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【CD購入録】ANETTE OLZON「SHINE」(2014)

  • 2020/03/31(火) 00:00:00

【CD購入録】
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ANETTE OLZON「SHINE」(2014)

スウェーデンのメロディックロック/AORバンドALYSON AVENUEのリードボーカルとしてデビュー、2007年〜2012年にはTarja Turunen(Vo)の後任としてNIGHTWISHに在籍したことで大きく知名度を上げ、現在はTHE DARK ELEMENT、ALLEN/OLZONといったFRONTIERS RECORDSのプロジェクトを中心に活動しているフィーメルシンガーAnette Olzonが2014年にリリースした初のソロアルバム。本作に収録されているのはメタリックな要素皆無の歌モノ系で5th「THE UNFORGIVING」(2011)以降のWITHIN TEMPTATIONを更にソフトにした感もありますね。肝心のボーカルメロディについては、そこまでキャッチーではないので地味な印象が拭えないものの薄味の楽曲がAnetteの歌を際立たせている面もあるので、彼女のボーカルを堪能するには最適な作風かもしれません。本作のお気に入りはポップ寄りの②Shine、④Liesと終盤を美しく締めるピアノバラード⑨One Million Faces、⑩Watching Me from Afarといったところでしょうか。ちなみに⑨にはFredrik Bergh(Key/BLOODBOUND、STREET TALK)が作曲に関わっているようです。

【CD購入録】ALLEN/OLZON「WORLDS APART」(2020)

  • 2020/03/26(木) 00:00:00

【CD購入録】
WORLDS APART
ALLEN/OLZON「WORLDS APART」(2020)

Russell Allen(Vo/SYMPHONY X)、Anette Olzon(Vo/THE DARK ELEMENT、ex-NIGHTWISH)という男女ボーカルを看板に据え、Magnus Karlsson(G/MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL、PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE etc)が創作面を担うFRONTIERS RECORDSの新プロジェクトALLEN/OLZONの1stアルバム。ラインナップ的にALLEN-LANDEの二番煎じっぽさを感じていましたが、どうやらJorn Lande(Vo/JORN、ex-MASTERPLAN)がALLEN-LANDEの新作で歌うことを望まなかったためAnetteを迎えたという経緯があったようなので、事実上ALLEN-LANDEの続編と言えそうです。サウンドの方もALLEN-LANDEの初期3作品と同路線で派手さこそないものの、匠の域に達したMagnus Karlsson流メロディックHR/HMが繰り広げられています。それどころかMagnusの楽曲、ギタープレイともに冴え渡っていて僕がALLEN-LANDEで最も気に入っている1st 「THE BATTLE」(2005)に迫るものすら感じるしRussellとJornの声質が似ているため、どちらが歌っているかわからないという課題もALLEN/OLZONは男女によるデュエットなので当然ながらクリアしています。ちなみにジャケット、アルバムタイトルから推察するにALLEN-LANDEのテーマが「対決」だとすればALLEN/OLZONは「引き離された男女」でしょうか。高品質な楽曲が揃う本作でのお気に入りを挙げるとすれば先行で公開されていた①Never Die、②Worlds ApartとAnetteが歌うことでしなやかさが加わった⑧My Enemyですね。

【CD購入録】ALLEN-LANDE「THE GREAT DIVIDE」(2014)

  • 2020/03/22(日) 00:00:00

【CD購入録】
THE GREAT DIVIDE
ALLEN-LANDE「THE GREAT DIVIDE」(2014)

現代HR/HMシーンきっての実力者Russell Allen(Vo/SYMPHONY X)Jorn Lande(Vo/JORN、ex-MASTERPLAN etc)両名の熱唱が堪能できるプロジェクトALLEN-LANDEの4thアルバム。これまではMagnus Karlsson(G/MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL、PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE)が作曲、ギターに加えてドラム以外の演奏とプロデュースを手掛けていましたが本作ではTimo Tolkki(G/TIMO TOLKKI'S AVALON、ex-STRATOVARIUS etc)がMagnusの代わりを務めています。正直なところALLEN-LANDEは作品を重ねる毎にお気に入り度が微妙に下降線を辿っていたし、STRATOVARIUS脱退後のTimoにもかつての輝きが感じられずチェックするのが先送りになっていたのですが、いざ聴いてみるとなかなか楽しめる1枚に仕上がっています。その要因となっているのがRussellとJornによる圧巻のボーカルで、コンポーザーの交代も関係なく自分達の色に染め上げてしまう辺りは流石の一言。Magnus時代と比べてあっさりしている印象があるものの90年代STRATOVARIUSの残り香が感じられる②Down From The Mountain、③In The Hands Of Time、⑥Dream About Tomorrowなどにはニヤリとしてしまいます。

【CD購入録】STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)

  • 2020/03/17(火) 00:00:00

【CD購入録】
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STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)

MAGNUS KARLSSON'S FREE FALLでも相性の良さを見せていたTony Harnell(Vo/ex-TNT、WESTWORLD etc)Magnus Karlsson(G/FREE FALL、PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE etc)によるHR/HMプロジェクトSTARBREAKERの約11年振りとなる新作3rdアルバム。前作「LOVE'S DYING WISH」(2008)がダークでメランコリックな音楽性だったのでPRIMAL FEARを彷彿とさせるメタルチューン①Pure Evilでの幕開けは意外でした。ただし、それ以降はそこまでメタリックな楽曲はなく、いぶし銀とも言えるMagnusのメロディセンスとTonyの美声が織りなすメロディアスHR/HMが並びます。聴き始めの頃はもう少しキャッチーなメロディが欲しいと感じていましたが、リピートするうちにどんどん味わいが増していて文字通りの美旋律バラード⑤Beautiful One(ボーナストラックのアコースティック版も良い)、ギターのメインメロディがクセになる表題曲⑥Dysphoria、Magnusがドラマティックに弾きまくる⑨Bright Star Blind Meなどが特に気に入っています。MAGNUS KARLSSON'S FREE FALLで聴けたハードポップサウンドとは一線を画す内容ながらSTARBREAKERならではの魅力を備えた1枚だと思います。

MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL「KINGDOM OF ROCK」(2015)

  • 2020/03/13(金) 00:00:00

KINGDOM OF ROCK
【No.540】
★★★★(2015)

ギタープレイヤーとして活動する傍ら、FRONTIERS RECORDSと専属作曲家契約を結び、レーベルが送り出すバンド/プロジェクトの作曲やプロデュース、時には演奏も請け負うというギタリストの新たな音楽活動のスタイルを確立したと言っても過言ではないMagnus Karlsson(G/PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE etc)のソロプロジェクトMAGNUS KARLSSON'S FREE FALLの2nd。メインバンドだったLAST TRIBEが自然消滅して以降、裏方に徹していたMagnusが豪華なゲストボーカル陣を迎えて久し振りに表舞台へ帰ってきたセルフタイトルのデビュー作は彼の近作に漂っていた「お仕事感」が希薄で、改めてその作曲能力の高さを見せつけてくれる傑作でした。今回のゲストシンガーには前作に引き続きRick Altzi(AT VANCE、MASTERPLAN、THUNDERSTONE)、David Readman(PINK CREAM 69、VOODOO CIRCLE)、Tony Harnell(STRABREAKER、ex-TNT)、Russell Allen(SYMPHONY X、ALLEN-LANDE)らが名を連ねているほか、Magnusにとって夢の共演となるJoe Lynn Turner(ex-RAINBOW etc)、Tonny Martin(BLACK SABBATH etc)、Magnusと何らかの形で活動を共にしたことのあるJorn Lande(JORN、ALLEN-LANDE)、Jakob Samuel(THE POODLES、ex-MIDNIGHT SUN)、Harry Hess(HAREM SCAREM)、そして無名の新人女性シンガーRebecca De La Motteが初めて参加しています。

今回も歌い手の強みを活かしたMagnusのソングライティング術は冴え渡っていてJorn Landeにピッタリな力強いHR/HM讃歌①Kingdom Of Rockで幕を開けると、MIDNIGHT SUNのラストアルバム「METAL MACHINE」(2001)で共演していたJakob Samuelの上手さを再確認させてくれる②Out Of The Darkと続きJoe Lynn Turnerには哀愁のメロディアスハード③No Control、Tony Martinには重厚でドラマティックな④When The Sky Fallsを提供し、憧れの存在と語る2人の魅力を引き出すことに成功しています。ちなみに日本盤ボーナスはRussell Allenが歌う③のアコースティックバージョンですが、やはりJoeの方がしっくりきますね。また僕がTony Harnellに歌って欲しいと思っているハードポップの理想形⑧Never Look Away、Harry Hessが歌うことでHAREM SCAREMテイストが色濃くなりつつもMagnus印がしっかりと刻まれた⑨A Heart So Cold、無名ながら本作の実力派シンガー達に引けを取らないRebecca De La Motte嬢の堂々たる歌唱が映えるメジャー感たっぷりのバラード⑩The Right Momentへ至る終盤の流れは秀逸です。

前作に続きMagnusのリードボーカル曲が2曲(⑥I Am Coming For You、⑪Walk This Road Alone)あるのですが、本業がギタリストとは思えないほどの歌声なので強者シンガー達が歌う楽曲群の中でも聴き劣りしないどころか更に歌唱力がアップしているように思います。前作収録のHigher、Not My Saviourのようなメタリックチューンが本作にはないため初めて聴いた時のインパクトは強くなかったもののリピートするうちにハマっていきました。こうしてMagnusが多くのシンガーとコラボした楽曲を聴いて感じるのはTony Harnellとの相性の良さですね。惜しむらくは彼等が組んだSTARBREAKERが本プロジェクトで聴ける王道メロディックロックとは一線を画すサウンドだということでしょうか(STARBREAKERも嫌いではないのですが…)。充実盤を続けてリリースしてくれたこのプロジェクトは是非継続してもらいたいし、次回はKISKE/SOMERVILLEで共演したMichael Kiske(Vo/PLACE VENDOME、UNISONIC 、ex-HELLOWEEN)、MagnusがキャリアをスタートさせたMIDNIGHT SUNのフロントマンPete Sandbergなどが参加してくれると嬉しいですね。…と思っていたら今年の5月8日に新作「WE ARE THE NIGHT」をリリースするという情報が入ってきましたが残念ながら上記2人のゲスト参加は実現しなかったようです。

【音源紹介】
Never Look Away

【CD購入録】H.E.A.T「H.E.A.T II」(2020)

  • 2020/03/10(火) 00:00:00

【CD購入録】
HEATⅡ
H.E.A.T「H.E.A.T II」(2020)

3rd「ADDRESS THE NATION」(2012)に収録されたLiving On The Runを管理人が選ぶ2010年代のベストチューン20曲に選出したスウェーデン産メロディック・ロックバンドの雄H.E.A.Tの6th。ここ最近の彼等の音楽性は拡散傾向にあり第一印象は微妙ながら繰り返し聴いていると好きになっていくアルバムが多かったのに対して、本作は始めて聴いた時から心を掴まれましたね。「ロッキャ バ〜ディ、ロッキャ バ〜ディ♪」のサビが耳に残るロックアンセム①Rock Your Bodyはオープニングとして申し分ないし②Dangerous Ground、③Come Clean、④Victoryの3連発は実に強力。タイトル通りアドレナリンがドバドバ出そうなハードチューン⑥Adrenalineもカッコいいですね。先行で公開されていた②や③、⑦One By One、⑪Riseを聴いて高まった期待値を更に上回る充実盤です。気が早いかもしれませんが今年を代表するメロディック・ロックアルバムだと思います。

【気になるCDリスト】2020年3月

  • 2020/03/05(木) 00:00:00

WORLDS APART
ALLEN/OLZON「WORLDS APART」(2020)3月4日発売

その名の通りRussell Allen(Vo/SYMPHONY X、ALLEN-LANDE)Anette Olzon(Vo/THE DARK ELEMENT、ex-ALYSON AVENUE、NIGHTWISH)という男女ボーカルをフィーチュアした新プロジェクトALLEN/OLZONの1stアルバム。FRONTIERS RECORDS発でMagnus Karlsson(G/MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL、PRIMAL FEAR etc)がバックアップするという体制はALLEN-LANDEの二番煎じ感が拭えませんがメンバーは実力者揃いなので気になります。

Worlds Apart
Never Die

RUSH OF DEATH
ALMANAC「RUSH OF DEATH」(2020)3月6日発売予定

RAGE脱退後にVictor Smolski(G)が立ち上げたALMANACの3作目。過去2作品で歌っていたDavid Readman(Vo/PINK CREAM 69 etc)、Andy B. Franck(Vo/BRAINSTORM)という2人のシンガーが離脱するなど大幅なメンバーチェンジがあったようです。僕の場合、前作「KINGSLAYER」(2017)をまだ聴けていないので、まずはそちらをチェックしようかなと思っています。

Predator
Bought And Sold

GOLD DUSH
GACHARIC SPIN「GOLD DUSH」(2020)3月11日発売予定

ドラムとボーカルを兼任していたはながギター/ボーカルにコンバート、マイクパフォーマーのアンジェリーナ1/3yuri(Ds)が加入した新生GACHARIC SPINの第1弾アルバム。アンジェリーナ1/3が加わったことで従来のガチャピンサウンドがどのように変化しているのか注目ですね

「逆境ヒーロー」

CHANGE THE WORLD
HAREM SCAREM「CHANGE THE WORLD」(2020)3月25日発売予定

2008年に解散したものの2013年に復活を果たしたメロディック・ロックのベテランHAREM SCAREMの再結成後3枚目の作品。このバンドについては「HIGHER」(2003)以降、手堅い仕上がりなのは事実ながら名盤と呼べるアルバムはなかったように思いますが前作「UNITED」(2017)は素晴らしかったし、先行で公開された本作の収録曲もなかなか良さげだったので楽しみです。

The Death Of Me
Change The World

HANDS OF PROVIDENCE
hibiki「HANDS OF PROVIDENCE」(2020)3月25日発売予定

無期限活動休止中のLIGHT BRINGERのリーダーでALHAMBRA、SABER TIGERなどにも在籍しているHibiki(B)初のソロアルバム。LIGHT BRINGERが活動休止となった主な要因は、Hibikiが自分で曲を書くことについてモチベーションを失ってしまった(プレイヤーとして演奏することは問題なし)からだと思っていたので、こうしてソロ作品がリリースされることは予想外でした。更に驚いたのは本作でボーカルを務めるのがSABER TIGERの1stフルレンス「INVASION」(1992)などで歌っていた久保田 陽子だということ。SABER TIGER脱退後、表舞台から姿を消していた彼女のカムバックに注目しています(ブランクが長いことに一抹の不安もなくはないですが)。あとはMasha(G/SILEX、ex-CRYING MACHINE)が参加しているというのもポイントですね。

【気になるCDリスト】
ALLEN/OLZON「WORLDS APART」(2020)3月4日発売
Worlds Apart
Never Die

ALMANAC「RUSH OF DEATH」(2020)3月6日発売予定
Predator
Bought And Sold

CHRISTIAN MUENZNER「PATH OF THE HERO MASTER」(2020)3月11日発売予定
Knight Rider

CONCEPTION「STATE OF DECEPTION」(2020)4月3日発売予定NEW

DYNAZTY「THE DARK DELIGHT」(2020)4月3日発売予定
Presence Of Mind
Heartless Madness

GACHARIC SPIN「GOLD DUSH」(2020)3月11日発売予定
「逆境ヒーロー」

GOTTHARD「#13」(2020)3月13日発売予定
Missteria
Bad News

H.E.A.T「H.E.A.T II」(2020)
One By One
Rise
Come Clean
Dangerous Ground

HAREM SCAREM「CHANGE THE WORLD」(2020)3月25日発売予定
The Death Of Me
Change The World

hibiki「HANDS OF PROVIDENCE」(2020)3月25日発売予定

THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA「AEROMANTIC」(2020)
Divinyls
Transmissions

ONE DESIRE「MIDNIGHT EMPIRE」(2020)4月15日発売予定NEW
After You're Gone

REVOLUTION SAINTS「RISE」(2020)
When The Heartache Has Gone
Closer
Talk To Me
Price We Pay

SERENITY「THE LAST KNIGHT」(2020)
Set The World On Fire
Souls And Sins
My Kingdom Comes

VOLCANO「GODSPEED」(2020)
トレイラー

下山 武徳「THE POWER OF REDEMPTION」(2020)5月13日発売予定NEW

MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL「MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL」(2013)

  • 2020/03/01(日) 00:00:00

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【No.539】
★★★★(2013)
年間ベスト2013年第5位

僕のお気に入りギタリスト/ソングライターの1人Magnus Karlsson(PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE)初となるソロ・プロジェクトMAGNUS KARLSSON'S FREE FALLの第1弾アルバム。Magnusの経歴を紹介するとJonas Reingold(B/THE FLOWER KINGS)、Pete Sandberg(Vo)を中心とした北欧叙情派HR/HMバンドMIDNIGHT SUNの3rd「NEMESIS」(1999)でデビュー、2001年には自身のバンドLAST TRIBEをスタートさせて3年連続で傑作アルバムを発表。その後は現代メロディックHR/HMシーン屈指の仕掛人Serafino Perginoが社長を務めるFRONTIERS RECORDS発のプロジェクトALLEN-LANDE、STARBREAKERなどのソングライター/プロデューサーとして活躍し、現在は正統派メタルバンドPRIMAL FEARに籍を置きつつ近年もRonnie Romero(Vo/RAINBOW etc、ex-LORDS OF BLACK)、Mike Terrana(Ds/ex-RAGE、YNGWIE MALMSTEEN etc)THE FERRYMENを結成するなど精力的に活動しています。

このプロジェクトの目玉は何と言っても豪華なゲストシンガー陣でRussell Allen(SYMPHONY X、ALLEN-LANDE)、Ralf Scheepers(PRIMAL FEAR)、Tony Harnell(STRABREAKER、ex-TNT)、Mark Boals(THE CODEX、ex-ROYAL HUNT、YNGWIE MALMSTEEN)、Mike Andersson(PLANET ALLIANCE)、Rickard Bengtsson(ex-LAST TRIBE)など、これまでにMagnusとコラボレートしたことのある歌い手に加えてRick Altzi(AT VANCE、MASTERPLAN、THUNDERSTONE)、Herman Saming(A.C.T)、David Readman(PINK CREAM 69、VOODOO CIRCLE)も参加しています。またMagnusもそんなゲスト達に応えるかのようにRussell Allenには力強いHR/HM①Free Fall、Ralf Scheepersには高揚感溢れるメタリックチューン②Higher、Tony Harnellには透明感のあるバラード④Stronger、Rick Altziにはパワーメタル色の強い疾走曲⑤Not My Saviour、Herman Samingには幻想的でメロディアスな⑩Fightingなど、各人の個性を活かした楽曲を生み出しています。こうして見ると改めて彼の作曲能力の高さに唸らされますね。またMagnusのキャリアの中でLAST TRIBEに思い入れが強い僕にとってRickard Bengtssonとの久々の共演が実現した⑨Last Tribeは感涙モノでした。

マルチプレイヤーでもあるMagnusは本作でドラムを除く全ての楽器を演奏しているだけでなく本編で3曲(中でも③Heading Outは出色の出来)、日本盤ボーナスとなっている④のアコースティックバージョンでリードボーカルをとっているのですが、その歌声が実に魅力的で全曲を彼が歌ったアルバムも聴いてみたいほどです。LAST TRIBE時代もMagnusの歌をフィーチュアした楽曲があったせいか本作で彼がボーカルを務める曲はLAST TRIBEっぽさを感じますね。そのLAST TRIBEの最終作3rd「UNCROWNED」(2003)をリリース後、MagnusはFRONTIERS RECORDS所属の様々なプロジェクトに関わることになるのですがALLEN-LANDEの1st「THE BATTLE」(2005)を最後に良作ではあるもののどこか物足りなさが残るのも事実でした。流石のMagnusもネタ切れかと思っていたので本作は正に起死回生の一撃となりましたね。

【音源紹介】
Last Tribe