【CD購入録】TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「GHOSTLIGHTS」(2016)

  • 2016/01/31(日) 00:00:00

【CD購入録】
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TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「GHOSTLIGHTS」(2016)

2016年の新譜初買いは、誕生から15年を数えるTobias Sammet(Vo/EDGUY)主宰のメタルオペラ・プロジェクトTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAの7作目です。今回のゲストシンガー陣の主な顔ぶれはMichael Kiske(Vo/UNISONIC、ex-HELLOWEEN)、Jorn Lande(Vo/JORN、ALLEN-LANDE)、Ronnie Atkins(Vo/PRETTY MAIDS)、Bob Catley(Vo/MAGNUM)といった以前からのメンバーに加えDee Snider(Vo/TWISTED SISTER)、Geoff Tate(Vo/ex-Queensryche)、Marco Hietala(B、Vo/NIGHTWISH)らが初参加しています。前作「THE MYSTERY OF TIME」(2013)がAVANTASIAの作品としては今ひとつツボにはまらなかったし、EDGUYも僕の好みから徐々にずれてきているように感じていたので一抹の不安もありましたが今回はなかなか良さげですね。コンパクトかつキャッチーな歌モノから劇的な大作、ミステリアスなナンバー、メロディアスなバラードなどTobiasの多彩なソングライティング能力が遺憾なく発揮されているアルバムの中でもKiskeのハイトーンが冴え渡るタイトル曲⑤Ghostlightsがいいですね。この手のメロパワは大好物です。また僕が買った初回生産限定盤にはライブ音源11曲入りのボーナスCDが付いているので聴き応えがありますね。同時に買ったDREAM THEATER「THE ASTONISHING」をなかなか聴けずにいます(笑)。

ANTHEM「OVERLOAD」(2002)

  • 2016/01/27(水) 00:00:00

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【No.460】
★★★(2006)

1992年に解散するも、レジェンドGraham Bonnet(Vo/ex-ALCATRAZZ、RAINBOW)を迎えて歌詞を英語に差し替えたリメイク盤「HEAVY METAL ANTHEM」(2000)を制作したことから再結成ムードが高まり「SEVEN HILLS」(2001)で復活を果たした国産メタルバンドANTHEMの再結成第2弾にして通算9作目。前作も実直な正統派メタルの魅力が詰まった1枚でしたが、まだ試運転段階にあるように感じる部分もありました。それに対して今回はアルバムタイトルから連想される通り、持てる力を総動員してANTHEM流ヘヴィメタルを叩きつけてきたという印象ですね。メロディの充実度、バンドとしてのまとまりなど全ての面で前作からグレードアップしています。

ANIMETALに通じるヒロイックな世界観を坂本 英三(Vo)が熱く歌い上げる①Revenge、溢れる攻撃性と構築美に満ちたギターソロが秀逸なシングル曲②The Voices、インパクトのあるイントロからメロパワ風に駆けていく③Demon's Rideと続くアルバム冒頭はなかなか強力。また従来のANTHEM像とは一味違うキャッチーなサビがシンガロングを誘う④Rough And Wild、一転してANTHEM節全開のメタリックチューン⑤Rescue You清水 昭男(G)のギターがメロディを歌うインスト⑥Ground Zero辺りまでは満足度が高いですね。ただアルバム後半は⑨Gotta Goのようなノリのいい楽曲もありますが失速気味なのが惜しい。タイトルトラック⑦Overloadは気迫に満ちているし、演歌に通じる坂本の情感たっぷりな歌唱が堪能できる⑧Desert Of The Seaも魅力的ではありますが、それまでの曲に比べてメロディの魅力がやや落ちますね。

アルバム後半が弱く感じられるとはいえ、前作から僅か1年弱で届けられた新作がここまで充実しているのはバンドが良好な状態にあるからでしょうね。柴田 直人(B)が中心となって生み出した楽曲群をエモーショナルに表現するシンガー坂本、メロディアスなギターで各曲に華を添える清水、そして柴田と共にバンドの屋台骨を支えるドラマー本間 大嗣が一丸となって完成させた本作からは今回の再結成が単発ではなく、このメンバーでこれからもANTHEMとして活動していくんだという気概が感じられます。僕の中では11th「IMMORTAL」(2006)が断トツの名盤なのですが、それ以前にリリースされた再結成後3作品の中では本作が一番好きですね。ヘヴィメタルならではの熱さと攻撃性、その中で光るフックのあるメロディが絶妙なバランスで押し寄せてくる力作だと思います。

【音源紹介】
The Voices

【CD購入録】LAST AUTUMN'S DREAM「LEVEL ELEVEN」(2014)

  • 2016/01/24(日) 00:00:00

【CD購入録】
LEVEL ELEVEN
LAST AUTUMN'S DREAM「LEVEL ELEVEN」(2014)

2003年にデビューして以降、2012年まで10年連続でアルバムを発表してきたLAST AUTUMN'S DREAMの11作目を買いました。2013年はベスト盤のみの発表だったためオリジナルアルバムの連続リリース記録は途絶えましたが、こうして冬になると新作を届けてくれるバンドには頭が下がりますね。今回のトピックは何と言ってもMikael Erlandsson(Vo)と並ぶバンドの2枚看板であるAndy Malecek(G)が体調不良から不参加となっていることでしょう。過去作品においてもAndyは体調の関係でソロパートのみプレイ、それ以外はPeter Soderstrom(G)が弾いたこともあったし、後任ギタリストもPeterなので一聴しての違和感は希薄ですがデビュー当初からこのバンドを聴いている身としては寂しい限りですね。また近作ではJamie Borger(Ds)が収録曲の半数近くを作曲していたのに対して今回はMikaelが大半の曲を手がけていて⑩Starのような、いかにも彼らしいメロディが聴けるのも特徴でしょうか。上記のような変化はあるものの、根っこの部分はいつも通りのLAST AUTUMN'S DREAMサウンドなので、気がつけば何度もリピートしている1枚ですね。

ANTHEM「SEVEN HILLS」(2001)

  • 2016/01/21(木) 00:00:00

SEVEN HILLS
【No.459】
★★★(2006)

1985年に「ANTHEM~パワーメタル戒厳令~」でデビュー、7枚のアルバムを発表し1992年に解散したジャパニーズメタルバンドANTHEMが再結成して放つ通算8枚目のアルバム。ラインナップはリーダーの柴田 直人(B)、解散時のギタリストだった清水 昭男、デビュー作から3rd「BOUND TO BREAK」(1987)までボーカルを務めた坂本 英三、バンド解散後に柴田が在籍していたLOUDNESS時代の盟友本間 大嗣(Ds)という顔触れです。11th「IMMORTAL」(2006)で初めてANTHEMのサウンドに触れるや、その素晴らしさに魅了され全作品をチェックするようになった後追いリスナーの僕が2番目に聴いたANTHEMの作品がこのアルバムです。

本作も純然たるヘヴィメタルアルバムとなっていて①Grieve Of Heart、⑦Running Blood辺りは問答無用でカッコいいと思わせてくれる凄みがありますね。それ以外にも怒りに満ちた歌詞と前のめりな曲調がマッチした③XTC、曲自体はやや地味ながらギターソロが秀逸な④The Man With No Name、再結成後のアルバムでは恒例となっている清水作のインスト⑥D.I.M. 422などメタル好きなら琴線に触れるであろう曲が収録されています。そういう意味では手堅い作品であることは間違いないのですが「IMMORTAL」やそれ以降のアルバム、または解散前の作品群と比べるともう一押し足りないように感じるのも事実。もし本作が僕とANTHEMの出会いの1枚だったとしたら「他のアルバムも全て聴きたい」とはなっていなかったでしょうね。

というわけで物足りなさが残るのは否定できない本作ですが、客観的に見れば一定水準以上のアルバムだと思います。本作で特に印象的なのは坂本の熱唱ですね。「BOUND TO BREAK」の頃は直線的な歌い方だったのに対し、ANTHEM脱退後にANIMETAL等で精力的に活動してきた彼の歌唱は逞しさと表現力を増していて再結成ANTHEMの大きな魅力となっています。そんな成長振りが顕著に感じられるのがアルバムのリードトラック①でしょうか。歌い回しが時にはクドかったりもするのですが、この暑苦しさこそが坂本 英三節です。歌唱力や安定感の面ではANTHEMのもうひとりのシンガー森川 之雄が一枚上手だと思いますが、再結成後からこのバンドを聴くようになった僕にとっては坂本こそが「ANTHEMの声」なんですよね。

【音源紹介】
Grieve Of Heart

【CD購入録】WORK OF ART「FRAMEWORK」(2014)

  • 2016/01/18(月) 00:00:00

【CD購入録】
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WORK OF ART「FRAMEWORK」(2014)

FRONTIERS RECORDSの御用達ソングライターとしてW.E.T.を始めとする多くのプロジェクトに携わっているRobert Sall(G)。彼を中心としたトリオ編成のメロハーバンドWORK OF ARTの3作目を買いました。今回も都会的で洗練されたメロディ、それを透明感のあるハイトーンで歌うボーカルと適度にハードな演奏で聴かせてくれる上質なAOR作品に仕上がっていますね。オープニングの①Time To Let Goからしてメロディックロックファンのツボを突きまくりだし、プログレ風の間奏も聴きどころになっている③Shout 'Till You Wake Up、躍動感溢れる⑥Over The Lineなどは初めて聴いた時からお気に入りです。サビメロが強力な⑨Natalie⑩The Turning Pointといったアップテンポチューンも終盤のテンションを上げてくれていますね。新鮮味はないとしても、やはり自分はこういうサウンドが好きなんだと再確認。一般的には前作「IN PROGRESS」(2011)の方が評価は高そうですが、僕の第一印象としては本作の方が上かもしれません。

ANTHEM「IMMORTAL」(2006)

  • 2016/01/15(金) 00:00:00

ANTHEM IMMORTAL
【No.458】
★★★★★(2006)
年間ベスト2006年第4位

2005年に歴代メンバーを集結させたデビュー20周年記念ツアーを敢行したジャパニーズメタル界の重鎮ANTHEMの11thアルバム。2001年の再結成後としては4枚目に当たる本作では「大人げなさ」をテーマに掲げ、思いついたアイデアに対して「これはANTHEMらしくないからやらないと考えるのではなく、まず実践してみる」というスタンスで臨んだそうです。ANTHEMについては、その名前を知りつつも「コテコテのメタルには日本語よりも英語の方がマッチする」というイメージがあったため聴くに至らなかった僕ですが前評判の高かったこと、良くも悪くもインパクト抜群なジャケットもあって本作でANTHEMを初体験しました。聴き始めの頃は先入観もあってか日本語歌詞の垢抜けなさが気になったものの、楽曲の良さとフロントマン坂本 英三の漢臭い灼熱ボイスに魅了され、リピートするうちに日本語で歌うメタルの苦手意識もなくなっていきましたね。これは僕のミュージックライフにとって大きな変化で、本作と出会ってからは今まで以上に多くの国産メタルバンドを聴くようになりました。

熱さと勢いに満ちたシングル曲①Immortal Bindを筆頭に、充実した楽曲群が並ぶ本作を表すとすれば「ネオクラシカルとかジャーマンといった形容詞が全く必要ない純度100%のヘヴィメタルがギッシリ詰まったアルバム」でしょうか。そんじょそこらの若手バンドを軽く蹴散らしてしまうほどのエネルギーが充満している②Soul Motor、独特のグルーヴ感とミステリアスなメロディが混ざり合った③Mob Grooveと続く序盤の流れは隙がないですね。中盤以降も清水 昭男(G)のメロディアスなギターが楽しめるインスト⑦Insomnia、シャッフル調の⑧Unknown World、リーダーでメインソングライターでもある柴田 直人(B)のベースが唸る⑨Betrayer、ラストを豪快に締めくくる⑪Road To Nowhereといったメタリックチューンなどカッコいい曲が目白押しです。ただ本作のハイライトはサビもさることながら、それ以上の輝きを放つAメロとBメロが素晴らしい⑤The Beginningとキャッチーなコーラスパートが絶大なインパクトを持つ⑩Echoes In The Darkの2曲ですね。これら2つのキラーチューンがアルバムの完成度をグッと高めています。

「IMMORTAL」でANTHEMファンになってからというもの、再結成前のアルバムを全て聴き、彼等の新譜は常にチェックしていますが本作が一番好きですね。曲順に関してもこれ以外ないと思えるほどにハマっていて、楽曲のテイストとしては僕の好みではないものについてもアルバムとして聴くと「そこにある必然性」が感じられます。ヘヴィメタルの王道をゆく作風でありつつ、曲調に幅を持たせている辺りもニクい。2006年当時は日本のメタルバンドと言えばGALNERYUS、陰陽座といったバンドがお気に入りでしたが、ANTHEMが本作でベテランの底力を見せつけてくれましたね。日本が世界に誇るメタルアルバムのひとつだと思います。

【音源紹介】
The Beginning

【気になるCDリスト】2016年1月+2016年の展望

  • 2016/01/12(火) 00:00:00

THE ASTONISHING
DREAM THEATER「THE ASTONISHING」(2016)1月29日発売予定

DREAM THEATERの13作目は2枚組、全34曲のコンセプトアルバム。Mike Portnoy(Ds)脱退後の2作品は良く言えば手堅い、悪く言えば新鮮味の薄いアルバムでしたが、かつて「METROPOLIS PT.2 : SCENES FROM A MEMORY」(1999)というコンセプトアルバムの神盤を生み出したバンドがどんな作品を届けてくれるのか注目しています。既に公開されているDisc-1③The Gift Of Musicは前半が爽やかな歌モノ、後半はテクニカルパートが炸裂する僕好みの曲なので、2枚組という大作の中でこの曲がどんな役割を果たしているのか気になりますね。

The Gift Of Music


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TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「GHOSTLIGHTS」(2016)1月29日発売予定

早いものプロジェクトが誕生して15年になるTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAの7th。ストーリー的には前作「THE MYSTERY OF TIME」(2013)の続編なのだとか。彼等の作品にハズレはないので即買いする予定です。先行発表曲①Mystery Of A Blood Red RoseLost In Space、Dying For An Angel辺りと同系統の大衆的なキャッチーソングなので初期2作品で提示していたメタルオペラというよりも、ここ最近の作風に近いテイストになっていそうですね。

Mystery Of A Blood Red Rose


【2016年の展望】
2016年1月は上記2作品に加えてPRIMAL FEAR「RULEBREAKER」のリリースもあり、年明けから幸先のいいスタートとなりそうですね。とはいえ僕がこれまで応援してきたメロディックメタル系バンドの多くが昨年にアルバムを発表しているので、このジャンルでは中堅どころやノーマークの若手に期待といった感じでしょうか。ベテラン勢ではPeavy Wagner(Vo、B)Victor Smolski(G)と袂を分かち新体制となったRAGEに動きがありそうですね。一方でプログレメタル系については大御所のDREAM THEATERが1月、CIRCUS MAXIMUSも3月にアルバムを発表してくれそうなので、こうなってくるとCIRCUS MAXIMUSと双璧を成す若手の注目株SEVENTH WONDERの新作にも期待したいですね。またメロディックロック系ではBAD HABIT、DANGER DANGER、北欧ロック系だとPRIVATE LINE、RECKLESS LOVE辺りにもそろそろ新作をお願いしたいところです。このところシーンの活性化が著しい国産メタル界では、昨年から新作リリースの噂があったTEARS OF TRAGEDYが一番楽しみですね。それ以外では前作「SIEGFREID」から4年が経とうとしているALHAMBRA、2015年に海外向けに再録ベスト「ROAD TO NINJA」を発表したLIGHTNING、当ブログで2014年のブライテストホープに選出したMAHATMA、そして今や説明不要の陰陽座などがニューアルバムを届けてくれると嬉しいですね。

過去作品だと、他のブロガーさんの記事を見ていて最近気になっているのがノルウェーのダークプレグレバンドLEPROUSとデンマークのロカビリーメタルバンドVOLBEATですね。また2015年を振り返った時にメロハー系をあまり聴かなかった感があったため調べてみたところNIVA「INCREMENTAL IV」(2014)、SECRET「THE END OF THE ROAD」(2014)、SEVEN「7」(2014)、SONIC STATION「NEXT STOP」(2014)、WORK OF ART「FRAMEWORK」(2014)などが良さげだったので今年のうちに何枚か聴いてみようかと思っています。2016年も素敵な音楽と出会えますように…。

【気になるCDリスト】
CIRCUS MAXIMUS 「HAVOC」(2016)3月2日発売予定NEW

DREAM THEATER「THE ASTONISHING」(2016)1月29日発売予定
The Gift Of Music

PRIMAL FEAR「RULEBREAKER」(2016)1月20日発売予定
The End Is Near
Bullets & Tears
In Metal We Trust

ROYAL HUNT「CARGO」(2016)3月2日発売予定NEW

SPIRITUAL BEGGARS「SUNRISE TO SUNDOWN」(2016)3月2日発売予定NEW

TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「GHOSTLIGHTS」(2016)1月29日発売予定
Mystery Of A Blood Red Rose

VALENTINE「BIZARRO WORLD」(2016)3月2日発売予定NEW
Bizarro World

【年間ベスト】2015年

  • 2016/01/08(金) 00:00:00

「舞い降りてきた音楽の記録」というブログタイトルに則って、僕が本格的に音楽を聴き始めた1995年以降の年間ベストランキング記事を更新していきます。
選出基準等はこちら
僕が2015年に買ったCDはこちら
ちなみに2015年はこんな年になるのでは?と予想していました。

新譜
Scrambled Colors
1.SCRAMBLED SOUL CIRCUS「SCRAMBLED COLORS」
本作を聴いて僕はKazu(G/ART OF GRADATION、ex-LIGHT BRINGER)の生み出すメロディが大好きなんだと再確認しました。HR/HMと呼ぶにはソフトすぎる感はありますが2015年に最も愛聴した1枚です。
大好きな1曲:⑤Hide Myself

UNDER THE FORCE OF COURAGE
2.GALNERYUS「UNDER THE FORCE OF COURAGE」
10枚目というバンドの節目を飾るに相応しいコンセプトアルバム。キラーチューン③Raise My Swordや終盤の劇的な盛り上がりは圧巻です。
大好きな1曲:③Raise My Sword

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3.CAIN'S OFFERING「STORMCROW」
1st「GATHER THE FAITHFUL」(2009)以降、音沙汰がなかったので単発プロジェクトで終わったのかと思っていたら、ここにきてまさかの復活(しかも元祖鍵盤魔人Jens Johanssonも加入!)。Jani Liimatainen(G/ex-SONATA ARCTICA)とTimo Kotipelto(Vo/STRATOVARIUS)の相性の良さを改めて見せつけてくれる充実盤です。
大好きな1曲:④I Will Build You A Rome

SPACE 1992 RISE PF THE CHAOS
4.GLORYHAMMER「SPACE 1992 : RISE OF THE CHAOS WIZARDS」
バンドが彗星のごとくデビューした「TALES FROM THE KINGDOM OF FIFE」(2013)同様に、クサくて熱いヒロイックメタルが堪能できる力作。RHAPSODYが成長と共に失ってしまった魅力が彼等にはあると思います。
大好きな1曲:⑧Universe On Fire

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5.STRATOVARIUS「ETERNAL」
一時のゴタゴタが嘘のように、最近は順調な活動を続けるメロパワ界の王者が放つ通算15枚目。かつてのネオクラテイストが戻ってきたように感じられ、ズバ抜けたキラーチューンこそないものの何度も聴きたくなる1枚ですね。
大好きな1曲:①My Eternal Dream

PEACE LOVE RUSSIAN ROLL
6.RUSSKAJA「PEACE, LOVE & RUSSIAN ROLL」
「ロシアン・ターボ・ポルカ・メタル」を掲げるこのバンドとの出会いは2015年最大の衝撃でした。ロシア民謡やポルカとメタルを見事に融合させた彼等のサウンドは実に面白い!
大好きな1曲:③Hometown Polka

MY GOD-GIVEN RIGHT
7.HELLOWEEN「MY GOD-GIVEN RIGHT」
デビュー30周年を迎える大ベテランでありながら「今が黄金期ではないか」と思わせるだけの充実作を連発してくれるバンドには頭が下がります。今回もHELLOWEENサウンドが堪能できる安心印の1枚。
大好きな1曲:②Battle's Won

REVOLUTION SAINTS
8.REVOLUTION SAINTS「REVOLUTION SAINTS」
そんじょそこらのリードシンガー顔負けの歌唱力を誇るドラマーDeen Castronovo(JOURNEY)をフロントマンに据え、楽曲面はFRONTIERS RECORDS御用達のソングライターとして多くのバンドに関わるAlessandro Del Vecchio(Key)がサポートするREVOLUTION SAINTSのデビュー作。2015年を代表するメロハー作品はこのアルバムで決まりですね。
大好きな1曲:①Back On My Trail

BLOODY PALACE
9.MARY'S BLOOD「BLOODY PALACE」
ガールズメタルのブームに乗って登場したバンドの中でも一際硬派なサウンドは本作でも健在。その中で時折見せるポップセンスやメロウな一面もいいですね。
大好きな1曲:④Song For You

UNHOLY SAVIOR
10.BATTLE BEAST「UNHOLY SAVIOR」
2015年の初買いはこのアルバムでした。中心人物Anton Kabanen(G)が脱退してしまったので、バンドの今後には不安しかありませんがデビュー盤から本作まではどれも大好きです。
大好きな1曲:⑥Speed And Danger

旧譜
ELEVEN ARK
1.森重 樹一「ELEVEN ARK」(2013)
ZIGGYやTHE DUST'N'BONEZではなくソロに集中していくと聞いた時はガッカリしましたが、SNAKE HIP SHAKESを彷彿とさせる音楽性をソロで追求してくれるなら大歓迎。50歳を迎えて一段と味わいを増した彼の歌は本当に魅力的ですね
大好きな1曲:②STRANGE KINGDOM

THE KILLER ANGELS
2.CIVIL WAR「THE KILLER ANGELS」(2013)
激熱シンガーNils Patrik Johansson(Vo/ASTRAL DOORS)が活動基盤のひとつにしているこのバンドとの出会いも2015年のトピックでした。力強い正統派へヴィメタルを軸にしつつ、その合間に登場する疾走曲はカッコいいの一言。
大好きな1曲:⑨My Own Worst Enemy

BLOOD OF THE SAINTS
3.POWERWOLF「BLOOD OF THE SAINTS」(2011)
2015年はこのバンドのアルバムを4枚買いました。その中でも勇壮かつキャッチーなメロディを持ったメタルチューンが矢継ぎ早に飛び出してくる本作がバンドの最高傑作だと思います。
大好きな1曲:④Murder At Midnight

DELIVERING THE BLACK
4.PRIMAL FEAR「DELIVERING THE BLACK」(2014)
徹頭徹尾ヘヴィメタルな作品。「ヘヴィメタルとは何か」に対する答えが本作にあると言っても過言ではありません。
大好きな1曲:②Rebel Faction

HEAVEN ON EARTH
5.DEVIL'S HEAVEN「HEAVEN ON EARTH」(2014)
SPACE ODYSSEY「TEARS OF THE SUN」(2006)を最後に消息不明(?)となっていたRichard Andersson(Key)が密かに復活。キーボード版YNGWIEと言われたネオクラサウンドとは一線を画す内容ですが中身は充実していて2015年の掘り出し物アルバムです。
大好きな1曲:⑦Riders In The Sky

【楽曲】
1.I Will Build You A Rome(CAIN'S OFFERING)from「STORMCROW」
爽系メロディックパワーメタルの新たなマスターピースがここに…。2015年を代表する1曲ですね。


2.One Thousand Eyes(THOUSAND EYES)from「ENDLESS NIGHTMARE」
YNGWIE MALMSTEENを彷彿とさせるネオクラシカルギターを携えて降臨したデスラッシユ・メサイアがバーン・ザ・スカイするメロデスチューン(笑)。THOUSAND EYESだけでなく国産エクストリームメタル界を代表するナンバーとして語り継がれるのではないでしょうか。

3.Last Melody(CROSS VEIN)from「ROYAL ETERNITY」
優しさとクサさが同居するメロディが実に素晴らしい。疾走感を抑えた曲調だからこそ一際メロディが胸に沁みます。

4.Raise My Sword(GALNERYUS)from「UNDER THE FORCE OF COURAGE」
初期三部作に通じる熱さとクサさを併せ持ったGALNERYUSの新たな代表曲。聴きどころの多いアルバムの中でも大きなハイライトとなっていますね。

5.Hide Myself(SCRAMBLED SOUL CIRCUS)from「SCRAMBLED COLORS」
名曲が並ぶ「SCRAMBLED COLORS」の中からひとつ選ぶとすればこの曲。翳りのある歌謡曲風のメロディが僕のストライクゾーンど真ん中でした。

6.Universe On Fire(GLORYHAMMER)from「SPACE 1992 : RISE OF THE CHAOS WIZARDS」
②Rise Of The Chaos Wizardsのようなエピックメタルの王道チューンとは対照的にダンサブルな1曲。2作目にして、ここまでサウンドの幅を広げてくるとは予想外でした。

7.Song For You(MARY'S BLOOD)from「BLOODY PALACE」
MARY'S BLOOD流の歌モノメタル。初めて聴いた時から口ずさめてしまうほどキャッチーで中毒性の高いサビに魅了されましたね。

8.Never Look Away(featuring Tony Harnell)(MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL)from「KINGDOM OF ROCK」
ソングライティング職人Magnus Karlsson(G)がTony Harnell(Vo/ex-TNT)の声を存分に活かしたハードポップチューン。彼ら2人が組むSTARBREAKERも復活するそうなので、是非この路線でお願いしたいです。

9.DEEP-G(MARDELAS)from「MARDELAS Ⅰ」
僕のツボを的確に突いてくれるアニソン風メロディックメタル。この手の曲は大好きなんですよね。

10.Army Of The Night(POWERWOLF)fromBLESSED & POSSESSED」
待望の日本デビューを果たしても彼等は変わりません(良い意味で)。勇ましくもキャッチーなこの曲を聴いていると元気が湧いてきます。

【他に印象に残った曲】
Bay Of Pigs(CIVIL WAR)from「GODS AND GENERALS」
Brightest Hope(CROSS VEIN)from「ROYAL ETERNITY」
letter(CYNTIA)from「WOMAN」
Gimme Love(DEVIL'S TRAIN)from「Ⅱ」
Honesty(GYZE)from「THE BLACK BRIDE」
Veil Of Elysium(KAMELOT)from「HAVEN」
Liar Liar(Wasteland Monarchy)(KAMELOT)from「HAVEN」
Dead Until Dark(POWERWOLF)from「BLESSED & POSSESSED」
The Ride Majestic(SOILWORK)from「THE RIDE MAJESTIC」
Nevermore(SYMPHONY X)from「UNDERWORLD」
Promises(TERRA NOVA)from「REINVENT YOURSELF」
Jenna(TERRA NOVA)from「REINVENT YOURSELF」

【期待の新人】SCRAMBLED SOUL CIRCUS
MARDELAS、REVOLUTION SAINTS、WE ARE HARLOTも候補だったしKazuがLIGHT BRINGER脱退後に結成したART OF GRADATIONを2013年の同部門に選出しているので他のバンドにすることも考えましたが、アルバムの出来からするとSCRAMBLED SOUL CIRCUSが断トツでした。

【アルバムジャケット】GLORYHAMMER「SPACE 1992 : RISE OF THE CHAOS WIZARDS」
RISE OF THE CHAOS WIZARDS
メンバー写真、「栄光の宇宙大作戦1992」という邦題、ダサカッコいいジャケットが生み出すGLORYHAMMERのメタルバカ(褒めてます)な世界観が好きです。

【2015年を振り返って】
2015年には29枚の新譜を購入しましたが、年間ベストアルバム10選の候補に挙がった作品はかなり多かったですね。豊作の1年だったと言えると思います。その中でも抜きん出ていたのがSCRAMBLED SOUL CIRCUS「SCRAMBLED COLORS」GALNERYUS「UNDER THE FORCE OF COURAGE」の2枚。どちらを1位にするか迷った末に、一般的な流通がなくバンドのウェブサイトからしかCDを購入できない彼等をより多くの方に知ってほしいという気持ちもあってSCRAMBLED SOUL CIRCUSを選びました。HR/HMと呼ぶにはかなりソフトなサウンドですが、Kazu(G/ART OF GRADATION、ex-LIGHT BRINGER)が生み出す極上のメロディとHaruka嬢(Vo/TEARS OF TRAGEDY)の歌唱が織りなす彼等の世界観は僕のツボでしたね。一方のGALNERYUSについては10thアルバムというバンドの節目を飾るに相応しいコンセプト作品となっていて、最高傑作に挙げたくなるほどの充実盤です。惜しくも10選から漏れたアルバムを挙げていくと海外のベテラン勢ではKAMELOT「HAVEN」、ROYAL HUNT「DEVIL'S DOZEN」、SOILWORK「THE RIDE MAJESTIC」、SYMPHONY X「UNDERWORLD」、中堅どころだとCIVIL WAR「GODS AND GENERALS」、MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL「KINGDOM OF ROCK」、POWERWOLF「BLESSED & POSSESSED」、国内に目を向けるとGYZE「THE BLACK BRIDE」、THOUSAND EYES「ENDLESS NIGHTMARE」といったエクストリームメタル界のホープ、CROSS VEIN「ROYAL ETERNITY」、MARDELAS「MARDELAS Ⅰ」などの女性ボーカルバンドも印象的でしたね。

また2015年を語る上で欠かせないのがCIVIL WAR、POWERWOLF、RUSSKAJAの3バンドです。CIVIL WARはNils Patrik Johansson(Vo/ASTRAL DOORS)の最近の動向を調べていて知ったバンドでバックはSABATONの元メンバーといこうこともあってパワフルかつ勇壮な曲調にNilsの暑苦しい歌唱がハマっているし、昨年にその存在を知ったPOWERWOLFは一貫して自身のパワーメタル道を邁進して待望の日本デビューを実現させましたが、それ以上にインパクトがあったのがRUSSKAJA。ロシア民謡やポルカとメタルを絶妙なバランスで融合させた彼等のサウンドは実に個性的で、メロディのフックも抜群なのでこれから過去作品も聴きたいと思っています。また2014年から本格的に聴くようになった中島 卓偉(TAKUI)も現時点での最新作「煉瓦の家」までをフォローできたので、今後は彼の動向をリアルタイムでチェックしていく予定です。楽曲部門は原則的にベストアルバムに選出した作品以外から選ぼうとしましたが、年間ベスト10選の収録曲からも「この曲なくして2015年は語れない」というものをいくつか含んでいます。次点はKAMELOTVeil Of ElysiumTERRA NOVAPromises辺りでしょうか。また楽曲単位で2015年によく聴いていたのは女性シンガーソングライター阿部 真央が2014年に発表したシングル曲にして、現在NHKで放送中のテニスアニメ「ベイビーステップ」の主題歌でもあるBelieve In Yourselfですね。初めて聴いた時は「サビがSTRATOVARIUSEagleheartにソックリ!」という印象しかなかったのですが「ベイビーステップ」自体が面白い内容だし、子供達のお気に入りソングになったこともあって2015年を代表するヘビロテチューンとなりました。

全体的に見れば充実した1年ではありましたが海外のメロディックロック系に関してはCDを買ったのがREVOLUTION SAINTS、TERRA NOVAのみということもあって物足りなかったように思います。この手のバンドも2015年には新譜をリリースしてくれていたものの試聴した結果、購入には至らなかったケースが多かったですね。こうして年間ベストに選出した作品を眺めていると、自分の関心がメロディックメタルや国内のHR/HMバンドに向かっていると感じます。そんな中でREVOLUTION SAINTSの今後には期待を寄せていたのですがフロントマンのDeen Castronovo (Ds)が女性に対する暴行等の容疑で逮捕、ドラマーとして在籍していたJOURNEYから解雇されてしまったのが残念。REVOLUTION SAINTSの活動にも支障が出るでしょうね…。またデビューから3作品連続で年間ベストに選出しているBATTLE BEASTからAnton Kabanen(G)が脱退してしまったのもショックでした。バンドにとっては次が勝負作になると思います。その一方で嬉しいニュースとしては前作「A LIFE TO DIE FOR」(2013)がラストアルバムになるかもしれないとAndre Andersen(Key)が語っていたROYAL HUNTの新作が無事にリリースされたことでしょうか。バンドは2016年4月に予定されている単独来日に先駆けて10年振りとなる2枚組ライブ作品「CARGO」を3月に発売予定らしいので、これからも勢力的に活動してくれそうですね。ROYAL HUNTは思い入れのあるバンドなので、これからも良い作品を届けてくれると嬉しいです。

2016年 新年のご挨拶

  • 2016/01/05(火) 00:00:00

新年あけましておめでとうございます。

年末は毎年恒例になっている家族旅行に行ってきました。2014年は沖縄と奮発したので、今回は比較的近い鈴鹿サーキットをチョイス。遊園地の乗り物にあまり興味を示さない我が家の子供達にとっては微妙な感もありましたが、まずまず楽しかったです。そして、これまた恒例となっているレンタルDVDでの映画鑑賞には奥さんが見たいと言っていた「ジョーカーゲーム」、僕が気になっていた「アゲイン 28年目の甲子園」を選択。特に後者はかなり良かったですね。ここ数年で観た映画の中でも上位に来ると思います。
また最近は小学1年生の長男が将棋に興味を持ち始めたので休みの間に何度か対局。これまで将棋を指したことがない僕ですが息子にプレゼントした将棋の本を一緒に読みながら勉強することで、連戦連勝して父親としてのメンツを保っていたのですが、先日ついに負けてしまいました(笑)。

そんなこんなしているうちに仕事始めの4日を迎えたというのに、なかなか正月気分が抜けない管理人ですがブログも今日から更新していきますので2016年もSILVERWING-舞い降りてきた音楽の記録-をよろしくお願いいたします。次回の更新で年間ベスト2015年の記事をアップする予定です。