【CD購入録】HIBRIA「BLIND RIDE」(2011)

  • 2011/03/01(火) 00:00:00

【CD購入録】
BLIND RIDE
HIBRIA「BLIND RIDE」(2011)

ブラジル出身パワフルメタラー5人組HIBRIAの3作目を買いました。前作「THE SKULL COLLEATOR」(2008)リリース後、演奏面における個性のひとつでもあったベースプレイヤーMarco Panichiが脱退したのには驚きましたが、後任Benhur Lima(B)も前任者に勝るとも劣らない実力者のようですね。過去2作品てむせ返るほどの熱気を発散するパワーメタルを聴かせてくれていたHIBRIAにしては、今回は熱さ抑えめになった印象です。これまでのアルバムを聴いて楽曲単体では素晴らしいものの、終始押しまくりの作風に聴き疲れを感じる節もあった僕としては本作の路線もありだと思いますね。これまでとは若干異なる雰囲気を持つ本作はバンドが更なる飛躍を遂げるための過渡期的アルバムのようにも感じるので、気の早い話ですが次回作でとんでもないものを作ってくれるのではと期待を募らせながら聴いています。それにしても前作から加入したEduardo Baldo(Ds)のドラミングは聴いていて実に気持ちいいですね。

HIBRIA「THE SKULL COLLECTORS」(2008)

  • 2009/01/09(金) 22:27:30

THE SKULL COLLECTORS
【No.087】
★★★(2008)

2004年にデビュー作「DEFYING THE RULES」で多くのメタラーのド肝を抜いて見せたブラジルの超新星HIBRIA。てっきり2作目は2006年くらいには出るのかなと思っていたのが、延びに延びて4年振りの新作となってしまいました。この4年間のうちにバンドの音楽性変化やメンバートラブルがあったのかと心配していましたが、いざ蓋を開けてみるとそんなのは要らぬ心配でした。前作で膨らんだ期待を裏切らない充実作です。

前作と同様または、それ以上の正統派メタルナンバーがひしめき合う本作の中で特に好きなのは①Tiger Punch、これぞHIBRIAな疾走メタルチューン③Screaming Ghost、⑥Devoted To Your Fear、HIBRIAにしてはスピード抑え気味でキャッチーなサビを持ってきた④Sea Of Revenge、フックあるメロディと突き抜けるサビが堪らない⑦The Skull Collectorですね。そしてやはり耳で追ってしまうのは、看板シンガーIuri Sanson(Vo)のメタルど真ん中なハイトーンボーカル。クリアな高音域を響かせた前作の頃に比べると、ややハスキーな声質になったような気もしますがアクセル踏みっ放しのパワフル歌唱は今回も凄い存在感を放ってます。

ただ、個人的に期待していた楽曲のバラエティの拡大という点に関しては前作以上に「豪快で力強いパワーメタル1本で勝負」という印象が強く、僕が望んでいたHIBRIA像とは少し違う感じですね。それと関係して①のような「決めの1曲」がある一方で各曲の差別化がしにくい悩みも解消されるには至っていないかな。男気溢れる直球勝負の優れたヘヴィメタルを生み出すバンドであることは本作で証明されたと思うので、今後は「剛」だけでなく「柔」のイメージを持った楽曲を書けるようになると鬼に金棒ですね。ハイトーンシャウトを連発するIuriも良いけど、彼のマイルドな歌も聴いてみたいなぁ…。

【音源紹介】
・Tiger Punch

【CD購入録】HIBRIA「THE SKULL COLLECTORS」(2008)

  • 2008/12/11(木) 00:01:01

【CD購入録】
THE SKULL COLLECTORS
HIBRIA「THE SKULL COLLECTORS」(2008)

2004年発表のデビュー作「DEFYING THE RULES」で多くのメタラーのド肝を抜いたHIBRIA待望の2ndアルバムを買いました。「待望」という言葉がここまでピッタリの作品も珍しいですね。2006年辺りから2作目をレコーディングしているとの情報は耳にしてましたが、音沙汰のない時期もあったりして、バンドにトラブルでもあったのかと心配してました。こうして、無事リリースとなって良かった…。一般的には今年待望のアルバムといえばGUNS N’ROSESの「CHINESE DEMOCRACY」なんでしょうけど、僕的に2008年待望の新作といえば本作ですね。で、中身はというと①Tiger Punchの緊張感溢れるイントロが流れてきた時点で「Welcome back HIBRIA!」と言いたくなるガッツポーズものの内容です。前作同様、またはそれ以上の正統派メタルナンバー9曲が次から次へと押し寄せてきます。ただ、個人的に期待していた楽曲のバラエティの拡大という点に関しては、前作以上に「豪快で力強いパワーメタル1本で勝負」という印象が強く、僕が望んでいたHIBRIA像とは少し違う感じですね。といいつつ、今はメタル好きのツボを突いてくれる楽曲、バンドが生み出す音圧、Iuri Sanson(Vo)の凄まじいボーカルに圧倒されてます。

HIBRIA「DEFYING THE RULES」(2004)

  • 2008/12/09(火) 00:02:24

DEFYING THE RULES
【No.080】
★★★★(2004)
年間ベスト2004年第8位

ブラジルから突如現れたメタル界の超新星HIBRIAのデビューアルバム。ツインリードを力強く響かせるギターオリエンテッドな作風でDiego KasperAbel Camargoという強力ギターチームが大活躍し、たまにキーパー風メロディも顔を出す正統派メタル曲の数々はデビュー作とは思えないほどにハイレベル。リズム隊も引き締まっていて、中でもベースプレイヤーMarco Panichiの自己主張のあるベースは聴いてて本当に気持ち良く、ついつい彼のプレイを耳で追ってしまうほど魅力的です。そして、それらの曲を歌い上げるIuri Sanson(Vo)は紛れもなく逸材と呼べる人物でしょう。ミドルレンジではMichael Vescera(Vo/ex-YNGWIE MALMSTEEN etc)、高音のスクリームはかのDaniel Heiman(Vo/HEED、ex-LOST HORIZON)を彷彿とさせる絶品の歌唱で、作品をワンランク上に押し上げてます。

ガチガチの硬派なサウンド、練り込まれたツインギターメロディが織り成す剛直ピュアメタルを追求するその姿は、一部で指摘されているように久保田 陽子(Vo)を擁した5人編成時のSABER TIGER(作品でいうと1992年発表の「INVASION」など)を連想させますね。これぞというキラーチューンがないような気もするけど、本作の場合はアルバム全曲がハイクオリティなので1曲を選ぶのが難しいと表現した方がいいかもしれません。お気に入り曲を挙げるとすれば、メタル魂を熱くしてくれる事実上のオープニングトラック②Steel Lord On Wheels、ギターソロの後にIuriが披露するラフな吐き出し唱法がクールな④Millennium Quest、叙情メロディが冴えるミッドテンポ⑥Living Under Ice、曲の進行とともに聴き手の気持ちを高揚させる劇的な展開が秀逸なラストトラック⑩Stare At Yourselfといったところですね。

とにかく新人としての衝撃度でいえば2000年のSONATA ARCTICAに勝るとも劣らないものがあり、将来が楽しみなバンドの登場です。本作と同じ2004年に作品をリリースしたSILENT FORCENOCTURNAL RITESといったメロディックメタル界の中堅バンドの作品よりも、当時はHIBRIAの方をよく聴いてました。このアルバムにおける楽曲のレパートリーは疾走曲とミドルチューンだけなので、バラードも聴いてみたいところですが、それは次回のお楽しみということで。

【音源紹介】
・Millennium Quest