【ニュース】EDGUYの新曲音源

  • 2011/07/30(土) 00:00:00

昨年はAVANTASIAとして「THE WICKED SYMPHONY」と「ANGEL OF BABYLON」を、そして今年は初のライブ音源「THE FLYING OPERA:AROUND THE WORLD IN TWENTY DAYS-LIVE-」をリリースするなど精力的な活動を続けるTobias Sammet(Vo)率いるEDGUYが8月24日に新作「AGE OF THE JOKER」を発表します。そのアルバムの収録曲Robin Hoodの音源が公開されていますね。

Robin Hood


「うーん…」と首を捻ってしまうジャケットからして「ROCKET RIDE」(2006)、「TINNITUS SANCTUS」(2008)というEDGUYのここ最近のアルバムを連想させられますが、この曲を聴く限り中身の方もそれに準じているような印象です。個人的にEDGUYの最高傑作であり、2000年代を代表するジャーマンメタル作品だと確信している「HELLFIRE CLUB」(2004) にあったようなメタリックな質感は抑えめになっていくのでしょうか…。そうだとすると少し寂しいですね。といいつつ、名ソングライターTobiasが手がける楽曲はやはり魅力的だったりするんですけどね。

【ニュース】SABER TIGERの新曲PVとGALNERYUSの新作情報

  • 2011/07/28(木) 00:00:00

8月3日にニューアルバム「DECISIVE」をリリースする「北の凶獣」ことSABER TIGERの新曲Angel OF WRATHPVが公開されています。



SABER TIGERについては「SABER TIGER」(2001)に魅了されたものの、続く「F.U.S.E.」(2002)が僕の好みからやや外れていたのに加えて下山 武徳(Vo)脱退のニュースが飛び込んで来たため、それ以降は疎遠になっていました。それが昨年になって下山だけでなく80年代にバンドを支えていた田中 康治(G)までもが復帰したと聞いて楽しみにしていたのですが、この曲を聴いて新作への期待感が更に高まりました。下山の唱法が以前よりマイルドになったような気もしますね。

そんなベテランによる新作の約2ヶ月後(10月5日)には僕が今一番期待している日本産メロディックメタルバンドGALNERYUSのニューアルバム「PHOENIX RISING」が出るようです(ソースはこちら)。前作「RESURRECTION」(2010)も非常に素晴らしかったし、まさかこんなハイペースで新作を届けてくれるとは思っていなかったので、このニュースには良い意味で驚きました。ちなみにバンドは配信限定EP「FUTURE NEVER DIES」を9月7日に先行リリースするようです。

また、そのGALNERYUSのシンガー小野 正利がHR/HM曲のカバーアルバムをバンドの新作と同じ日に発表するそうです。「THE VOICE - STAND PROUD!」と題されたこの作品は昨年にSYU(G/GALNERYUS)がリリースしたことも記憶に新しい「日本人HR/HMアーティストが自身のルーツとなっている、または影響を受けた海外バンドの楽曲をカバーする」というコンセプトの企画盤です。購入するかどうかは選曲次第ですが、SYU「CRYING STARS-STAND PROUD!-」(2010)でも小野は素晴らしい仕事をしてくれていたので聴いてみたいアルバムですね。

こうして見ると、2011年は既にアルバムを発表しているANTHEM「HERALDIC DEVICE」、BLOOD STAIN CHILD「EPSILON」、LIV MOON「GOLDEN MOON」、VERSAILLES「HOLY GRAIL」、VOLCANO「MYTHOLOGY」に加えて、8月3日にSABER TIGER「DECISIVE」、9月7日にCONCERTO MOON「SAVIOR NEVER CRY」、10月5日にGALNERYUS「PHOENIX RISING」、そして冬には陰陽座「鬼子母神」とリリースラッシュが続き、ジャパニーズメタル勢の当たり年といえそうですね。非常に楽しみです。

KAMELOT「THE FOURTH LEGACY」(2000)

  • 2011/07/25(月) 00:00:00

THE FOURTH LEGACY
【No.296】
★★★(2000)

前作「SIEGE PERILOUS」(1998)でRoy Khan(Vo/ex-CONCEPTION)Casey Grillo(Ds)を迎えて一皮剥けたアメリカのメロディックメタルバンドKAMELOTの4thアルバム。2人の新メンバー加入は間違いなくKAMELOTにとってプラスとなり、バンドは飛躍のきっかけを掴みましたが、本作では大躍進を遂げるためのもうひとつの鍵を手に入れることに成功しています。それは本作以前ではANGRA「ANGELS CRY」(1993)、RHAPSODY「LEGENDARY TALES」(1997)などを手がけ、後にヨーロピアンメタル界屈指のプロデューサーとして名を馳せるSascha Paeth(G/ex-HEAVENS GATE)とその相棒Miroとの合体です。2011年時点で、本作以降の全アルバムをSaschaとMiroがプロデュースしていることからもバンドと彼らの相性の良さが窺えますね。本作が僕にとってのKAMELOT初体験盤だったのですが、すぐさまこのバンドにファンになりました。このアルバムは何と言ってもシンフォニックで大仰な序曲①New Allegianceからクサメロと共に駆け抜ける疾走曲②The Fourth Legacyへ至る流れの素晴らしさがもう格別です。個人的にこのオープニングはKAMELOTの代表曲というだけでなく、HELLOWEENInvitation~Eagle Fly FreeANGRAUnfinished Allegro~Carry OnRHAPSODYEpicus Furor~Emerald Swordと肩を並べるメロディックメタル史上に残る幕開けだと思っています。

そんなアルバム冒頭がズバ抜けている本作ですが、それ以降も聴き応えのある楽曲が並びます。前曲の疾走感と絶妙な対比を見せるミステリアスなミドル③Silent Goddess、エキゾチックな小インスト④Desert Reignに導かれるアラビックなメロディが印象的なスピードチューン⑤Nights Of Arabia、リズミカルに跳ねる曲調を軸にフォーキーな旋律でエンディングを迎える⑥The Shadow Of Uther、その余韻を引き継いでしっとり聴かせる叙情バラード⑦A Sailorman's Hymnまでは本当に文句のつけようがありません。アルバム後半は初期作品にあったダークなプログレサウンドが前に出た少しとっつきにくい曲もあるせいか失速気味ではありますが、作品終盤で僕の心を奮い立たせてくれるキラキラ疾走ナンバー⑪Until Kingdom Comeの存在が輝いていますね。また日本盤ボーナスで、歌詞に「オオサカ」や「サヨナラ」といった日本語を交えたライブテイク⑬Can You Rememberもなかなかの好バラード。ちなみにブックレットに「Dedicated to Yumiko」と記載のあるこの曲はRoyがCONCEPTION在籍時に来日した時に過ごした女性(ユミコさん)との思い出を歌ったものだそうです。

本作がバンドの出世作、いや飛躍作となっている最大のポイントは前作から加入したRoyのソングライティング面での貢献でしょう。加入1作目だった前作では既に完成した楽曲を主に歌うだけという状態でしたが、本作ではバンドのメインライターThomas Youngblood(G)の作曲パートナーとしてほぼ全曲に関わり、その歌メロセンスを発揮した結果が今回の充実した楽曲群に繋がっているのだと思います。またSaschaとMiroという2000年代メロディックメタルに欠かせない2人(Miroはキーボード演奏、オーケストラアレンジも担当)がプロデュースした音作り、巧みなアレンジが作品のレベルアップに貢献している点も見逃せません。前作までが「アメリカ出身とは思えないほどヨーロッパの香りが漂うメタルバンドのひとつ」だとすれば、今回は「繊細なまでの美しさと哀感を纏ったヨーロピアン・メロディックメタルの雄」と表現したくなるほどの大化けっぷりですね。

【音源紹介】
・New Allegiance~The Fourth Legacy

【CD購入録】SCAR SYMMETRY「THE UNSEEN EMPIRE」(2011)

  • 2011/07/23(土) 00:00:00

【CD購入録】
THE UNSEEN EMPIRE
SCAR SYMMETRY「THE UNSEEN EMPIRE」(2011)

デス声とノーマルボイスを1人で巧みに操るChristian Alvestam(Vo)と袂を分かち、後任にグロウル担当のRoberth Karlsson、ノーマルボーカル担当のLars Palmqvistという2人のシンガーを迎えたスウェーデン産エクストリームメタルバンドSCAR SYMMETRYの5作目を買いました。ツインボーカルの新体制となって2枚目にあたる本作では従来以上にクリーンボイスで歌われるパートが増えたような気がします。「ツアーに出たがらなかったこと」がChristianの主な脱退理由だったそうで、バンドはこれまで以上にライブを行う一方でスタジオ盤のリリースペースが落ちていない辺りに今のバンド状況の良さが感じられますね。ただし、個々の楽曲が放つインパクトは過去作品ほどではないと思えるのは、エクストリームメタルからメロハーまで1曲の中で振り幅の大きいこのバンドのスタイルに僕が慣れてきてしまったからでしょうか…?冒頭の①The Anomaly、②Illuminoid Dream Sequenceなどは結構好きなのですが、それ以降はやや盛り上がりきれないというのが現時点での感想です。

KAMEOT「SIEGE PERILOUS」(1998)

  • 2011/07/20(水) 00:00:00

SIEGE PERILOUS
【No.295】
★★(2011)

アルバム制作段階でMark Vanderbilt(Vo)と創設メンバーでもあったRichard Warner(Ds)が脱退してしまったため後任に、当時解散して間のなかったノルウェーのメタルバンドCONCEPTIONRoy Khan(Vo)とオーディションで発掘したCasey Grillo(Ds)を迎えたKAMELOTの3作目。前任ボーカルの歌い方にはクセがあり、僕はどうも苦手だったのでMarkには悪いですがシンガー交代はバンド発展のためには必要不可欠だったと思います。Thomas Youngblood(G)がノルウェーに住むRoyに直接コンタクトを取って加入を打診したそうで、後にバンドが大きく飛躍したことを思うとこれはThomas一世一代のファインプレーでしたね。メタルシンガーとしては線が細いものの、抜群の表現力を持つRoyの歌声はダークでミステリアスなKAMELOTサウンドと相性抜群です。また、当時無名だったCaseyについてもタイトなドラムを叩いていて、これまで以上に楽曲が引き締まった印象を受けます。

そんなメンバーチェンジに加えて見逃せないのが、プログレ風のダークな正統派メタルを基盤としつつ楽曲自体が過去作品よりもとっつき易く、わかりやすいキャッチーなメロディを持ち始めている点です。その最たる例がバンド初のメロパワチューンと言っても過言ではない②Millenniumで、当時のKAMELOTにしては珍しく1度聴いただけで胸に響くキャッチーさがありますね。その他にもメロディ自体はやや薄味ながらも疾走感が心地よい⑦Parting Visions、Royのエモーショナルな歌声が楽曲の魅力を増幅させている美旋律バラード⑧Once A Dream、「ア~リィ~ア~ァ♪」のサビメロが耳に残る⑨Ireaなど、特に後半の充実振りが印象的です。Royがバンドに加入した時点で本作の楽曲は歌詞を含めてほとんど出来上がっていたためRoyのインプットは少なかったようですが、それでも上に挙げた僕のお気に入り曲の中で②、⑦、⑨には作詞面でRoyの名前がクレジットされているのも興味深いですね。ちなみに本編ラストのインスト⑩SiegeではRoyと活動を共にしていたTore Ostby(G/ex-CONCEPTION)がゲスト参加しています。

2人の新メンバー加入によって間違いなく成長したKAMELOTですが、それでも4th「THE FOURTH LEGACY」(2000)以降と比べると本作はまだ発展途上にあると感じてしまいます。またRoyのボーカルに関しては、この時点では後の作品で聴き手を魅了するほどの官能的な響きには至っていないものの「硬質なヘヴィメタル」というサウンドイメージが強かったKAMELOTに湿り気たっぷりの叙情味をもたらしています。そんなRoyが持ち込んだ新たな要素こそが本作以降のKAMELOTの中核を担う特徴だと思うので、このアルバムはバンドにとって大きなターニングポイントと呼べる1枚なのかもしれませんね。

【音源紹介】
・Millennium(Live)

【CD購入録】STRATOSPHERE「FIRE FLIGHT」(2010)

  • 2011/07/18(月) 00:00:00

【CD購入録】
FIRE FLIGHT
STRATOSPHERE「FIRE FLIGHT」(2010)

MADISON、YNGWIE MALMSTEEN、GLORY、STREET TALKなど数多くのバンド/プロジェクトを渡り歩いてきたミスター北欧ボイスGoran Edman(Vo)を擁するSTRATOSPHEREの1stアルバムを買いました。D.C. Cooper(Vo)が一時復帰して来日したROYAL HUNTの新加入ギタリストJonas Larsenが在籍しているバンドでもあるようで、僕はJonasのことを調べる中でこのバンドのことを知りました。しかしこのバンドの中心人物はGoranでもJonasでもなくキーボードプレイヤーJeppe Lundのようです。バンド名からして北欧らしさ溢れるこのSTRATOSPHEREが追求しているのは絵に描いたような北欧メタルでROYAL HUNTのデビュー作「LAND OF BROKEN HEARTS」(1993)を感じさせる部分もありますね。所謂メロパワの影響は希薄なサウンドであるため楽曲自体に派手さはありませんが、北欧ならではの美旋律に浸ることのできる作品だと思います。特にバラード⑧Princess Of The Nightなどは僕のツボを的確に突いてくれますね。

KAMELOT「DOMINION」(1996)

  • 2011/07/15(金) 00:00:00

DOMINION.jpg
【No.294】
★(2011)

デビュー作「ETERNITY」(1995)から約1年のインターバルでリリースされた米国産欧州型メロディックメタルバンドKAMELOTの2ndアルバム。デビュー作と同じメンバーで制作されていることもあって、音楽性も前作の延長線上にある作品といえそうですね。違いを挙げるとすれば、今回の方が更にダークでプログレッシブな印象が強く、Mark Vanderbilt(Vo)による個性的な歌い方のアクが少し薄まっているように感じられます。

前作の1曲目Eternityの冒頭部分がそうだったように、今回もアルバムはシンフォニックなイントロ①Ascensionで幕を開け期待を煽ってくれるのですが、その後に並ぶ楽曲がどうにも淡白でテンションが下がってしまいます。しかし中盤に入ると少し盛り返してきて、ボーカルライン以上に耳に残るギターメロディがなかなか良い⑤We Are Not Separate、本作の中で最も印象的な歌メロを持つ⑥Birth Of A Hero、KAMELOTのインストとしては後の楽曲群も含めてトップクラスだと思う⑦Creationの3曲は好きな流れです。ただ、これら3曲以外に山場がないというのが痛い…。やはりこのバンドの初期作品を聴いているとボーカルメロディにもっと魅力が欲しいと思ってしまいますね。

前作では荒削りながらも徐々にアグレッシブな展開に発展していく曲もあったのに対して、今回はこれまで以上にドラマティックな作風を目指す姿勢が窺えるものの上手く消化しきれておらず、結果として抑揚があまり感じられない作品となってしまっているのが残念。このアルバムがリリースされた90年代半ば当時に流行っていたグランジ/オルタナティブの波に影響されることなくアメリカで正統派メタル道を追求したことに拍手を送りたい気持ちはありますが、アルバム単体としてはデビュー作以上に物足りなさが残る1枚となってしまいました。とはいえ、そのような時代を確固たる信念を持って乗り越えたからこそ次作でRoy Khan(Vo/ex-CONCEPTION)、4作目では後のバンドの成長に欠かせないプロデューサーSascha Paeth(G/ex-HEAVENS GATE)と出会い、バンドが大きな成長を遂げることができたんでしょうね。

【音源紹介】
・Birth Of A Hero

【CD購入録】VARIOUS ARTISTS「ONE FOR ALL ALL FOR ONE 東日本大震災チャリティ・アルバム」(2011)

  • 2011/07/13(水) 00:00:00

【CD購入録】
ONE FOR ALL ALL FOR ONE
VARIOUS ARTISTS「ONE FOR ALL ALL FOR ONE 東日本大震災チャリティ・アルバム」(2011)

日本のMARQUEE AVALONレーベルに所属するHR/HMバンドが新曲、未発表曲/テイクばかりを提供してくれた東日本大震災チャリティ・アルバムを買いました。こういう趣旨のアルバムは「作品としてのクオリティは二の次」という先入観があったのですが、本作はチャリティ・アルバムである以上に優れた楽曲が詰まった好盤だと思います。

【参加バンドとトラックリスト】
01. MARK BOALS: Shine
02. EDGUY: I'll Cry For You(EUROPEのカバー)
03. EPICA: Higher High
04. GOTTHARD: Heaven(Live Version Taken From Forthcoming Live Alubum)
05. GRAND ILLUSION: The One
06. HAREM SCAREM: No Justice(2011 Version)
07. LANA LANE: Street Of Broken Dreams
08. LAST AUTUMN'S DREAM: Nothin' Ever Hurt Like You
09. RIOT: Wings Are For Angels
10. ROYAL HUNT: Far Away(Different Version)
11. SOILWORK: Epitome: A Bit O'Me(Beatstation Remix)
12. SONATA ARCTICA: Hell Is Living Without You(ALICE COOPERのカバー)

参加アーティストの大半が僕のお気に入りバンドなのですが、まずはオープニング曲①が素晴らしい。Mark Boals(Vo/ROYAL HUNT、ex-YNGWIE MALMSTEEN etc)RING OF FIRE~SEVEN THE HARDWAYの僚友Virgil Donati(Ds)と共作したこの曲は希望に満ちたバラードであるだけでなく、Charlie Dominici(DOMINICI、ex-DREAM THEATER)、Roberto Tiranti(LABYRINTH)、Mat Sinner(SINNER)、Edu Falaschi(ANGRA)らが参加するなどゲストシンガーも豪華です。その他にも以前にメンバーが語っていた故Steve Lee(Vo)在籍時最後のライブ音源と推測されるGOTTHARDの名バラード④、本作のために再結成し名盤「MOOD SWINGS」(1994)収録曲をドラマティック・バラード風に仕上げてくれたHAREM SCAREMの⑥、オリジナルアルバムに入っていても遜色なさそうなLAST AUTUMN'S DREAMの⑧、作品の性質上バラード主体になる中で唯一のメタリックチューンとして輝きを放っているRIOTの⑨、D.C Cooper(Vo)の一時復帰が実現した今年4月の来日公演でも演奏された名曲にライブの想い出が甦るROYAL HUNTの⑩など、お気に入り多数。

自分が住んでいる日本という国が困難に直面している今、日本のために立ち上がってくれた参加アーティストには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう!

【気になるCDリスト】2011年7月

  • 2011/07/11(月) 00:00:00

HERALDIC DEVICE
ANTHEM「HERALDIC DEVICE」(2011)7月6日発売

日本ヘヴィメタル界の重鎮ANTHEM待望の最新作。僕は再結成後のANTHEMから本格的に聴くようになったのですが、ここ最近の2作品(特に11th「IMMORTAL」)が気に入っているので本作にも期待しています。
このところ日本のバンドの注目盤が増えてきていてBLOOD STAIN CHILD「EPSILON」も聴いてみたいし、下山 武徳(Vo/ex-DOUBLE DEALER)田中 康治(G)が復帰したSABER TIGER「DECISIVE」(8月3日発売)は即買いの予定です。

7月発売の新譜としてはようやく国内盤がリリースされるSTORMWARRIOR「HEATHEN WARRIOR」も気になりますね。

【気になるCDリスト】
新譜
BLACK STONE CHERRY「BETWEEN THE DEVIL & THE DEEP BLUE SEA」(2011)
BLOOD STAIN CHILD「EPSILON」(2011)NEW
BOREALIS「FALL FROM GRACE」(2011)
CHILDREN OF BODOM「RELENTLESS RECKLESS FOREVER」(2011)
THE DAMNED THINGS「IRONICLAST」(2011)
EDEN'S CURSE「TRINITY」(2011)
HELL「HUMAN REMAINS」(2011)NEW
POISONBLACK「DRIVE」(2011)
THE POODLES「PERFORMOCRACY」(2011)
THE PRODIGAL SONS「青い鳥~期待の無い朝希望は降る~」(2011)NEW
SCAR SYMMETRY「THE UNSEEN EMPIRE」(2011)
STORMWARRIOR「HEATHEN WARRIOR」(2011)
SYMFONIA「IN PARADISUM」(2011)
VARIOUS ARTISTS「ONE FOR ALL ALL FOR ONE 東日本大震災チャリティ・アルバム」(2011)NEW
VEGA「KISS OF LIFE」(2011)
VERSAILLES「HOLY GRAIL」(2011)NEW
WITHIN TEMPTATION「THE UNFORGIVING」(2011)NEW

旧譜
ALDIOUS「DEEP EXCEED」(2010)
ALHAMBRA「SOLITUDE」(2010)
ANCIENT BARDS「ALLIANCE OF THE KINGS」(2010)
ANGRA「AQUA」(2010)
ASIA「OMEGA」(2010)
BELLFAST「INSULA SACRA」(2010)
CONCERTO MOON「RISE FROM ASHES」(2008)
CONCERTO MOON「ANGEL OF CHAOS」(2010)
CRYSTAL VIPER「LEGENDS」(2010)
DARK MOOR「TAROT」(2007)
DARK MOOR「ANCESTRAL ROMANCE」(2010)
FAITHEALER「WELCOME TO THE EDGE OF THE WORLD」(2010)
GRAND MAGUS「HAMMER OF THE NOATH」(2010)
ISSA「SIGN OF ANGELS」(2010)
KISKE-SOMERVILLE「KISKE-SOMERVILLE」(2010)
LORDI「BABEZ FOR BREAKFAST」(2010)
MEAT LOAF「HANG COOL TEDDY BEAR」(2010)
NELSON「LIGHTNING STRIKES TWICE」(2010)
PHILIP SAYCE「INNEREVOLUTION」(2010)
PRETTY MAIDS「PANDEMONIUM」(2010)
PRIVATE LINE「21ST CENTURY PIRATES」(2004)
SHINING LINE「SHINING LINE」(2010)
STRATOSPHERE「FIRE FLIGHT」(2010)NEW
UNRULY CHILD「WORLDS COLLIDE」(2010)
島 紀史「FROM THE WOMB TO THE TOMB」(2008)
中島 卓偉「TAKUI NAKAJIMA ANNIVERSARY 1999-2008 BEST YOURS」(2009)

KAMELOT「ETERNITY」(1995)

  • 2011/07/08(金) 00:00:00

ETERNITY.jpg
【No.293】
★(2011)

アメリカ出身でありながらヨーロピアンメタルらしさを随所で感じさせるKAMELOTのデビューアルバム。そんなバンドの欧州志向はヨーロッパを代表する騎士道物語のひとつ「アーサー王伝説」に登場するキャメロット城からバンド名をとっていることにも表れていますね。3rd「SIEGE PERILOUS」(1998)から加入したRoy Khan(Vo/ex-CONCEPTION)がフロントマンを務めるようになってからビッグネームの仲間入りを果たしたKAMELOTですが、飛躍作にして4thアルバムの「THE FOURTH LEGACY」(2000)~6th「EPICA」(2004)といった僕好みの作品群に比べて本作はメロパワ色が薄く、ダークで淡々とした正統派メタルバンドという印象です。

正直なところ、本作は大物バンドの初期アルバムによくある「バンドのポテンシャルが発揮される前のマニアックな作品」という感じですね。僕自身、欧州テイストをたっぷり感じさせてくれるヘヴィメタルというジャンル自体は好きなのですが、まず気になったのがリーダーThomas Youngblood(G)が作曲、Richard Warner(Ds)が作詞を手がける楽曲群のメロディが地味だということ。Roy加入後にリリースしたバンド初のライブ盤「THE EXPEDITION」(2000)に収録されていた④Call Of The Seaは以前から知っていたこともあり耳に残ったのですが、それ以外はスーッと流れていくような感じでした。ただ、リピートするうちに盛り上がりに欠けるミッドテンポ主体のアルバム前半に対して後半は1曲の中で少し強引ながらもドラマティックな展開を見せるナンバーもあるのに気付いて⑧Warbird辺りは結構好きだったりします。

そんな楽曲面の踏ん張りに水をさしてしまっているのがMark Vanderbilt(Vo)の歌唱。声質そのものはJeff Tate(Vo/QUEENSRYCHE)を想起させるハイトーン系で悪くはないものの、歌い方にAndre Matos(Vo/ANGRA)のような裏返し癖があるため僕はどうにも苦手ですね。というわけで後のKAMELOTと比べるとかなり聴き劣りしてしまうアルバムではありますが、Thomasのギターに関してはこの頃の方が耳に残るフレーズを弾いているように思います。楽曲、歌、音質など様々な面でB級メタルっぽさを放っている作品なので僕にとっては、4作目で大化けする前のKAMELOTを知りたいからという理由で買ってみた1枚という感じですね。

【音源紹介】
・Call Of The Sea

【CD購入録】SYMPHONY X「ICONOCLAST」(2011)

  • 2011/07/06(水) 00:00:00

【CD購入録】
ICONOCLAST.jpg
SYMPHONY X「ICONOCLAST」(2011)

今やネオクラシカル/プログレメタル界の重鎮となった感もあるSYMPHONY Xの8作目を買いました。僕が購入した国内盤は7曲入りのDisc-1、5曲入りのDisc-2という2枚組ですが、Disc-1全曲とDisc-2から2曲を抜粋して曲順も少し変えた9曲入りで1枚仕様の輸入盤もあるようです。前作「PARADISE LOST」(2007)がこのバンドとしてはメロパワ色が強くわかりやすい作風だったのに対して、今回はややキャッチーさが後退した印象ですね。2枚組という形式に敷居の高さを感じましたがRussell Allen(Vo)のパワフルな歌唱、リーダーMichael Romeo(G)を筆頭としたテクニカルな演奏陣が織り成すサウンドはSYMPHONY Xらしさに満ち溢れているので聴き込むにつれて味わいが増してくるのではないかと期待する一方、本作はヘヴィでダークなゴリ押し感が強いようにも思うので期待半分、不安半分という状態です。

【ニュース】DREAM THEATERの新曲とMike Portnoyの新バンド

  • 2011/07/04(月) 00:00:00

バンドの創設者でもあったMike Portnoy(Ds)の後任にMike Mangini(Ds)が加入した新生DREAM THEATERのニューアルバム「A DRAMATIC TURN OF EVENTS」(9月7日発売予定)より、新曲On The Backs Of Angelsの音源が公開されています。

Mike Portnoyの脱退がバンドのソングライティングにどのような影響を与えるのか注目していたのですが、この曲をサラッと聴いた印象では従来のDREAM THEATERと大差ないように思います。というか、これという山場がないような気も…。とにかく「A DRAMATIC TURN OF EVENTS」が2011年下半期の注目盤であることは間違いないですね。

【トラックリスト】
01. On The Backs Of Angels
02. Build Me Up, Break Me Down
03. Lost Not Forgotten
04. This Is The Life
05. The Shaman's Trance
06. Outcry
07. Far From Heaven
08. Breaking All Illusions
09. Beneath The Surface
ソースはこちら

一方のMike PortnoyはRussell Allen(Vo/SYMPHONY X)らと新バンドADRENALINE MOBを結成したとのこと。こちらも年内にはアルバムをリリース予定だそうです。このバンドの音源としてはMob RulesBLACK SABBATHのカバー)アルバムのトレイラーが公開されています。Russellによると、このバンド(プロジェクト?)はDREAM THEATERやSYMPHONY XタイプではなくROB ZOMBIE、DISTURBED、BLACK LABEL SOCIETY寄りのモダンな音楽性でありつつ、故Ronnie James Dio(Vo)が歌っているような感じなんだとか。僕の好みど真ん中というわけではありませんが少し気になりますね。
ソースはこちら

2011年上半期に購入したCD31枚

  • 2011/07/01(金) 00:00:00

2011年上半期に購入したCDを一覧にまとめました。新譜と旧譜を合わせて合計31枚。このブログを開設した2008年以降、CD購入のペースは減少傾向にありますね。

タイトルをクリックすると、それぞれのCD購入録記事をご覧いただくことができます。
【新譜】15枚
AMARANTHE「AMARANTHE」(2011)
ARCH ENEMY「KHAOS LEGIONS」(2011)
BAD HABIT「ATMOSPHERE」(2011)
GOTTHARD「HEAVEN - BEST OF BALLADS PART 2」(2011)
HIBRIA「BLIND RIDE」(2011)
IMAGINARY FLYING MACHINES「PRINCESS GHIBLI」(2011)
JOURNEY「ECLIPSE」(2011)
LIV MOON「GOLDEN MOON」(2011)
PRIVATE LINE「DEAD DECADE」(2011)
SERENITY「DEATH AND LEGACY」(2011)
STRATOVARIUS「ELYSIUM」(2011)
SEVENTH WONDER「THE GREAT ESCAPE」(2011)
TEN「STORMWARNING」(2011)
TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「THE FLYING OPERA:AROUND THE WORLD IN TWENTY DAYS-LIVE-」(2011)
VOLCANO「MYTHOLOGY」(2011)

【旧譜】16枚
ANDERSEN/LAINE/READMAN「Ⅲ」(2006)
BLIND GUARDIAN「AT THE EDGE OF TIME」(2010)
DESTRAGE「THE KING IS FAT'N'OLD」(2010)
DISARMONIA MUNDI「THE ISOLATION GAME」(2009)
GAMMA RAY「TO THE METAL」(2010)
KAMELOT「ETERNITY」(1995)
KAMELOT「DOMINION」(1996)
KAMELOT「SIEGE PERILOUS」(1998)

KAMELOT「POETRY FOR THE POISONED」(2010)
KISSIN' DYNAMITE「STEEL OF SWABIA」(2008)
NEGATIVE「SWEET & DECEITFUL」(2004)
RECKLESS LOVE「RECKLESS LOVE」(2010)
STEEL SEAL「BY THE POWER OF THUNDER」(2006)
SYU「CRYING STARS-STAND PROUD!-」(2010)
TREAT「WEAPONS OF CHOICE 1984-2006」(2006)
WUTHERING HEIGHTS「SALT」(2010)


このブログでは年間ベストアルバムとして毎年10枚の作品を選出していますが、2011年前半を振り返って特に印象に残っている5枚を現時点で選ぶとすれば以下の作品になりそうです。

AMARANTHE.jpg
AMARANTHE「AMARANTHE」(2011)
2011年のブライテストホープ候補!変幻自在のトリプルボーカルが表現する楽曲が素晴らしいです。

KHAOS LEGIONS
ARCH ENEMY「KHAOS LEGIONS」(2011)
バンド最大の武器であるAmott兄弟のギターを大フィーチュア。激烈な印象が強かった前作「RISE OF THE TYRANT」(2007)に比べてメロディアスなパートを練り込んだ作風だと感じました。

GOLDEN MOON LIMITED EDITION
LIV MOON「GOLDEN MOON」(2011)
「4オクターブの美神」Akane Liv(Vo)の歌唱と美貌にクラクラ。期待以上に僕好みの作品でした。

ELYSIUM.jpg
STRATOVARIUS「ELYSIUM」(2011)
2011年の初買いはこのアルバムでした。聴き始めの頃は地味かな?と思っていましたが、今では結構お気に入り盤となっています。

THE FLYING OPERA
TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「THE FLYING OPERA:AROUND THE WORLD IN TWENTY DAYS-LIVE-」(2011)
AVANTASIA関連作品にハズレはないと思っていましたが、初のライブ盤である本作も期待を裏切らない出来栄え。DVDで楽しみたい逸品です。

次点
DEAD DECADE
PRIVATE LINE「DEAD DECADE」(2011)
前作「EVIL KNIEVEL FACTOR」(2006)で発揮した北欧バッドボーイズ系随一のメロディセンスは本作でも健在。楽曲の幅を広げつつ、散漫になっていないのも良いですね。

よく聴いている作品としてはAVANTASIAのライブ盤が一歩リードという感じですが、やはりオリジナルアルバムで「これ!」という1枚が欲しい気もします。とはいえ上半期に買ったCDの中には聴き込みが不十分なものもあるので年末に2011年を振り返る時には別のことを書いているかもしれませんが…(苦笑)。

また2011年下半期にはANTHEM、DREAM THEATER、EDGUY、SABER TIGER、陰陽座といった注目のバンド群が新譜をリリースしてくれそうなので楽しみです。2011年後半も素晴らしい音楽と出会えますように…。