【CD購入録】CRAZY LIXX「NEW RELIGION」(2010)

  • 2010/04/29(木) 00:00:00

【CD購入録】
NEW RELIGION
CRAZY LIXX「NEW RELIGION」(2010)

4月の注目盤として挙げていたCRAZY LIXXの2作目を買いました。非常に前評判が高かったので期待しながら聴いてみたのですが、これは確かに良いですね。個人的にかなりツボだった前作「LOUD MINORITY」を越えるかどうかは今後の聴き込み次第という感じながら、素直に買って良かったと早くも思えた1枚。力強いハードロック、メロウに聴かせるバラード、楽しさ溢れるパーティーチューンなど楽曲のタイプに関係なく魅力的なメロディがあるというのがこのバンドの強みでしょう。現時点では③21 'Til I Die⑨She's Mineがお気に入りです。デビュー作発表後にギタリストVic Zinoが同郷スウェーデンの先輩バンドHARDCORE SUPERSTARに引き抜かれてしまい、セカンドアルバムがどうなるのか心配でしたが、後任にAndy Dawson(G/ex-SHARP)を迎えた本作を聴く限りCRAZY LIXXの未来は明るそうですね。今にしてみれば、Vicの脱退劇もCRAZY LIXXへの注目度がアップする良い機会だったのではと思えてきます。

【CD購入録】KAMELOT「GHOST OPERA」(2007)

  • 2010/04/26(月) 00:00:00

【CD購入録】
GHOST OPERA
KAMELOT「GHOST OPERA」(2007)

ゲーテの「ファウスト」を物語のベースとした「EPICA」(2003)、「THE BLACK HALO」(2005)という2枚のコンセプトアルバムを発表し、2006年に「ONE COLD WINTER'S NIGHT」と題されたライブ作品を2枚組CDとDVDでリリースして、そのキャリアにひと区切りをつけた感のあるKAMELOTの8作目を買いました。なお本作は、これまでツアーのサポートメンバーを務めていたOliver Palotai(Key)が正式メンバーとなって初のアルバムでもあります。前々から本作にはわかりやすいメロディが少ないとは聞いていましたが、確かにこれは第一印象としては地味ですね。バンドのメロディックメタルサイドを担う③Ghost Opera、⑨Silence Of The Darknessや、もうひとつのトレードマークでもある美麗バラード⑩Anthem辺りは好きなのですが、それ以外の楽曲は現時点では微妙といわざるを得ません。BURRN!誌のレビューで小澤さんが「聴き手がある程度積極的に作品へ入り込むを要求してる」と書いてらっしゃいましたが、正に言い得えて妙だと思いました。じっくり聴き込むうちに本作の印象がどう変わってくるのでしょうか…。

D.C. COOPER「D.C. COOPER」(1998)

  • 2010/04/24(土) 00:00:00

DC COOPER
【No.231】
★★(1998)

ROYAL HUNTの初代シンガーHenrik Brockmannの後任として加入し、その卓越した歌唱力でバンドのグレードを大きく向上させたアメリカ人シンガーD.C. Cooper初のソロアルバム。元々はROYAL HUNTの4th「PARADOX」のツアー終了後にバンドがオフに入る期間を利用してD.C.が念願のソロ制作に動き出していたのですが、その話を聞きつけたROYAL HUNTの頭領Andre Andersen(Key)が対抗意識を燃やして(?)D.C.より後に着手した自身のソロアルバム「CHANGING SKIN」(1998)を本作より先にリリースし、その曲名や歌詞に過去との決別を連想させる言葉や表現を用いた辺りから、どことなくキナ臭くなってきてD.C.解雇へと発展してしまったといういわくつきの1枚でもあります(あくまで僕の憶測ですが)。Andreのソロがメンバー、音楽性の両面でD.C.抜きのROYAL HUNTとも言える内容だったのに対し、本作はROYAL HUNTとの共通点を垣間見せつつも、よりオーソドックスなメロディアスHR/HM作品となっています。

D.C.がソロアルバムの作曲パートナーに選んだのはAlfred Koffler(G/PINK CREAM 69)Tore Ostby(G/ex-CONCEPTION)の2人で、バックの演奏陣もPINK CREAM 69のメンバーが全面参加、プロデュースはDennis Ward(B/PINK CREAM 69)ということもあってメンバー的にはMichael Kiske(Vo/ex-HELLOWEEN)とDennisによるプロジェクトPLACE VENDOMEに近いように思いますね。これだけのメンツが揃っているだけあって一定水準以上の堅実な楽曲が並ぶ作品であると同時に、フックに満ちたメロディが印象的でコンパクトな歌ものハードロック①Dream、メタリックなスピードチューン⑤Within Yourself、⑨Take Me Inや本作のキーボードを担当するGunter Werno(Key/VANDEN PLAS)のペンによるピアノインスト⑦Chainedに導かれて始まるパワーバラード⑧Freedom(中盤のギターソロもグッド)、女性ボーカルも登場してドラマティックに展開するプログレ風大作⑫The Unionなど、バラエティもなかなか豊富です。ROYAL HUNTでは聴けないタイプの楽曲もあるので楽しめるのですが、どうにも決め手となる曲がないように思えるというのが正直な感想です。

D.C.の歌は改めて触れるまでもなく伸びやかなハイトーンから深みのある低音まで余裕を持って聴かせてくれているし、演奏もしっかりしていてプロダクションも上々なのに手堅くまとまりすぎているために面白味に欠ける…なんていうのは贅沢な話だとわかっているんですけどね。このモヤモヤ感は「ELECTRIFIED」(1998)より後にリリースされたPINK CREAM 69の作品群と似ているようにも感じます。本作収録曲のクレジットはD.C.とAlfredまたはToreによる共作となっていますが、ライナーノーツ内のD.C.による楽曲解説を見ても音楽的な部分ではなく歌詞に解説が集中しているので、楽曲の根幹はAlfredらが手がけ、D.C.は歌詞や歌メロを乗せたのかなと思ってみたり。ちなみに本作発表後D.C.はAlex Beyrodt(G/ex-SINNER)と結成したSILENT FORCEを中心に活動しているため、ソロ名義作品は現時点でこのアルバム1枚のみです。

【音源紹介】
・Dream

ANDRE ANDERSEN「CHANGING SKIN」(1998)

  • 2010/04/22(木) 00:00:00

CHANGING SKIN
【No.230】
★★★(1998)
年間ベスト1998年第10位

デンマークの至宝ROYAL HUNTのマエストロAndre Andersen(Key)初のソロアルバム。参加メンバーはシンガーにKenny Lubcke(Vo/ex-NARITA)、演奏陣はAndre自身がギター、ベースも兼任しつつ曲によってはJacob Kjaer(G)、Allan Sorensen(Ds)といった現メンバーからKenneth Olsen(Ds)、バックコーラスにHenrik Brockmann(Vo)ら元ROYAL HUNTのメンバーがサポートするというもので、中身の方も本家以上にキーボードパートが多いことを除けばROYAL HUNTのニューアルバムといっても差し支えない叙情メロディが詰め込まれたメロディックメタル作品となっています。

作品自体は当然ながら高品質なのですが参加メンバー、音楽性の両方があまりにROYAL HUNTそのまんまなのでソロアルバムを出す意義があったのかという点と、全6曲で47分という大作志向が効果的ではないという点が気になります。「PARADOX」収録のTime Will Tellのように起伏を持った展開があるならまだしも、ここに収められている楽曲はどれも4~5分にまとめられそう、というよりむしろ短くした方が魅力的に思えるものが多いのが少し残念かな。ROYAL HUNTファンの僕としてはAndreの曲が1曲でも多く聴けるのは嬉しいし、スリリングな疾走チューン②Burning Bridges、Kennyのソフトな歌声を活かしたAOR風バラード③1,000 Miles Away⑤In My Arms、儚さの中に淡い希望を感じさせるメロディが秀逸な⑥Wings Of Tomorrowを筆頭に6曲とも印象的なメロディがあり十分魅力的です。それだけに冗長なアレンジが楽曲の焦点をぼかしてしまっているみたいで、なんとももどかしく感じられるんですよね。

本作リリース後に起きたD.C. Cooper(Vo)解雇事件、それ以降のインタビュー記事でのAndreの発言を総合するとD.C.のソロ活動への対抗意識から、ROYAL HUNT用のマテリアルが本作に使われたのではないかという穿った見方もしてしまいます。②の歌詞なんてD.C.に向けたもの?と思える内容ですしね。そういった当時の裏事情(あくまで憶測ですが)が本作への感情移入を妨げているのかもしれません。とはいえ楽曲自体はAndreらしい流石のクオリティのものが並んでいると思います。またAndreは1999年3月にソロ名義で「IN THE LATE HOUR」という3曲入りシングルをリリースしており、そこにはキャッチーなタイトルトラックIn The Late Hourと⑤のアコースティックヴァージョン、Crying In The RainWHITESNAKEのカバー)が収録されています。当時、D.C.の解雇は正式発表されていませんでしたがこのシングルはAndreとKennyに当時のROYAL HUNTのメンバーを加えたラインナップで演奏され、ブックレットには5人が一緒に写っている写真も掲載されていて後のシンガー交代劇を予感させるものでした。

【音源紹介】
Burning Bridges

【CD購入録】SPIN GALLERY「STANDING TALL」(2004)

  • 2010/04/20(火) 00:00:00

【CD購入録】
STANDING TALL
SPIN GALLERY「STANDING TALL」(2004)

北欧のメロデイックロック作品でよく名前を見かけるメロハー職人Tommy Denander(G/RADIOACTIVE etc)が結成したプロジェクトSPIN GALLERYの1stアルバムを買いました。メンバーはTommyの他に、個性は希薄ながら爽やかな歌声を響かせるChristian、Magnus、Kristofferという3人のシンガー(Christianは曲作りにも参加)がメインとなっています。個人的にはスウェーデンのメロディックメタルバンドMIDNIGHT SUNに関わっていたAnders Theo Theanderの名前がクレジットされているのを見て懐かしさを覚えました。Tommyのギターが時折メロディアス・ハードロックらしさを振り撒いているものの、本作で聴けるのはBAD HABITをソフトにしたARENA SWEDENに近いサウンドなのでハードロックの要素を期待すると少し肩透かしという感じですね。とはいえ、メロディの充実振りは流石なので爽やかなポップロック作品として楽しめそうです。ちなみに本作にはAOR界の大御所Cliff Magness③My Heartを提供したり、David Foster⑤Graceに華麗なピアノ演奏で参加したりしています。

ROYAL HUNT「PARADOX~CLOSING THE CHAPTER~」(1998)

  • 2010/04/18(日) 00:00:00

ROYAL HUNT CLOSING THE CHAPTER
【No.229】
★★★★★(1998)
年間ベスト1998年第1位

僕にとって生まれて初めて出会った神盤というべき作品であり、今でもDREAM THEATER「METROPOLIS PT.2」と並んで、これまでに聴いたアルバムの中でも別格の存在であるROYAL HUNTの4作目にして初のコンセプトアルバム「PARADOX」を完全再現したライブ盤。本作が収録された1997年10月6日の赤坂BLITZ公演当日は「PARADOX」を丸ごと演奏する第一部と通常のライブ形式をとった第二部から構成されていたらしく、このアルバムはその第一部を収めたものです。コンセプトアルバムを再現したライブであるためMCは一切なく、ぶっ続けで演奏されています。

率直な感想としては「『PARADOX』は何度聴いても素晴らしい」の一言ですね。ライブでもその世界観を見事に再現したバンドに拍手を送りたいです。しかも、本編にあたる②The Awakeningが始まる前に荘厳な①Ave Maria Guaraniが収録されていたり、D.C. Cooper(Vo)がスタジオ以上にハイトーンやシャウトを決めていたりと、あちこちでライブならではのアレンジがなされているのが嬉しいポイント。極めつけはスタジオ盤でも僕を涙させてくれたJacob Kjaer(G)によるギターソロが独自のアレンジを加えて延長されている⑦Time Will Tellですね。僕は1998年にリリースされたCDとVHS(時代を感じますね)がセットになったものを持っているのですが、本作は映像とともに楽しみたいライブです。というのも、今回のツアーは「PARADOX」のジャケットにも登場するステンドグラスを模した大掛かりなセットを準備していたり、照明の配色やタイミングにもかなり凝っているなど見応えがあるからです。前述した「PARADOX」最大のハイライトである⑦のギターソロでは、ステージ上のスポットライトを一身に浴びながら哀愁のメロディを紡ぎ出すJKの姿が感動を増幅してくれていてエライことになっています。

また歌唱力だけでなく魅せることにも長けた稀代のフロントマンD.C. Cooperも④Tearing Down The Worldで激しいステージアクションを決めたかと思えば、バラード⑥Long Way Homeではロングコートに身を包み玉座に腰を下ろしながら歌うなど、楽曲毎の見せ方にもこだわりが感じられます。バンドメンバー5人とMaria McTurk、Lise Hansenの女性コーラス2人が一体となって大団円を迎えるエンディング曲⑨It's Overのライブ映像を目にした時は、その計算され尽くしたメンバーの動きやライティング、ステージ上のセット、そして楽曲の素晴らしさに胸が熱くなりました。時代の流れとともにビデオデッキが過去のものとなり、映像作品はDVDで見るのが主流となったためVHS版である本作を最後に見てから10年近く経つのですが、今でも本ライブの見事なステージングは僕の脳裏に焼き付いています。「PARADOX」の続編である「COLLISION COURSE:PARADOX Ⅱ」がリリースされた2008年に「本作がDVD化されるのでは?」と噂されましたが、結局再発されたのはデビュー作から5th「FEAR」までのオリジナルアルバムのみでした。本作は是非ともDVD盤として再発して欲しいですね。僕は迷わず買い直しますよ!

【音源紹介】
・Time Will Tell(Live)

【CD購入録】ROLAND GRAPOW「KALEIDOSCOPE」(1999)

  • 2010/04/16(金) 00:00:00

【CD購入録】
KALEIDOSCOPE.jpg
ROLAND GRAPOW「KALEIDOSCOPE」(1999)

Jorn Lande(Vo)が復帰しての新作「TO BE A KING」(通算4作目)を5月にリリースするMASTERPLANの中心人物Roland Grapow(G/ex-HELLOWEEN)の2ndソロアルバムを買いました。前作はRoland自身のリードボーカルが頼りなく楽曲の良さを活かしきれていない感がありましたが、本作ではMichael Vescera(Vo/MVP、ex-LOUDNESS、YNGWIE MALMSTEEN)が見事な歌唱を披露してくれています。そのMichael以外にもBarry Sparks(B)、Mike Terrana(Ds)、2曲のみのゲスト参加ながらJens Johansson(Key/STRATOVARIUS)と元YNGWIEバンドのメンバーが参加しています。パワーバラード④A Heartbeat Awayやスピードチューン⑩Reaching Higherといった僕好みの楽曲がある反面、あまり心に響いてこないものもあるのでトータルで見ると少し微妙な印象もありますが錚々たるメンバーがバックアップしていることもあって、なかなかに楽しめそうな1枚です。

ROYAL HUNT「MOVING TARGET」(1995)

  • 2010/04/14(水) 00:00:00

MOVING TARGET.jpg
【No.228】
★★★★(1995)
年間ベスト1995年第2位

過去2作品で順調な成長振りを見せつけてくれたROYAL HUNTの3作目。僕が初めてリアルタイムで聴いたROYAL HUNTのアルバムでもある本作の話題はやはりシンガーの交代劇ですね。声域は広くはないものの、なかなか味のある歌声を聴かせてくれていたHenrik Brockmann(Vo)の後任として加入したアメリカ人シンガーD.C. Cooperの圧倒的な歌唱力が、この作品だけではなくバンドそのものを大きくグレードアップさせています。艶のある声質で歌う中低音域と伸びやかなハイトーンを駆使するD.C.のボーカルパフォーマンスに負けじとバンドの演奏陣、サウンドプロダクションの面でも更にパワーアップした本作はROYAL HUNTの出世作だと思います。

楽曲に関しては従来の煌びやかで華麗な雰囲気は減退した一方、よりドラマティックでメロディに深みと洗練性が増した印象で、静かなイントロからスリリングに展開する①Last Goodbyeと徹底したドラマティシズムで貫かれた名曲⑨Timeの2曲が本当に素晴らしいですね。この2曲を聴くためだけに本作を買っても良いと思えるほどです。そんな2大キラーチューンをオープニングとエンディングに配した本作はそれ以外にも、インストをベースにした曲調の中で説得力あるD.C.のボーカルが光る②1348、阪神大震災の被災者に捧げたバラード④Far Away(ラストで聴けるD.Cの熱唱が素晴らしい)、初期ROYAL HUNTの作品ではお馴染みのクラシカルなインスト⑥AutographJacob Kjaer(G)による泣きのギターが活躍する⑦Stay Downなど充実しています。中でも④は震災を体験した僕にとっては特別な1曲ですね。

バンドのブレインであるAndre Andersen(Key)の世界観を表現するためにD.C.というこの上ないシンガーを手に入れたROYAL HUNTがワンランク上のバンドになったと感じさせてくれる名盤。疾走系の曲が減ったこともあり、わかりやすさという点では前作に一歩譲るかもしれませんが、D.C.と女声コーラスが織り成すボーカルパートと円熟味を増したバンドサウンドが一体となって押し寄せてくる楽曲が詰まった本作は、総合的に見て過去2作を上回る完成度を誇っています。なお、2008年のリマスター盤にはD.C.のお披露目音源ともなったシングル「FAR AWAY」にのみ収録されているインストDouble Conversion、D.C.が歌うライブ音源2曲とFar Awayのアコースティックヴァージョン(4th「PARADOX」の先行シングル「MESSAGE TO GOD」のカップリングかな)の計4曲が追加されていてお買い得です。


【音源紹介】
・Last Goodbye

【気になるCDリスト】2010年4月

  • 2010/04/12(月) 00:00:00

3月下旬から4月にかけては僕にとっての注目盤が続いてリリースされているため、今はTOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「THE WICKED SYMPHONY」、「ANGEL OF BABYLON」THE DUST'N'BONEZ「DUST & BONES」が目下ヘヴィロテ中です。そして4月リリースの新作の中で最も期待しているのがこちら。

NEW RELIGION
CARZY LIXX「NEW RELIGION」(2010)4月28日発売

BURRN!誌5月号のレビューで92点(藤木さん)という高得点もさることながら、レビュー本文「前作で見せたフックのある曲作りにはさらに磨きが掛かり、次から次へとメロディアスかつキャッチーな曲のオンパレード」という一文に強く興味をそそられました。元々、新作が出たらゲットしようと思っていたバンドですしね。

その他、4月発売のアルバムで気になっているのはこちら。

SOLITUDE.jpg
ALHAMBRA「SOLITUDE」4月7日発売

STING IN THE TAIL
SCORPIONS「STING IN THE TAIL」4月21日発売

この2枚は是非聴きたいと思っていますし、

ASIA「OMEGA」4月21日発売
BIG ELF「CHEAT THE GALLOWS」4月14日発売
BULLET FOR MY VALENTINE「FEVER」4月21日発売
H.E.A.T「FREEDOM ROCK」4月21日発売
RAINTIME「PSYCHROMATIC」4月10日発売

これら5枚も購入を検討中です。

ROYAL HUNT「CLOWN IN THE MIRROR」(1994)

  • 2010/04/10(土) 00:00:00

ROYALHUNT_CITM.jpg
【No.227】
★★★★(1995)

デビュー作で既に確立されていたROYAL HUNTの華麗な北欧ハードロック/ヘヴィメタルサウンドが、より壮大でメタリックな方向へ進化した2ndアルバム。前作では複数のゲストプレイヤーを迎えていたギタリストの座には、デビューアルバムでも一部の楽曲でプレイしていたJKことJacob Kjaer(G)を正式メンバーとして迎えています。本作はメロディの美しさ、演奏面での安定感やアレンジなど、アルバムジャケットを除く(笑)全ての面で前作を上回るネオクラシカルメタルの傑作といえる1枚でしょう。演奏面で印象的なのは楽曲に心地よいグルーヴ感をもたらしてくれるSteen Mogensen(B)のうねりあるベースサウンドと、独特の泣きを含んだJKのギタープレイですね。

そして本作の強みはなんといっても楽曲が強力なこと。Andre Andersen(Key)が奏でる壮麗なキラキラサウンドから始まるROYAL HUNTらしさ満点のメロディックメタル①Intro~Wasted Time、しっとりとした泣きの名バラード④Clown In The Mirror、イントロのエモーショナルなギターと優しくも切ないサビメロが絶品の⑦Legion Of The Damned、ROYAL HUNTの美学を凝縮した名曲⑩Epilogueというアルバムの核となる名曲群が文句なく素晴らしいですね。中でも究極のドラマティックソング⑩がもたらしてくれる感動は桁違いで何度リピートしたかわかりません。その他にもアメリカンな雰囲気のある②Ten To Life、ネオクラシカルフレイヴァーに満ちたインスト⑤Third Stageや疾走チューン③On The Run、⑧Here Today, Gone Tomorrow、ROYAL HUNTの王道とは距離を置いたグルーヴィーな⑥Bodyguard、⑨Bad Bloodなどバラエティに富んでいます。

衝撃のデビュー作から順当な成長振りを見せてくれた本作はセカンドアルバムとしても理想的な作品だと思います。今後の更なる飛躍を予感させるこのアルバムを最後にHenrik Brockmann(Vo)がバンドを脱退、後任にアメリカ人シンガーD.C. Cooperを迎えた3rd「MOVING TARGET」でROYAL HUNTは確固たる地位を築き上げることとなります。僕自身、D.C.時代に一番思い入れがあるのですが、バンド初期の2作品にはそれ以降のROYAL HUNTであまり感じられない親しみ易さやキャッチーなメロディが溢れていて、この時期特有の魅力がありますね。本作も2008年にリマスター盤が出されていて「THE MAXI-SINGLE」に入っていたデビュー作収録曲のアコースティックバージョンが2曲追加されています。

【音源紹介】
・Epilogue(Live)D.C. Copperが歌う1996年のライブです。

【CD購入録】THE DUST'N'BONEZ「DUST & BONES」(2010)

  • 2010/04/08(木) 00:00:00

【CD購入録】
DUST  BONES
THE DUST'N'BONEZ「DUST & BONES」(2010)

ZIGGYが活動休止してからも精力的に音楽活動を続ける森重 樹一(Vo)がZIGGY時代の盟友である戸城 憲夫(B)と結成したTHE DUST'N'BONEZの4作目を買いました。今回も危険な香りを漂わせるハードロックンロールの中で、キラリと光るキャッチーなメロディに乗せて届けられる森重ならではの歌詞世界が実にカッコいい1枚となっていますね。BURRN!誌5月号の「今月のおすすめ」コーナーで幅さんが本作を取り上げ「レコード会社の売る気が見えないのがもどかしい」と書いてらっしゃいましたが、僕が本作を買ったCDショップでは店員さんの手書きポップと共に目立つように陳列されていて、何だか嬉しくなりました。現在のお気に入りは③「深海」、⑥「うわの空に浮かぶ雲」、⑨「Trigger~黒く塗り潰せ~」、⑪「銀の羽 銀の矢」でしょうか。好きなバンドはいくつもありますが、僕のお気に入り度と一般認知度の差が大きいという点で今一番応援したいのはこのダスボンことTHE DUST'N'BONEZですね。このブログで過去の3作品を紹介していますので、興味のある方は参考にどうぞ。

【CD購入録】VERSAILLES「JUBILEE -METHOD OF INHERITANCE- 」(2010)

  • 2010/04/05(月) 00:00:00

【CD購入録】
JUBILEE -METHOD OF INHERITANCE-.jpg
VERSAILLES「JUBILEE -METHOD OF INHERITANCE- 」(2010)

インディーズ時代にリリースしたアルバム「NOBLE」(2008)がHR/HMファンの間でも話題になっていたヴィジュアル系バンドVERSAILLES(ヴェルサイユ)のメジャーデビュー盤を買いました。このバンドのことは以前から気になっていたのですが、KAMIJO(Vo)の歌にクセがあると聞いていたので様子見していました。とはいえ音楽自体は評価している声が多かったし、BURRN!4月号で藤木さんが「今月のおすすめ」ページで取り上げていたので買ってみることに。一通り聴いてみた感想としては、噂以上にヨーロピアン・シンフォニックメタルを追及したサウンドで、これは僕のツボですね。そしてKAMIJOのボーカルについても、事前情報から相当な覚悟をしていたこともあって(笑)予想していたほど悪くはないと思えました。勿論、中低音域をメインに歌うヴィジュアル系の王道をゆく彼のスタイルよりも、このバンドの音楽はハイトーン系シンガーの方がマッチしそうですが…。楽曲面ではNIGHTWISHWishmasterっぽい劇的コーラスから怒涛の展開へと進んでいく10分越えの大作①God Palace -Method Of Inheritance-、シングルカットに相応しい疾走メロスピ②Ascendead Master、歌謡曲風メロディとナルシズム溢れる③Rosen Schwertといった作品序盤が好きですね。賛否両論ありながら、僕を魅了してくれた日本のバンドというと昨年のDRAGON GUARDIAN「DRAGONVARIUS」が思い浮かびますが、VERSAILLESはDRAGON GUARDIANほど僕を悶絶せてくれるメロディはないものの演奏、サウンドプロダクションがしっかりしていてボーカル以外にマイナス要素が見当たらないという感じです。KAMIJOとともにバンドの中核を担うHIZAKI(G)ANGRADREAM THEATERから影響を受けているそうなので、今後にも注目したいですね。

ROYAL HUNT「LAND OF BROKEN HEARTS」(1993)

  • 2010/04/03(土) 00:00:00

LAND OF BROKEN HEARTS
【No.226】
★★★(1995)

僕が初めて心底惚れ込んだバンドROYAL HUNTが1993年にリリースした記念すべきデビューアルバム。メンバーは中心人物Andre Andersen(Key)、バンドの一時代を支えたSteen Mogensen(B)Kenneth Olsen(Ds)によるリズム隊の他、初期2作品でリードシンガーを務めたHenrik Brockmann(Vo)の4人が正式メンバーで、ギタリストは複数のプレイヤーが参加するという変則的なラインナップとなっています。今やキーボード主体のネオクラシカル・メロディックメタルバンドの代表的存在として活躍するROYAL HUNTですが、この時点ではメタルというよりは徹底的に美しく華麗なハードロックという印象が強いですね。

本作ではAndre Andersenが生み出す楽曲の完成度に差があるように感じるものの、中にはROYAL HUNTの代表曲といえるものも収録されています。特にひたすらリピートしていた③Flightは華麗でありながら緊張感にも満ちた疾走曲でネオクラシカルというジャンルを代表する名曲だと思います。その他にもギターとキーボードが絡み合うスピーディーなインスト⑤Martial Arts、キャッチーなサビメロが強烈な印象を残す⑥One By One、⑧Land Of Broken Heartsといったミドルチューン、本編ラストを締めくくる⑩Kingdom Darkと上質なネオクラシカルチューンが並んでいます。またライブで演奏されることの多い⑪Stranded、ストレートな疾走曲⑫Day In Day Outといったボーナストラックも聴き逃せません。

後にバンドが発表した名盤に比べると歌唱力やサウンドプロダクションに物足りなさを感じますが、純粋にデビュー作として考えると素晴らしい出来栄えです。この時点でのROYAL HUNTは強烈な輝きを放つ前のダイヤモンドの原石のような荒削りな部分を残しつつも、既に並みのバンド以上に眩しい存在でしたね。ファンの間でも賛否両論あるHenrikに関してはD.C. Cooper、John West、 Mark Boalsというバンドの後任シンガーが凄すぎるわけであって、1人のシンガーとして見ればなかなか味わいがあると思います。ちなみに僕が持っているのは93年にリリースされた12曲入りのものですが2008年にはリマスター盤がリリースされたようで、そこには全6曲入りの企画盤「THE MAXI-SINGLE」にのみ収録されていた未発表曲Bad Luckと本作収録曲のアコースティックヴァージョン2曲が新たに追加されています。

【音源紹介】
・Land Of Broken Hearts

【CD購入録】TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「THE WICKED SYMPHONY」(2010)、「ANGEL OF BABYLON」(2010)

  • 2010/04/01(木) 00:00:00

【CD購入録】
THE WICKED SYMPHONY
TOBIAS SAMMET'S AVATNASIA「THE WICKED SYMPHONY」

ANGEL OF BABYLON
TOBIAS SAMMET'S AVATNASIA「ANGEL OF BABYLON」

2010年にリリースされる新作の中でも僕が大きな期待を寄せていたTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAによる2枚の新作を買いました。ストーリー的には前作「THE SCARECROW」(2008)の続編で、今回の2枚もゲーテの「ファウスト」がベースとなっているようです。そういえば「ファウスト」はKAMELOTが「EPICA」(2003)、「THE BLACK HALO」(2005)でも題材にしていましたね。本編11曲ずつが2枚(日本盤ボーナスとしてライブテイクを1曲ずつ追加して各12曲)というボリュームなので、聴き応えは十分過ぎるほどにあります。

作品の全体像を掴むにはしばらく時間がかかりそうですが、現時点での感想を箇条書きにすると…
・どこかで聴いたメロディもあるような気はしますが、僕はやっぱりTobias Sammet(Vo/EDGUY)の曲が好き。
・AVANTASIAの初期作品「THE METAL OPERA」のようなメロパワ路線ではなく、HR/HMの枠を越えた楽曲もあった前作の延長線上にある印象。
・実力派シンガーがひしめく本作の中でもJorn Lande(Vo/MASTERPLAN)の存在感が凄い。
・2枚とも9分近くの大作で幕を開ける大胆さが面白い。
という感じでしょうか。

前作も含めてしばらくは「THE SCARECROW」3部作を聴きまくる日々を送ることになりそうです。