ARCH ENEMY「WAGES OF SIN」(2001)

  • 2009/10/06(火) 00:00:00

WAGES OF SIN
【No.186】
★★★★(2001)
年間ベスト2001年第6位

メロディックデスメタルの中で、僕が最も気に入っている作品のひとつ「BURNING BRIDGES」に続くARCH ENEMYの4thアルバム。本作の話題は何といっても、Johan Liiva(Vo)の後任に麗しの女性デスメタルシンガーAngela Gossow(Vo)が電撃加入したことでしょう。今でこそ女性がデスメタル系バンドで歌うことは珍しくなくなってきてますが、このアルバムが発表された2001年当時はホンットに衝撃的で、これが女性の歌声か?と驚嘆したものです。個人的には歌声に悲壮感が漂っていたJohanも好きですが、Angela加入後にARCH ENEMYが大躍進を遂げたことを考えると、このメンバーチェンジは成功といえるのではないでしょうか。

Angelaにばかり注目が集まりがちな本作ですがアルバムの完成度も高く、清らかなピアノの音色に続いて切り込んでくる強靭なドラミングと、そこに絡むギターリフが凄まじい①Enemy Withinからしてとびきりのカッコよさです。楽曲のインパクト、メロディのクサさという面では前作に一歩譲るものの、タメの効いた泣きのギターソロが鳥肌ものの②Burning Angel、極上のリフとダイナミックな展開に聴き惚れてしまう④Ravenous、不気味なリフワークに始まり曲終盤では叙情フレーズが炸裂する⑨Behind The Smileなどは前作の名曲群と同じくらい好きな曲ですね。他にもメロデスバンドとしての暴虐性を前に出した⑥Dead Bury Their Dead~⑦Web Of Liesへと間髪入れずに繋がる怒涛の流れ、泣きのインスト小曲⑩Snowboundからスケールの大きなミドルテンポ⑪Shadows And Dustでアルバムを締めるという構成も流石です。

このバンドの主役はあくまでもAmott兄弟の流麗なツインリードであるということは間違いありませんが、本作ではリズム隊のタイトさが非常に目立ちます。中でもDaniel Erlandson(Ds)の超絶ドラミングはAndy Sneapのクリアなミキシングのせいもあり、これまで以上にアタック感が強く抜けのいい音で録音されていてDanielの凄さがダイレクトに耳に届くんですよね。Amott兄弟のギター、屈強なリズム隊があまりに凄いため、Angelaのデスボイスも健闘してるんだけど影が薄くなってしまってるように思えます。メロディアスな要素が強かった前作の路線をベースに、初期のアグレッションを注入した本作もまた名盤です。

【音源紹介】
・Enemy Within(Live)

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

ピッペンさん

誰が歌っているのかを伏せた時点で本作を聴いた人が、これが女性だとは思わずARCH ENEMYの新ボーカルは元CARCASSのJeff Walkerだと思ったという噂を耳にしたことがあります。ARCH ENEMYはこのアルバムで大きく飛躍しましたよね。前作までも好きだし、3rdは最高傑作だと思っていますが、このアルバムも素晴らしいです!

  • 投稿者: よしよ
  • 2009/10/08(木) 08:38:09
  • [編集]

何といっても、アンジェラ姐さんのVoが超弩級の衝撃でしたね。
曲も素晴らしいですし、サウンド・プロダクションも素晴らしいです。
いい意味でメジャー感の増した名盤ですね。

  • 投稿者: ピッペン
  • 2009/10/08(木) 00:25:50
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する