NIVA「GOLD FROM THE FUTURE」(2011)

  • 2013/09/22(日) 00:00:00

GOLD FROM THE FUTURE
【No.387】
★★★★(2011)

Goran Edman(Vo)Mats Levin(Vo)がフロントマンを務めたこともあるSWEDISH EROTICAでの活動を経て、Tony Niva(Vo)NIVA名義で1994年にゼロ・コーポレーションから日本限定でリリースした1st「NO CAPITULATION」に続く2ndアルバム。僕は未聴の前作から17年振りとなる今回のアルバムではNiva以外のメンバーがガラリと変わっています。中心となっているのはRoger Ljunggren(G/T'BELL)、Marcus Persson(Key)そしてNivaで、彼等3人が共作した楽曲群は80年代メロディックロックに北欧メタルのエッセンスを加えた僕好みのサウンドに仕上がっています。

「NO CAPITULATION」発表後、 LION'S SHAREの4th「ENTRANCE」(2001)に参加した以外は目立った活動のなかったNivaを表舞台にに呼び戻すきっかけになったという①Janitor Of Loveから始まる爽快メロハー3連発は掴みとして申し分ないし、T'BELLの中心人物Patrik Tibell(Vo)が曲作りに参加して実に彼らしい洗練されたメロディを堪能させてくれるバラード④I Rememberも素晴らしいですね。しかし本作のハイライトはタイトル曲⑤Gold From The Futureでしょう。北欧メタル然とした疾走感と哀愁が堪らない1曲です。それ以降も曲名とは裏腹に優しいメロディが聴ける⑥We Must Fight、「ドゥルドゥルドゥルドゥル…」というハードなギターによる幕開けからへヴィチューンを予測していたら一転してリズミックなサビへと繋がる⑧Final Warning、アルバム本編を見事に締めくくってくれるバラード⑩Youなど僕好みの楽曲が並んでいます。日本盤ボーナストラック込みで約37分というコンパクトさもあって何度もリピートしたくなる1枚ですね。

NivaのハイトーンボイスはTony Mills(Vo/TNT、ex-SHY)にも似ていて伸びやかで聴きやすいし、アルバムの曲調もあってかGRAND ILLUSIONや往年のTNTを彷彿とさせる場面もあります(実際RogerはGRAND ILLUSIONのアルバムに関わっていたし、Marcusのお気に入りアルバムはTNTの代表作「INTUITION」だそうです)。前作から17年ものスパンがありましたが、充実した今回のアルバムを聴いているとコンスタントな活動を期待したくなりますね。なお本作を日本で先行リリースした翌年にバンドは名義をOXYGEN、アルバムタイトルを「FINAL WARNING」に変えて発売しています。ほぼ同じ内容のアルバムを異なる名義で出す必要があったのかという疑問ですし「FINAL WARNING」ではアルバム名になった⑧は何故か収録されていないのでNIVA「GOLD FROM THE FUTURE」の方が商品価値は高いと言えそうですね。

【音源紹介】
・Gold From The Future

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