【CD購入録】FUKI COMMUNE「WELCOME!」(2016)

  • 2016/06/29(水) 00:00:00

【CD購入録】
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FUKI COMMUNE「WELCOME!」(2016)

現代のジャパニーズメタル界を代表する女性シンガーのひとりFuki(LIGHT BRINGER、UNLUCKY MORPHEUS etc)初のソロアルバム(DVD付きの初回限定盤)を買いました。インストを含む全11曲中9曲はLIGHT BRINGERでも活動を共にしていたMao(Key)が作曲、Fukiが作詞していて⑥「朝な朝な」、⑦「狂い咲け雪月華」のみ外部ライターによる楽曲です。MaoはLIGHT BRINGERが活動休止する前のラストアルバム「MONUMENT」(2014)で大半の曲を手掛けていたので、その延長線上にある作品かとも思いましたがLIGHT BRINGERの質感を残しつつもアニソンっぽさが強いように感じますね。複数の曲がアニメ、ゲームのタイアップなのでそうなるのは自然だと思うし、Fukiの伸びやかな声はこの手の曲にマッチしています。デジタリーな序曲①Welcome to my dream -Instrumental-の後に配された②「月が満ちる前に」、③「輝く夜へようこそ!」、④I’ll never let you down!と続く即効性の高いアップテンポチューンとアルバム終盤を盛り上げるバラード調⑩「未来」、ラブリーテイストの強い⑪Sail on my loveなどが現時点でのお気に入りですね。期待値が高かったこともあり「これくらいはやってくれるはず」という想定の範囲内ではあるものの、しばらくはヘビロテ確定の1枚となりそうです。

ブログ開設8周年の御礼

  • 2016/06/25(土) 00:00:00

2008年6月25日に開設した当ブログは今日で開設8周年を迎えました。このブログを訪問してくださっている皆様、本当にありがとうございます。以前は3日に1回の更新を目標にしていたのに対して、今年に入ってからは4日に1回ペースが基本になり更新頻度が落ちてきていますが、これくらいが今の自分に合っているように思います。開設当初は毎日記事をアップした月があったり、新しいコーナーを考えたりしていたことを思うと最近は良くも悪くもブログが落ち着いてきましたね。

その一方でブログに「こんな機能を追加したい」「こんなコーナーを作ってみようかな」といった気持ちは漠然とあって今のところ関心があるのは
①ユーザータグを使って作品のジャンルやバンドの出身国、アルバムに参加している人物(例:Michael Kiskeが歌っている作品一覧)などからも記事が検索できるようにする
②僕にとって重要なバンドのバイオグラフィと個人的な思い出を記事にしたコーナーを新設する
③ミニアルバムや国内盤ボーナストラックなどにのみ収録されている大好きな曲を紹介する
④人気記事のランキングをブログ上に表示する
⑤アフィリエイトに挑戦してみる
といったところでしょうか。
すぐに行動に移すことは難しそうなので、いずれは…という感じですが備忘録として書き留めておきます。

話はガラリと変わって我が家の息子達(満年齢8歳と5歳)はよく食べ、よく遊び、よく怒られ(笑)ながら元気な日々を過ごしています。長男は小学校の1、2年生を対象としたキックベース教室に通っていて、今年はキャプテンに任命されたこともあって去年以上に張り切っています。6月25日の誕生日プレゼントはレゴを希望しているようなので、トイザらスへ行き好きなものを選ばせてみるつもりです(もちろん金額の上限設定をした上で/笑)。また長男は結構くじ運が良く先日も6月30日に甲子園で行われる阪神vsDeNA戦のチケットに当選したので2人で初めての野球観戦をしてこようと思っています。
次男はというと相変わらず自由人かつお兄ちゃん大好きっ子で、奥さんと長男が2人で出掛けた時などはすぐ「おにーちゃんは?」と聞いてくるほどです。そんな彼が自発的に興味を示しているのが料理で、奥さんや僕がご飯の支度をしているとよく見に来ます。先日「サクランボを洗って」とお願いしたらヘタをひとつずつ取ってお皿に綺麗に並べるという丁寧な仕事振りを見せてくれました。大雑把な性格だと思っていたので意外な発見でしたね(笑)。

まとまりのない記事になってしまいましたが今後もマイペースにブログの更新を続けていこうと思っていますので、これからもSILVERWING-舞い降りてきた音楽の記録-をよろしくお願いいたします! 今後のアルバム感想記事については再びJim Steinmanとタッグを組んで新作「BRAVER THAN WE ARE」を9月に発表予定だというMEAT LOAF、女性ボーカルKiKiの後任に男性のSAIKAを迎え、オフィシャルサイトもリニューアルしてシングル「NEXUS」を夏にリリース予定のBLOOD STAIN CHILDを取り上げていく予定です。

【CD購入録】JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」(2015)

  • 2016/06/21(火) 00:00:00

【CD購入録】
SWING OF DEATH
JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」(2015)

2014年に解散を発表したWIG WAMのギタリストTeenyことTrond HolterがWIG WAM在籍時から構想を温めていたドラキュラをテーマにしたストーリーアルバムを買いました。リードシンガーを務めているのはJorn Lande(Vo/JORN、ALLEN-LANDE etc)で、今回も濃厚なボーカルパフォーマンスを披露しています。WIG WAMのリードシンガーだったAge Sten Nilsenによると、本作は元々WIG WAMの別プロジェクトとして自身が歌うはずだったにもかかわらずTrondが独断でJornとレコーディングを進めていったのだとか…。そのことが引き金となりWIG WAMの解散が決定的になったという、いわくつきの1枚でもあります。音楽性はWIG WAMとは似ても似つかないほどダークかつドラマティックなヘヴィメタルでJornの熱唱も冴えていますね。また曲によってはヨーロッパ民謡風のメロディが飛び出してきたり、女性シンガーとのデュエットもあったりしてアルバムに起伏を持たせています。ハイライトは劇的な展開と終盤の弾きまくりギターソロが印象的な⑦Queen Of The Deadですね。いわゆる疾走曲の類いは収録されていないので即効性は低めですが繰り返し聴いているうちに味わいが増してくる辺りは流石です。WIG WAMの中心人物だったGlamとTeenyの2人が解散後に発表したアルバムによる対決は本作に軍配が上がりますね。

【CD購入録】Age Sten Nilsen's AMMUNITION「SHANGHAIED」(2014)

  • 2016/06/17(金) 00:00:00

【CD購入録】
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Age Sten Nilsen's AMMUNITION「SHANGHAIED」(2014)

2014年に解散を発表したノルウェーの国民的バンドWIG WAMのフロントマンGlamことAge Sten Nilsenが新たに結成したAMMUNITIONの1stアルバムを買いました。本作でAgeの相棒を務めているのは自身のバンドECLIPSEW.E.T.を始めとする多くのプロジェクトで、その作曲能力を発揮しているErik Martensson(G)です。本作の音楽性はWIG WAMにも通じるメロディアスなハードロックですが、各曲のインパクトはWIG WAMに及ばないかな。耳に残るメロディよりもロックの楽しさ、ノリのよさを全面に出しているように感じます。このアルバムも悪くはないもののリピートしているうちにWIG WAMが聴きたくなってしまいますね…。⑧Do You Like ItでAgeが「カモンカモンカモン♪」と歌っているのを耳にするとWIG WAMの代表曲In My Dreamsが頭をよぎります(笑)。あとはボーナストラックの⑬Access Deniedが結構好きだったりします。

【CD購入録】MYRATH「LEGACY」(2016)

  • 2016/06/13(月) 00:00:00

【CD購入録】
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MYRATH「LEGACY」(2016)

3rd「TALES OF THE SANDS」(2011)で日本デビューを果たしたチュニジアンメタルバンドMYRATHの4作目を買いました。今回も前作同様、エスニックなムードとプログレテイストに溢れたメロディックメタルを展開しているのですがメロディ、音作りなどあらゆる面でメジャー感が増していますね。ド派手に疾走したり、激しさを全面に出したりする場面はほとんどなくミディアム、バラード調の曲でとにかくメロディを聴かせるスタイルと、バンドの顔でもあるZaher Zorgati(Vo)によるコブシの効いた独特の歌い回しは本作でも健在です。決め手となる1曲がないのも相変わらずながら、このバンドの場合は聴き応えのある楽曲揃いなので突出したナンバーがないと感じるタイプなのだと思います。どの曲も甲乙付け難いのですが、お気に入りは序曲①Jasminに導かれて始まるリーダートラック②Believerですね。バンド名のミラスとはアラビア語で「遺産」を意味するため本作がバンドのセルフタイトル作ということになりますが、文字通りこのアルバムでMYRATHのアイデンティティが確立されたと言えるのではないでしょうか。

【CD購入録】MYRATH「TALES OF THE SANDS」(2011)

  • 2016/06/10(金) 00:00:00

【CD購入録】
TALES OF THE SANDS
MYRATH「TALES OF THE SANDS」(2011)

最新作「LEGACY」(2016)が各方面で好評を博しているチュニジア出身のプログレッシブ・メタルバンドMYRATHの3作目を買いました。BURRN!誌上では「アラブのDREAM THEATER」と評されていましたが、中東的なフレーズを盛り込みながらメロディアスに進行していく彼等の楽曲から僕が最初に思い浮かべたのはイスラエル出身のORPHANED LAND、そしてそこにKAMELOTのテイストを加味したという感じでしょうか。一撃で聴き手をねじ伏せるほどのキラーチューンこそないものの、どの曲も聴き応えがあるし⑥Dawn Within、⑦Wide Shut、⑧Requiem For A Goodbye辺りは即効性高めですね。デビュー前にはSYMPHONY Xのカバーバンドとして活動していたということもあって演奏陣はさすがの安定感を誇っているし、フロントマンZaher Zorgatiによる艶やかで力強い歌唱、Kevin Codfert(Key/ADAGIO)がプロデューサーを務めたサウンドプロダクションなどB級臭さは感じられません。「LEGACY」では更に成長した姿を見せてくれているようなので、そちらも購入予定です。

【気になるCDリスト】2016年6月

  • 2016/06/06(月) 00:00:00

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FUKI COMMUNE「WELCOME!」(2016)6月22日発売予定

LIGHT BRINGERが2014年いっぱいで無期限活動休止することを発表して以降、UNLUCKY MORPHEUS若井 望(G)の作品に参加するなどしていたFuki嬢(Vo)がリリースする初のソロ名義作品。大半の楽曲をMao(Key/LIGHT BRINGER)が手掛けているのでLIGHT BRINGERの現時点でのラストアルバム「MONUMENT」(2014)の続きが本作にあるのか、ソロならではの作風になっているのか注目しています。

「輝く夜へようこそ!」(ショートバージョン)


ORCHESTRA OF THE LIFE
MAHATMA「ORCHESTRA OF THE LIFE」(2016)6月8日発売予定

このブログで2014年のブライテストホープに選出したMAHATMAの2ndアルバム。デビュー盤「RE:GENERATION」(2014)では未整理な印象がある一方で、HR/HMに止まらない大きな可能性を感じさせてくれていたので2作目でどう進化しているのか期待しています。ちなみに本作にはYuhki(Key/GALNERYUS、ALHAMBRA)、hibiki(B/ALHAMBRA、MARDELAS、LIGHT BRINGER)、梶原 稔広(G/ALHAMBRA)といった面々がゲスト参加しているらしいのでそちらも楽しみです。

トレーラー


THE DEVIL STRIKES AGAIN
RAGE「THE DEVIL STRIKES AGAIN」(2016)6月10日発売予定

ドイツの大ベテランRAGEが新体制となって初めてリリースする通算22作目。16th「UNITY」(2002)でこのバンドを初めて聴き、20th「STRINGS TO A WEB」(2010)が最高傑作だと思っている僕としてはVictor Smolski(G)がいないRAGEに違和感がありますが、前作「21」(2012)があまりツボにハマらなかったので今回のメンバーチェンジがどんな変化をもたらしているのか気になりますね。

My Way


Spirits Of The Night
The Devil Strikes Again


【気になるCDリスト】
ALMANAC「TSAR」(2016)
Self-Blinded Eyes

DGM「THE PASSAGE」(2016)8月17日発売予定NEW

ETERNITY'S END「THE FIRE WITHIN」(2016)
The Fire Within

FIRST SIGNAL「ONE STEP OVER THE LINE」(2016)
Love Gets Through
Love Runs Free

FUKI COMMUNE「WELCOME!」(2016)6月22日発売予定
「輝く夜へようこそ!」(ショートバージョン)

GRAND MAGUS「SWORD SONGS」(2016)
Varangian
Forged In Iron - Crowned In Steel

IRON SAVIOR「TITANCAFT」(2016)
Way of the Blade
Beyond The Horizon

KISSIN' DYNAMITE「GENERATION GOODBYE」(2016)7月6日発売予定
Hashtag Your Life

MAHATMA「ORCHESTRA OF THE LIFE」(2016)6月8日発売予定
トレーラー

MARDELAS「MARDELASⅡ」(2016)6月15日発売予定
「千羽鶴 -Thousand Cranes-」

MEGADETH「DYSTOPIA」(2016)
The Threat Is Real
Dystopia

MYRATH「LEGACY」(2016)
Believer
Nobody's Lives

NORDIC UNION「NORDIC UNION」(2016)
Hypocrisy
When Death Is Calling

PARADOX「PANGEA」(2016)6月22日発売予定NEW
Ballot Or Bullet
Pangea

PRIMAL FEAR「RULEBREAKER」(2016)
The End Is Near
Bullets & Tears
In Metal We Trust

RAGE「THE DEVIL STRIKES AGAIN」(2016)6月10日発売予定
My Way
Spirits Of The Night
The Devil Strikes Again

RECKLESS LOVE「INVADER」 6月22日発売予定NEW
Monster

RHAPSODY OF FIRE「INTO THE LEGEND」(2016)
Distant Sky
Into The Legend

ROYAL HUNT「CARGO」(2016)
Half Past Loneliness(Live)

RUN FOR VICTORY「GAME OVER」(2016)
ティーザー

SERENITY「CODEX ATLANTICUS」(2016)
Follow Me
Iniquity

SHAKRA「HIGH NOON」(2016)
Hello
High Noon

SINBREED「MASTER CREATOR」(2016)
Creation Of Reality

SPIRITUAL BEGGARS「SUNRISE TO SUNDOWN」(2016)
Sunrise To Sundown
Diamond Under Pressure
Hard Road

SUNSTORM「EDGE OF TOMORROW」(2016)
The Sound Of Goodbye

TED POLEY「BEYOND THE FADE」(2016)
Higher
Let's Start Something
Hands Of Love
Stars

THUNDERSTONE「APOCALYPSE AGAIN」(2016)
The Path

TRICK OR TREAT「RABBITS' HILL PT.2」(2016)7月6日発売予定
United feat. Tony Kakko
Cloudrider

VEGA「WHO WE ARE」(2016)
Every Little Monster

VALENTINE「RV」(2016)
Bizarro World
Black Rain

VIVALDI METAL PROJECT「ALL-METAL-STARS」(2016)7月22日発売予定NEW
トレーラー

WIGELIUS「TABULA RASA」(2016)
Time Well Wasted

マキシマム ザ ホルモン「ぶっ生き返す」(2007)

  • 2016/06/02(木) 00:00:00

マキシマムザホルモン
【No.472】
★★★★★(2007)
年間ベスト2007年第2位

日本の4人組ミクスチャーロックバンドマキシマム ザ ホルモンの4thアルバム。このバンドに関しては「ロッキンポ殺し」(2005)というヘンなタイトルの作品(漫☆画太郎によるジャケットも強烈)がBURRN!誌上でのレビューで70点そこそこだったという印象しかありませんでした。そんな中この作品が一部サイトで高評価を受けていたので興味本位でトライしてみたところ、実に面白いバンドということを発見。本作との出会いは2007年最大の衝撃と言えるほどのインパクトがあり、このブログでも同年の年間ベスト第2位に選出するほどハマりましたね。基本はハードコアなサウンドでありながら、先の読めない曲展開と混沌とした轟音世界の中に突如として切り込んでくるメロディアスパートが絶大なインパクトを誇っています。

各曲が目まぐるしく展開し豊かな表情を見せる作風は「MEZMERIZE」、「HYPNOTIZE」の2作品で僕を魅了したSYSTEM OF A DOWNを連想させますね。裏を返せば2005年にSYSTEM OF A DOWNに出会い、この手のサウンドにある程度の免疫があったからこそ本作を楽しめたのかもしれません。メロディのとっつきやすさとキャッチー度はSYSTEM OF A DOWN以上だし、このバンドは男女ノーマルボイス、シャウト、早口ラップとタイプの異なるボーカルが入れ替わり立ち替わり登場していて曲に絶妙な起伏と緩急をつけることに成功しています。これほどカオティックかつキャッチーな楽曲群を生み出せるマキシマムザ亮君(Vo、G)は正に鬼才。彼の頭の中はどうなってるんでしょうね。

どの曲も一筋縄ではいかないヒネクレっぷりで聴いていて楽しいのですが、重々しいイントロからヘヴィロック調に畳み掛けてきたかと思うと女声ボーカルによる歌謡曲風の叙情パートを経てクサメタリックに疾走する⑫「シミ」がハイライトですね。アルバム全体を通しても自然と身体が揺れてくるグルーヴィなリフに始まりハチャメチャな展開を見せるタイトル曲①「ぶっ生き返す!!」、流麗なメロディと共に駆け抜けるメタル調の②「絶望ビリー」、キュートなメロディを配した③「糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー」からキーボードに彩られたキャッチーなヘヴィロック⑬「恋のメガラバ」までテンションが下がることなく楽しめました。僕にとって馴染みの薄いジャンルから突如現れた名盤だと思います。歌詞は大半が日本語なのにほとんど聞き取れない上に歌詞カードを見ても意味不明だし、おそらく意図的に英語に聞こえるような歌い方をしているため海外のバンドのような感覚もありますね(内容は過激かつ下品だったりするので英詞のように聞こえるのは個人的に歓迎)。キワモノ的な要素もあるバンドなので聴き手を選ぶ音楽性ではありますが、僕のミュージックライフに欠かせない1枚となっています。

【音源紹介】
絶望ビリー