BURRN!の藤木さん、お疲れ様でした。

  • 2012/04/07(土) 00:00:00

今月号からBURRN!誌はカラーページの割合が多くなったり、ROCKOMANGA(密かに毎月楽しみにしてました)をはじめとするレギュラーコーナーも大半が今月で終了したりと段階的にリニューアルしていくそうで、読んでいて「あれ?」と思うことがあったのですが最大の驚きは「藤木 昌生さんがBURRN!編集部を離れて書籍や別冊(METALLION等)を編集するセクションに異動することになった(89ページ)」ことです。藤木さんといえば「ガッツポーズ」「脱糞」「~しちゃう」などの名言(?)でお馴染みのB!誌随一のメロディ派記者で、毎月B!誌を買って最初に読むのは藤木さんが担当しているレビューと今月のおすすめのコーナーでした(今月のおすすめも今回のリニューアルでなくなってしまいましたね…)。そして藤木さんは僕の音楽的嗜好に多大な影響を与えた人物のひとりでもあります。周りにHR/HMを聴く人がおらず、まだネットが普及していなかった学生時代は藤木さんのお薦めをはじめとするB!誌の記事が貴重な(というか唯一の)情報源だったので、僕にとって藤木さんは「HR/HMの師匠」と呼べる存在でした。

というわけで、藤木さんがB!誌上でお薦めしていたことがきっかけ、または決め手となって購入したお気に入り盤を簡単に紹介してみたいと思います(現時点でブログに紹介済みの作品タイトルには該当記事のリンクを貼っています)。

PRESENCE OF MIND
ALYSON AVENUE「PRESENCE OF MIND」(2002)
今ではNIGHTWISHのフロントウーマンとして活躍中のAnette Olzonがかつて在籍していたメロディックロックバンド。④Tell Me You Love Me(Or Leave Me)が大のお気に入りです。

A ENEMY STIGMATA
ARCH ENEMY「STIGMATA」(1998)
一度デス声にチャレンジして挫折した僕がメロデスを聴くきっかけとなったのは本作の藤木さんのレビューでした。その後、ARCH ENEMY、CHILDREN OF BODOM、SOILWORKといったバンドを聴くようになりました。

ARENA SWEDEN
ARENA SWEDEN「ARENA SWEDEN」(2004)
BAD HABITのメインソングライターHal Marabel(G)の別プロジェクト。本家よりもソフトかつメロウなサウンドながらメロディの輝きは健在です。

ARI KOIVUNEN
ARI KOIVUNEN「FUEL FOR THE FIRE」(2008)
フィンランドのアイドル発掘番組「IDOLS」でメタルソングの数々を歌って優勝したこともあって注目を集めたシンガーのデビュー作。作曲面ではMr. Lordi(Vo/LORDI)、Timo Tolkki(G/STRATOVARIUS)、Tony Kakko(Vo/SONATA ARCTICA)などがサポートしています。

BBMAK SOL
BBMAK「SOONER OR LATER」(2000)
アメリカのポップス3人組のデビュー盤。僅か2枚で解散してしまいましたが、美しいメロディを歌うコーラスが絶品でした。

Brains_Beat_Beauty-First_cane_Moses_now_this.jpg
BRAINS BEAT BEAUTY「FIRST CAME MOSES, NOW THIS...」(1997)
スウェーデン人シンガーGoran Danielssonと当時解散していたEUROPEのドラマーIan Hauglandのデュオによるデビューアルバム。藤木さんの記事を読んでいなければ絶対に出会っていなかったであろう名盤です。

C MAGNESS SOLO
CLIF MAGNESS「SOLO」(1995)
PLANET 3での活動でも知られるAOR界の大御所Clif Magness(Vo)のソロデビューアルバム。僕がB!誌のレビューだけを参考にして購入に踏み切った最初の作品がこちらです。

C LIXX L MINORITY
CRAZY LIXX「LOUD MINORITY」(2008)
現在はHARDCORE SUPERSTARに在籍するVic Zino(G)がかつて在籍していたスウェーデン産ハードロックバンドの1st。2作目「NEW RELIGION」(2010)も良かったですが本作との出会いはインパクトがあり、彼等を2008年のブライテストホープに選出するほどでした。4月18日にバンドは3rd「RIOT AVENUE」(2012)をリリース予定です。

DRAGONVARIUS.jpg
DRAGON GUARDIAN「DRAGONVARIUS」(2009)
今やすっかりファンになったDRAGON GUARDIANを聴くきっかけをくれたのも藤木さんでした。それまで名前は知っていたものの「同人メタル」という言葉に抵抗感があって購入に踏み切れずいにいた僕の背中を藤木さんのレビューが押してくれたという感じですね。

E CARMEN W DREAMS
ERIC CARMEN「WINTER DREAMS」(1998)
All By Myselfなどの名曲で知られるEric Carmen(Vo)の13年振りとなる6作目。甘いメロディと表現力豊かな歌声に酔いしれる1枚です。

ERIKA C W NIGHT
ERIKA「COLD WINTER NIGHT」(1990)
Yngwie Malmsteen(G)の元妻Erikaのアルバム。藤木さんのお薦め記事を読んでいつか聴いてみたいと思っていた本作は、その期待を裏切らない北欧ハードポップの名盤でした。

KIM KYUNG HO 3
KIM KYUNG HO「00:00:1998」(1998)
韓国の実力派シンガーKim Kyung Hoの3rdアルバム。藤木さんが絶賛する彼の歌唱力には僕もノックアウトされました。

MIKAEL THE ONE
MIKAERL ERLANDSSON「THE 1」(1995)
CLIF MAGNESS「SOLO」と並んで僕のHR/HM元年にあたる1995年に出会った名盤。今やMikael ErlandssonLAST AUTUMN'S DREAMのシンガーとして有名ですが、彼のキャリアの中では本作が僕にとっての最高傑作です。

EXPLORER SUITE
NEW ENGLAND「EXPLORER SUITE」(1980)
藤木さんのプッシュがきっかけでこのバンドのことを知りました。タイトル曲は正にガッツポーズ&脱糞ものの名曲。

SHA_BOOM_TRIO.jpg
SHA-BOOM「THE RACE IS ON」(2005)
藤木さんのレビュー記事を読んで興味を持ったものの、なかなか見つけられずに苦労した記憶があります。泣きよりも明るく爽快なメロディが弾けるハードポップ作品。

SHY.jpg
SHY「SHY」(2011)
買うかどうかを迷っていた時に藤木さんの「今月のおすすめ」や他のブロガーさんの記事を読んで購入決定。⑥Prayは2011年を代表する名曲となりました。残念ながら本作がSteve Haris(G)の遺作となってしまいました。

JUBILEE.jpg
VERSAILLES「JUBILEE」(2010)
ヴィジュアル系メタルバンドの代表格の彼らも藤木さんの記事で購入を決めました。Kamijoの歌にクセはあるものの、そのクサメロはかなり強力!

などなど、思いつくままに書いただけでもこれだけあります。
こうして振り返ってみると藤木さんはHR/HM雑誌BURRN!の編集者でありながらロック、メタルであるかに拘らずとポップス、アニソン、ヴィジュアル系なども含めて、とにかく美しいメロディを聴かせてくれるアーティストを紹介してくれていたんだなぁと改めて思います。前述の通り、僕は今でも藤木さんの記事を楽しみにしてB!誌を買っていたので来月からは少しテンションが下がってしまいそうな気もしますね(これからも購読し続けるとは思いますが…)。

実はこのブログに以前「BURRN!藤木」の名前で【年間ベスト】1995年の記事に拍手コメント(管理人のみ閲覧可能)をいただいたことがあり、そのコメントを読んだ時には自分が師と仰ぐ人と繋がりを持つことができたような気がして感慨深かったですね。藤木さんが今もこのブログを訪れてくださっているかはわかりませんが、改めて感謝の気持ちを述べたいと思います。長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。B!今月号を読む限り、これからもライターとしてのお仕事は続けられるようなので、METALLIONのメロディアス特集などで藤木節に出会えることを楽しみにしながら益々のご活躍を祈念しています。

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アルちんさん

はい、見てくださってたみたいです。一方的とはいえ師匠と仰いでいた方からコメントをいただけたことがほんとに嬉しいです。OSUKARUですかー。確かBURRN!誌レビューでは低めの点数でしたよね。ゼロコーポレーションの臭いというのは僕の中では褒め言葉なので(笑)音源チェックしてみようと思います。これからもお互い藤木さんの兄弟弟子として精進していきましょう!

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/05/05(土) 22:14:14
  • [編集]

弟子として精進しましょうw

 藤木さん、やっぱりこのサイト見てたんですねぇ。
よしよさん、何かうれしいですねw
B!誌を読む楽しみが一つ減ってしまったのですが、これから藤木さんの新天地での活躍を祈るばかりです。

よしよさんとは兄弟弟子として、共に精進して励んで行きましょうww

早速、藤木先生ならガッツポーズを出してくれそうなOSUKARUの「SALVATION」というこのバンド名は普通なら絶対買わないであろうCDを買ってしまいましたw
視聴したら一曲目からゼロコーポレーションの臭いがしましたので(爆笑)
当たりだったら良いのですが…

  • 投稿者: アルちん
  • 2012/05/04(金) 10:07:41
  • [編集]

アルちんさん

僕にとっても今回の件はかなりショックです。会社の人事異動は突然発表されることも少なくないとは思いますが、藤木さんからの言葉を紙面に掲載してもらいたかったですね。実はこの記事に藤木さんから拍手コメントをいただいてまして、ここでその内容を公開はしませんが藤木さん自身も、今回の異動がかなり突然で、読者に何の挨拶も出来ぬまま編集部を去ることになったのが心残りというお気持ちのようでした。
アルちんさんもCLIF MAGNESS「SOLO」とMIKAEL EELANDSSON「THE 1」の洗礼を受けられたということは、僕とアルちんさんは藤木先生の兄弟弟子ですね(笑)。いつか、何らかの形で藤木節に再会できることを願っています。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/04/23(月) 23:35:15
  • [編集]

今年一番のショックかも…

 今月号のB!誌で一番衝撃は藤木さんの移動でしたね。
というかそんなに急だったのかなぁ…と。
せめて編集後記で最後のお別れ位書いて行って欲しかった…

何か編集で揉めたのかな~とか勘繰ってしまう自分がいますw(そんな事ないだろうけど)
「ガッツポーズ」「脱糞」「哀メロ/美メロ」、そして喫煙者に対する厳しいお言葉の数々ww
藤木節を忘れることは無いでしょう。
 願わくばMETTALIONか何かで、哀メロ特集か何かで組んでもらって筆を振るって欲しいですね。

 私も思い出深いのは、よしよさんと同じくレビューだけを頼りにして購入したCLIF MAGNESS「SOLO」、最初は輸入版の方に後日日本版も出るよとか書かれてレビューされていてMIKAEL EELANDSSON「THE 1」の2枚は大当たりで、「一生藤木先生に付いて行こう」とか思いましたよw

 いつか復帰してくれる事を願ってます!

  • 投稿者: アルちん
  • 2012/04/22(日) 00:28:58
  • [編集]

敏紫さん

こんばんは。藤木さん異動をこの記事で知られたんですね。僕と音楽の好みが似た敏紫さんにとってもショックだと思います。藤木さんのお薦めはHR/HMから外れることもありましたが、それでも僕に感動を与えてくれる作品も多数ありました。
藤木さんの名前で拍手コメントをいただいた時にはご本人かな?と思ったりしましたが内容的にもご本人からのものだと思えたので素直に嬉しかったです。来月からのB!誌がどのような誌面になるのか期待より不安の方が大きいですが、これまでお世話になっている雑誌なのでこれからも読み続けるつもりです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/04/10(火) 22:06:56
  • [編集]

ゆうていさん

こんばんは。僕も藤木さんの次に参考にしているのが廣瀬編集長です。DOUBLE DEALERは編集長の猛プッシュがきっかけで聴くようになりました。ただ、ゆうていさんにとっては藤木さんのお薦めはポップすぎることもあったんですね。僕的にはERIKA「COLD WINTER NIGHT」やMIKAEL ERLANDSSON「THE 1」も好みドンピシャでした。
僕も自分以外にバスタードのイングヴェイ・フォン・マルムスティーンからYNGWIEのアルバムを手に取り、HR/HMに目覚めた方がいたとは驚きです。(笑)。主人公ダークシュナイダーのネーミング元であるウド・ダークシュナイダーを見た時には思わず笑ってしまい、その歌声を聴いて衝撃を受けました。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/04/10(火) 22:05:44
  • [編集]

ピッペンさん

こんばんは。お久しぶりです。今回のB!のリニューアル&人事異動は寝耳に水で本当に驚きました。ピッペンさんにとっても藤木さん離脱は痛かったですか、僕も同感です。ネットでは得られない情報をB!(特に藤木さん)を参考にCDを購入しては名盤に出会ってきたので淋しくなりますね。サラリーマン的に早期復帰というのは期待できなさそうなので藤木さんには新天地で哀メロ/泣きメロ大特集などやっていただきたいです。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/04/10(火) 22:04:54
  • [編集]

B!13さん

こんばんは。そうですね、ROCKOMANGAには何度も笑わせてもらいましたし、長谷川さんの日本のバンドを紹介するコラムも参考にしてました。たしかジャンヌダルクの「DNA」というアルバムをこのコラムで知って、かなり気に入った記憶があります。B!13さんも藤木さんを一番参考にされてたんですね。今は藤木さん異動で若干テンション下がり気味ですか、今回のリニューアルで更に面白い雑誌になるかもという期待も持ってます。藤木さんには新天地でも頑張っていただきたいですね。

  • 投稿者: よしよ
  • 2012/04/10(火) 22:04:18
  • [編集]

こんばんは。
僕はブログの記事で知ったんです、卒業のこと。
B!誌まだ発売されてないんですよ。僕の地域。びっくりしました。
僕自身、藤木さんのおすすめはPOP過ぎることがあるんですが、ミカエル・アーランドソンは藤木さんで知りました。最近ではSHYです。「Pray」はほんと良い曲ですよね。もっと早く聴けば良かったな~と後悔しています。あと、藤木さんから拍手いただいたんですね~!うらやましいです~!!これからB!誌読むの寂しいな~。テンション下がるのわかります。

  • 投稿者: 敏紫
  • 2012/04/08(日) 00:19:45
  • [編集]

藤木さん、お疲れ様でした。

音楽にメロディを求める哀メロ派の自分にとっても、広瀬さんと藤木さんは自分のHR/HMにおける師匠でした。

ただ藤木さんのお薦めのFortune/making goldやスティーブン・アンダーソン/ジプシー・パワーなどは自分にドンピシャだったのですが、ERIKA/COLD WINTER NIGHTやミカエル・アーランドソン/THE 1などはPOP過ぎて合わないので、藤木さんの好みは自分の好みよりもどちらかといえばPOP寄りなんでしょうね(^^;)。

まさか私以外にバスタードのイングヴェイ・フォン・マルムスティーンからYNGWIEのアルバムを手に取り、HR/HMに目覚めた人間がいたとは(笑)。

  • 投稿者: ゆうてい
  • 2012/04/07(土) 12:38:09
  • [編集]

よしよさん、おはようございます。ご無沙汰しております。
いや~、今回のB!誌のリニューアル(コラム終了連発)も驚きでしたが、何より藤木さんの離脱は僕にとってあまりにも痛恨な出来事でした。。。
藤木さんのおススメやレビューが見られなくなるのは、僕のCD購入に大きく影響を与えるような気がします。。。早いところ復帰してほしいですが、まぁサラリーマンによくあるセクション異動なんでしょうから、難しいかもしれませんね。

  • 投稿者: ピッペン
  • 2012/04/07(土) 08:42:49
  • [編集]

短い間でしたが藤木さんありがとう

今回終わった連載コラムの中でもっと読みたかったのは長谷川さんのジャパメタバンドを紹介するコラムとROCKOMANGAですかね

HR/HMを聴き始めてまだ数年程ですが、僕も編集員の方々では藤木さんを一番参考にして購入していた気がします
Versaillesは僕も藤木さんのお薦めで購入しました
若干淋しい気もしますが新天地でのご活躍を祈ります^^

  • 投稿者: B!13
  • 2012/04/07(土) 08:25:43
  • [編集]

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