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ROYAL HUNT「LAND OF BROKEN HEARTS」(1993)

  • 2010/04/03(土) 00:00:00

LAND OF BROKEN HEARTS
【No.226】
★★★(1995)

僕が初めて心底惚れ込んだバンドROYAL HUNTが1993年にリリースした記念すべきデビューアルバム。メンバーは中心人物Andre Andersen(Key)、バンドの一時代を支えたSteen Mogensen(B)Kenneth Olsen(Ds)によるリズム隊の他、初期2作品でリードシンガーを務めたHenrik Brockmann(Vo)の4人が正式メンバーで、ギタリストは複数のプレイヤーが参加するという変則的なラインナップとなっています。今やキーボード主体のネオクラシカル・メロディックメタルバンドの代表的存在として活躍するROYAL HUNTですが、この時点ではメタルというよりは徹底的に美しく華麗なハードロックという印象が強いですね。

本作ではAndre Andersenが生み出す楽曲の完成度に差があるように感じるものの、中にはROYAL HUNTの代表曲といえるものも収録されています。特にひたすらリピートしていた③Flightは華麗でありながら緊張感にも満ちた疾走曲でネオクラシカルというジャンルを代表する名曲だと思います。その他にもギターとキーボードが絡み合うスピーディーなインスト⑤Martial Arts、キャッチーなサビメロが強烈な印象を残す⑥One By One、⑧Land Of Broken Heartsといったミドルチューン、本編ラストを締めくくる⑩Kingdom Darkと上質なネオクラシカルチューンが並んでいます。またライブで演奏されることの多い⑪Stranded、ストレートな疾走曲⑫Day In Day Outといったボーナストラックも聴き逃せません。

後にバンドが発表した名盤に比べると歌唱力やサウンドプロダクションに物足りなさを感じますが、純粋にデビュー作として考えると素晴らしい出来栄えです。この時点でのROYAL HUNTは強烈な輝きを放つ前のダイヤモンドの原石のような荒削りな部分を残しつつも、既に並みのバンド以上に眩しい存在でしたね。ファンの間でも賛否両論あるHenrikに関してはD.C. Cooper、John West、 Mark Boalsというバンドの後任シンガーが凄すぎるわけであって、1人のシンガーとして見ればなかなか味わいがあると思います。ちなみに僕が持っているのは93年にリリースされた12曲入りのものですが2008年にはリマスター盤がリリースされたようで、そこには全6曲入りの企画盤「THE MAXI-SINGLE」にのみ収録されていた未発表曲Bad Luckと本作収録曲のアコースティックヴァージョン2曲が新たに追加されています。

【音源紹介】
・Land Of Broken Hearts

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アルちんさん

こんばんは。このアルバムって当時B!誌のレビューでは70点台だったんですね…。知りませんでした。「1996」のバージョンを知ってしまった今では、あちらの方がクオリティが高いと思いますがHenrikが歌う本作には本作の味がありますよね。僕もFlightがアルバムのハイライトです。
あとは「PARADOX」と「FEAR」ですか~。前者は僕にとって思い入れが強い1枚です。「人生の楽しみが減ってしまう」という考え方もありますが、聴かずに生きるのは勿体ないですよ。と、期待を高めすぎたために「期待ハズレだった…」となってしまった場合はお許しください(苦笑)。

  • 投稿者: よしよ
  • 2011/11/15(火) 08:18:30
  • [編集]

やっと1st

 よしよさん、こんばんは~
 本当に今頃になってなんですが、1st買ってしまいました。
当時B!誌のレビューでは70数点という点数だったとかで、信じられん^^;

 僕も1996のLIVEアルバムでは、1stの曲を聴いていたのですが(カセットテープにダビングしてもらったという事に時代を感じますね汗)、①Running Wildからして一発で耳に残りますし、②Easy Riderはいかにも80年代の北欧のバンドの曲って感じ、そしてキタ~の③Flightはこのアルバムでイチオシですな。

 この1stからはEUROPEの3rdがもう少し北欧風味のまま製作されていたら、こんなだったかも~という感じがします。(どんな感じ!?)

 あと私の手元に未開封で残っているのは、PARADOXとFEARの2作なのですが、評判からするとPARADOXを聴いてしまうと人生の楽しみが減ってしまうような気がするしwFEARは何か聴くと気が滅入りそうw
さてどうしたものか。

  • 投稿者: アルちん
  • 2011/11/14(月) 23:30:32
  • [編集]

ピッペンさん

こんにちは。
確かにD.Cでの再録というのは僕も期待した時期がありました。John Westは「THE WATCHERS」でHenrik在籍時の曲をリメイクしていましたが、D.Cはなかったですよね。スタジオ盤でも十分魅力的だったのに、D.Cが2枚組ライブ「1996」で初期2作の楽曲を歌っているのを聴くと、もうライブヴァージョンしか聴けなくなったという思い出があります。「1996」は是非DVDでもリリースして欲しいですね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/04/04(日) 13:39:44
  • [編集]

このアルバムは素晴らしいと思いますが、できればD.C.クーパーで再録音して欲しかったです。よしよさんが挙げている曲は聴き飽きないですよね。

  • 投稿者: ピッペン
  • 2010/04/03(土) 23:05:38
  • [編集]

シャドウロックさん

こんばんは。
おぉ、好きな曲が僕とモロ被りですね。Henrikのボーカルは曲によっては微妙なものもありますが、それは後任シンガーたちのヴァージョンを聴いたあとの感想であって本作しか知らない時は良いシンガーだなと思ってました。
これからしばらくはROYAL HUNTの作品を取り上げていくつもりです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/04/03(土) 21:55:11
  • [編集]

メタリストさん

こんばんは。
ROYAL HUNTは初期が良かったという声はよく聞きますね。僕はD.C時代が最も思い入れが強いですが、初期2作品もAndreのメロディが輝いていて好きです。この頃は本当に北欧メタルっていう感じでしたね。このバンドはボーナストラックを収録することの少ないバンドだと思いますが、本作のボーナス2曲はなぜにこれがボートラ?というものですよね。
僕も最初に聴いたROYAL HUNTのボーカルがHenrikだったせいか、今聴き返しても違和感はないですねー。純粋な上手さでいくと後任シンガーの方が上だと思いますが、彼のボーカルも良いと思います。…といいつつ、彼が後に歌っているEVIL MASQUERADEやMISSING TIDEは聴いてなかったりするのですが。

  • 投稿者: よしよ
  • 2010/04/03(土) 21:48:52
  • [編集]

ROYAL HUNTの1stアルバムは今も時々聴いています。いい曲が多く結構好きです。

Henrik Brockmannのボーカルは、これはこれでなかなかいいと思います。

どれもいい曲ばかりですが、Flight、Land Of Broken Hearts、Stranded、Day In Day Outなどが個人的には好きですね。

また見に来ます。

  • 投稿者: シャドウロック
  • 2010/04/03(土) 14:09:52
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実を言うと、ROYAL HUNTにはこういう1stのような路線を求めていたりします。
EUROPEをネオクラ臭くしたような・・・(いや、違うかな?)。
まあ、"PARADOX"みたいな路線もあれはあれで好きなんですけどね。

"Flight"は勿論大好きですし、
なぜボーナストラックになったのか分からないくらい、"Day in day out"も
素晴らしいと思います。

それによしよさんも仰っている通り、ヘンリックのVoも
なかなか味わいがあり、全然物足りなさは感じません。
後任が上手すぎるだけですね~。

  • 投稿者: メタリスト
  • 2010/04/03(土) 02:16:52
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