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MASTERPLAN「AERONAUTICS」(2005)

  • 2010/08/19(木) 00:00:00

MASTERPLAN AERONAUTICS
【No.251】
★★★(2005)

2003年にリリースしたデビュー作が同時期のHELLOWEEN以上に僕好みだったHELLOWEEN脱退組のRoland Grapow(G)Uli Kusch(Ds)によるMASTERPLANの2ndアルバム。これまでひとつのバンドに留まることの少なかったJorn Lande(Vo/ ex-ARK、MILLENIUM、YNGWIE MALMSTEEN etc)がフロントマンということもあり、このMASTERPLANも単発プロジェクトで終わるかと思いましたが、前作から2年という間隔で2作目を無事リリースしてくれたことが嬉しかったですね。前作の時点で既にHELLOWEENとは異なる方向性を示してはいましたが、本作では更に典型的なメロパワから距離を置いたアダルトなパワーメタルという趣きです。

ジャケットイメージとリンクするサイレンのSEで始まるオープニングトラック①Crimson Rider、本作の中では浮いているように思えるほどキーパいジャーマンメタル③Wounds、緊迫感に満ちた⑧Into The Arena、流れるようなメロディに耳を奪われる⑩Falling Sparrowと、要所にスピードチューンを配しながらも全体的に疾走感は抑えめでどっしりと腰を据えた作品となっており、特にミドルチューン②Back For My Life④I'm Not Afraidは出色の出来ですね。こういう路線こそがMASTERPLANの特徴であり、強みであるような気がします。中盤以降はJornの歌に救われている楽曲があるような気もしますが、ドラマティックに展開する10分弱の大作⑪Black In The Burnがアルバム後半の山場を作ってくれています。

欧州メロディックメタル勢の中でも、スピードに頼らずベテランならではの大人びた楽曲を抜群に上手いシンガーが歌うことで完成されるMASTERPLANサウンドが本作で確立されたという感じですね。個人的には派手にハジけた曲や哀メロナンバーがもう少し欲しい気もしますがマイナス要素は見当たらない作品だと思うし、メロディックメタル寄りの楽曲を歌うJornを聴きたい時に手が伸びる1枚です。

【音源紹介】
・Back For My Life

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