BLIND VENGEANCE「BLIND VENGEANCE」(1985)

  • 2012/11/29(木) 00:00:00

BLIND VENGEANCE
【No.355】
★(2007)

Harry Hess(Vo/HAREM SCAREM)HAREM SCAREM結成前にDarren Smith(Ds/HAREM SCAREM)と共に活動していたバンドBLIND VENGEANCEが残した唯一のアルバム。1984年に発表した「A TASTE OF SIN」という作品をリミックス、ジャケットを差し替えて曲順を変更したのが本作です。ちなみにメンバーのクレジットを見るとドラマーにはTerry Josephという名前が記載されていて、メンバーショットを見ても若かりし頃のHarryは確認できますがDarrenは特定できないので本作の時点でDarrenはメンバーではなかったのかもしれません。

全10曲のうちHarryと他のソングライターによる共作が大半を占める本作で唯一Harryが単独で手がけた③ManikanにHAREM SCAREMの片鱗が垣間見られるものの、その③と①Night Musicを除いて②Leave Me Tonightに代表されるような荒々しさと勢いに任せた80年代メタルという感じなのでHAREM SCAREMのデビュー作で聴けたメロディックロックを期待すると肩透かしをくらうのは必至ですね。メンバー全員が10代の時に制作されたアルバムということもあってか全体的に野暮ったく感じられるし、Harryのボーカルに関しても一聴して彼の歌声だと分かりますが「THE EARLY YEARS」として2003年にリリースされた初期HAREM SCAREMのお蔵入り音源集以前に制作されたアルバムなので、その歌唱力は磨けば光るダイヤの原石状態といったところでしょうか。

英語で書かれた本作のブックレットによると、このバンドはライブでJUDAS PRIESTGreen Manalishi、The RipperIRON MAIDEN2 Minutes To Midnightなどをカバーしていたそうなので、そういう方向性を目指していたのだとは思いますが如何せんメロディにフックが不足しているため「そこそこアグレッシブなメタリックチューンが並ぶアルバム」以上の感想が出てこなかったりします(苦笑)。というわけでHarryがHAREM SCAREM以前にどんな音楽をプレイしていたのか聴いてみたいというファンなら興味をそそられるかもしれない1枚という印象なので、一般的にはあまりお薦めできませんね。僕自身、本作の購入動機が上記のような理由だったので買った当初に数回聴いた後はCDラックで眠っていました。今回の記事を書くために久し振りに聴いてみたのですが、残念ながら感想は変わりませんでしたね…。

【音源紹介】
・Leave Me Tonight

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