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HIBRIA「DEFYING THE RULES」(2004)

  • 2008/12/09(火) 00:02:24

DEFYING THE RULES
【No.080】
★★★★(2004)
年間ベスト2004年第8位

ブラジルから突如現れたメタル界の超新星HIBRIAのデビューアルバム。ツインリードを力強く響かせるギターオリエンテッドな作風でDiego KasperAbel Camargoという強力ギターチームが大活躍し、たまにキーパー風メロディも顔を出す正統派メタル曲の数々はデビュー作とは思えないほどにハイレベル。リズム隊も引き締まっていて、中でもベースプレイヤーMarco Panichiの自己主張のあるベースは聴いてて本当に気持ち良く、ついつい彼のプレイを耳で追ってしまうほど魅力的です。そして、それらの曲を歌い上げるIuri Sanson(Vo)は紛れもなく逸材と呼べる人物でしょう。ミドルレンジではMichael Vescera(Vo/ex-YNGWIE MALMSTEEN etc)、高音のスクリームはかのDaniel Heiman(Vo/HEED、ex-LOST HORIZON)を彷彿とさせる絶品の歌唱で、作品をワンランク上に押し上げてます。

ガチガチの硬派なサウンド、練り込まれたツインギターメロディが織り成す剛直ピュアメタルを追求するその姿は、一部で指摘されているように久保田 陽子(Vo)を擁した5人編成時のSABER TIGER(作品でいうと1992年発表の「INVASION」など)を連想させますね。これぞというキラーチューンがないような気もするけど、本作の場合はアルバム全曲がハイクオリティなので1曲を選ぶのが難しいと表現した方がいいかもしれません。お気に入り曲を挙げるとすれば、メタル魂を熱くしてくれる事実上のオープニングトラック②Steel Lord On Wheels、ギターソロの後にIuriが披露するラフな吐き出し唱法がクールな④Millennium Quest、叙情メロディが冴えるミッドテンポ⑥Living Under Ice、曲の進行とともに聴き手の気持ちを高揚させる劇的な展開が秀逸なラストトラック⑩Stare At Yourselfといったところですね。

とにかく新人としての衝撃度でいえば2000年のSONATA ARCTICAに勝るとも劣らないものがあり、将来が楽しみなバンドの登場です。本作と同じ2004年に作品をリリースしたSILENT FORCENOCTURNAL RITESといったメロディックメタル界の中堅バンドの作品よりも、当時はHIBRIAの方をよく聴いてました。このアルバムにおける楽曲のレパートリーは疾走曲とミドルチューンだけなので、バラードも聴いてみたいところですが、それは次回のお楽しみということで。

【音源紹介】
・Millennium Quest

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