れ込むきっかけとなった1枚なので思い入れが強いですね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/09/04(火) 22:29:44
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こんばんは~

 Epilogueのスタジオver聞きたさに、今頃2nd買ってしまいましたww
live盤で耳慣れているとはいえ、②Wasted Timeはポップで北欧色の濃い一曲でイイですねぇ。
③Ten To Lifeも聴くに連れてクセになってくるw、④On The RunもありきたりなイントロでFlightのパート2っぽいけど、今のロイヤルハントからすると貴重な楽曲ですねぇ。⑤Clown In The Mirrorは美しすぎる名曲。身もだえしますw。⑧Legion Of The Damnedも言われてみると「何ですかこの哀愁は~」タイトルから疾走曲を思ってましたが、たまらないバラードです。
⑪Epilogueこれですよ、これ!ただD.Cのliveヴァージョンを聴いている身からするとアルバムヴァージョンはラストがあっさりとしており、少し寂しい…

 だがヘンリックのvoも決して悪くなく、彼だからだせる味は間違いなく感じました。この2ndも名盤ですなぁ。

  • 投稿者: アルちん
  • 2012/09/02(日) 22:11:50
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ピッペンさん

こんばんは。
ヘンリックのボーカルについては…そうですねぇ、タイトルトラックなんかは彼の良さが出ていると思いますが、やはりD.Cのライブヴァージョンは圧巻ですね。
Epilogueについては僕の人生の名曲といってもいいかもしれないくらいリピートした思い出深い名曲です。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/04/13(火) 21:31:42
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このアルバムもいいですよねぇ。
ヘンリックのVoの力量不足がなんとも辛いところですが、楽曲的には粒揃いですよねぇ。やはり"Epilogue"は永遠の名曲です!

  • 投稿者: ピッペン
  • 2010/04/11(日) 17:52:41
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レブさん

こんにちは。
再び通りすがっていただき、ありがとうございます。CDを買うのはライフスタイル(または病気?)なので止められないですね。ブログを始めてからはCD購入録を書くようになったので、これでも枚数は減りました(経済的理由もありますが)し、1枚1枚への愛着も増したと思います。
あとはCDを聴く時間をどう確保するかが課題ですねー。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/04/11(日) 14:34:51
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こんにちは!

久しぶりにまた通りすがりました。(笑)

マメにCDを買われてますね~。
私はある時代で止まってるので見習いたいです。

  • 投稿者: レブ
  • 2010/04/11(日) 12:21:29
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