BURN「GLOBAL WARNING」(2008)

  • 2009/01/04(日) 09:59:23

GLOBAL WARNING
【No.086】
★★★★(2008)

英国産メロディアスハードロックバンドBURNの実に13年振りとなる通算3枚目のアルバム。僕は本作で初めてこのバンドを知りました。どうやらドラマーが他界したこともあり、前作からこれだけのインターバルが空いてしまっていたようですが、こんなに優れたバンドが13年もの間、活動を休止していたというのが信じられないほどの充実作となっています。

このバンドの音を聴いて真っ先に思い出したのがIvan Gunn(Key/ex-BALANCE OF POWER)をリーダーとして2枚のアルバムを残し、解散してしまった同郷イギリスのメロハーバンドPRIDEです。そのPRIDEの音楽性に初期GOTTHARDの骨太ギターサウンドをミックスしたのが、このバンドという感じかな。あと2007年に日本デビューを果たしたスウェーデンのDOGPOUNDに近いかも。クレジットを見るとメンバーの大半が曲作りに携わっていますが、主に曲を書いているのはBaraney Stackhouse(Key)Marc Stackhouse(B)の2人のようですね。このバンドの生み出す楽曲は明るいイメージで歌メロもフック満載のものが多く、中でも一度聴いただけで耳に残るキャッチーなメロディを持った③Forgive Me、⑨Weight Of Expectation、⑪Give Me Tonightなどが発散する爽快感は僕好みだし、メロディックメタルに片足をつっこんだ感のあるハードな⑤Meltdownもギターパートを中心にかなりカッコいい仕上がりになってます。ミドルテンポの曲も粒揃いで②Dangerous Game⑦Pray For Rainにおけるドラマティックな展開とメロディは、どこか北欧のバンドに通じる哀愁を感じさせてくれるのも高ポイント。

そんな楽曲をより一層魅力的にしているのが、ややハスキーでソウルフルな歌声を響かせるJeff Ogden(Vo)とメロディアスかつ華のあるギタープレイで曲を引っ張るJulian Nicholas(G)の2人。Jeffの歌声はMatt Michell(Vo/ex-PRIDE) meets Jonny Lindqvist(Vo/NOCTURNAL RITES)と表現できそうなほどの素晴らしさ。一方のJulianのギターは程よくディストーションが効いたメタリックな音で、ソロパートはテクニカルに弾きまくるという僕の好きなスタイルなんですよね。ボーカルとギターがバンドの顔となっているブリティッシュバンドというとTENGary Hughes(Vo)Vinny Burns(G)、前述したPRIDEのMatt Michell(Vo)とChris Green(G)のコンビを思い浮かべますがVinnyはTENを脱退、PRIDEに至っては解散してしまったので、今後はこのBURNの活躍に期待が高まるというものです。楽曲良し、歌良し、ギター良しの3拍子が揃ったこのバンド、次回作はせめて2~3年のスパンでリリースして欲しいですね。と、その前にデビュー作と2ndアルバムをチェックしなくては。…しかし、なかなか見つかりません…。

【音源紹介】
・Give Me Tonight