MASTERPLAN「MKⅡ」(2007)

  • 2010/08/24(火) 00:00:00

MASTERPLAN MK2
【No.252】
★★★(2007)

バンドの顔と言うべき存在だったJorn Lande(Vo/ALLEN-LANDE、ex-ARK、MILLENIUM、YNGWIE MALMSTEEN etc)に続き、Roland Grapow(G/ex-HELLOWEEN)と共にバンドを創設したUli Kusch(Ds/RIDE THE SKY、BEAUTIFUL SIN、ex-HELLOWEEN、GAMMA RAY etc)までもが脱退してしまったMASTERPLANが後任にMike DiMeo(Vo/ex-RIOT)Mike Terrana(Ds/ex-RAGE etc)という2人のMikeを迎えてリリース3rdアルバム。渡り鳥シンガーJornの脱退には「やっぱり…」という気持ちがありましたが、Uliまで離脱してしまうとは意外でした。

前作はやや落ち着いたベテランらしいアルバムである反面、地味な印象もあったのに対して本作は今のバンドの姿を表しているかのようなタイトルがつけられたイントロ①Phoenix Risingから疾走曲②Warriors Cryに繋がるという定型フォーマットに則っていることもあってメロパワ寄りの作風と言えそうですが、それほどスピードチューンに依存するのではなく前作で開眼した感のある③Lost And Gone、⑥I'm Gonna Win、⑪Enemyといったミッドテンポも充実していて過去2作の路線を継承した内容に仕上がっています。上に挙げた4曲や爽やかな中に仄かな哀愁が漂う④Keeps Me Burningなどがお気に入りなのですが、本作最大のハイライトはUliが脱退前に残したマテリアルをRolandが仕上げた⑩Masterplanですね。「マァス!タァ!プラァン!」というシンガロングを誘う強力なサビを持つこのパワフルチューンはバンド名を冠するに相応しいアンセムだと思います。

名シンガーJornとソングライティングでも貢献していたUli脱退のニュースを聞いた時は、今後MASTERPLANとしてやっていけるのか心配になりましたが、楽曲面ではメンバーチェンジの痛手は予想したほど大きくはないような気がします。ドラマーに関してはUliよりもMike Terranaの方が好きですしね。一方のシンガーについてはMike DiMeoも踏ん張っているものの、やはりJornの存在の大きさを感じさせられる場面もしばしば。特にじっくり聴かせるナンバーでは「これをJornが歌っていたら…」と思ってしまうこともあります。Jornの後釜としてMike DiMeoがどのようにバンドに溶け込んでいくのかと思っていたら2009年にJornが復帰し、次の4thアルバム「TIME TO BE KING」はシンガーにJorn Landeを据えたラインナップでリリースしています。

【音源紹介】
・Masterplan

関連記事

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する