ASTRAL DOORS「CLOUDBREAKER」(2003)

  • 2015/07/04(土) 00:00:00

CLOUDBREAKER.jpg
【No.435】
★★★(2004)

Richard Andersson(Key/TIME REQUIEM、ex-MAJESTIC)が新たに立ち上げたSPACE ODYSSEYのリードボーカルとしてシーンに登場するやRonnie James Dio、Tony Martinといった大御所シンガーを彷彿とさせる力強い歌唱で一躍注目を集めるようになったPatrik Johansson(Vo)のメインバンドASTRAL DOORSによる1stアルバム。日本デビューに先駆けてリリースされていた欧州盤は「OF THE SON AND THE FATHER」というタイトルでジャケットも異なっていましたが、キングレコードの意向でジャケットとタイトルが変更されています。たしかに日本盤ジャケットの方が断然いいですね(というかオリジナルがヒドイ/苦笑)。ASTRAL DOORSの音楽性はRAINBOW、DIO、Tony Martin在籍時のBLACK SABBATHに例えられることが多いハードロックの王道をゆくサウンドで人によっては懐かしさを感じるのかもしれませんが、上記バンドをあまり聴かない僕にとってはかえって新鮮だったりします。さほど目立たないものの各曲で鳴り響くオルガンサウンドもいいですね。

ASTRAL DOORS最大の武器であるPatrikのボーカルはとにかく熱く、パワフルで圧倒されます。本作のベストパフォーマンスは「ニョォ!ニョォ!ニョォ!ニョォ!ニョォオ〜♪」と歌い上げる⑧Burn Down The Wheel、暑苦しさの度合いとしては⑥In Prison For Lifeがトップですね(笑)。全体的にSPACE ODYSSEYの時よりものびのびと歌っているように思います。楽曲面では勢いとフックに満ちたアップテンポ①Cloudbreaker、自然と身体が揺れてくるシャッフルナンバー④Slay The Dragon、一際キャッチーなサビメロが耳に残る⑪Man On The Rock辺りが特に気に入っています。それ以外にも荘厳かつヘヴィな②Of The Son And The Father、どストレートなハードロック③Hungry People、⑤Ocean Of Sandなどアルバム序盤はなかなか強力です。

ズバ抜けた名曲こそないものの個々の楽曲は聴き応えがあるし、どっしりと腰を据えた仕上がりとなっている本作からは新人らしからぬ落ち着きが感じられますね。難点としては似たタイプの曲が続き、Patrikのボーカルも9割方が力押しなので後半になると聴き疲れしてしまうことでしょうか。若手の中でも古き良きHR/HMをとことん追求し、ここまでの作品を生み出せるバンドは貴重だしPatrikほどの歌い手がいることは大きなアドバンテージなので頑張ってほしいですね。といいつつ、僕の好みからするとキャッチーなメロディが少し足りないように思えて次作以降は聴いてなかったりするのですが…。

【音源紹介】
Cloudbreaker

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