AGNES「WHEN THE NIGHT FALLS」(2006)

  • 2008/10/31(金) 06:49:00

WHEN THE NIGHT FALLS.jpg
【No.064】
★★★★(2006)
年間ベスト2006年第9位

フィンランドの女性シンガーAGNESのデビューアルバム。北欧風味たっぷりのハードポップをモダンなアレンジで聴かせてくれ、曲によっては泣きの要素を少し抑えたTHE RASMUSみたいなものもあります。本作の特徴は北欧メタルの著名人が曲作りに参加していることですね。中でもMr. Lordi(Vo/LORDI)作の⑥Danger In Loveはいかにも彼らしい曲で、LORDIのレパートリーにそのまま入れられそうなくらい。その他、Joey Tempest(Vo/EUROPE)Luke Morley(G/THUNDER)が共作した④ChangeTony Kakko(Vo/SONATA ARCTICA)作の⑦Closed The Gateがメタラーの注目を集める曲でしょうか。

で、Agnes嬢のシンガーとしての実力なんですが、まぁソコソコというのが率直な感想。中音域をメインに歌っているため女性らしさが希薄なので、予備知識なしで聴くと「男性ボーカル?」と思ってしまいそう。ややハスキーな彼女の歌声自身は魅力的なので、今後に期待ですね。それにしても、このアルバムは曲の充実度が高い。哀愁たっぷりにドライヴィングする①Bleedに始まり、その後は典型的北欧ハードポップ+ハードロックの佳曲あり、LORDI節の⑥ありで退屈な曲は皆無。中でも終盤⑧Heartache以降の曲が特に気に入ってます。ラスト⑪Who Would Ever Let A Love Like This Goはやや明るめのタッチで、アルバムを爽やかに締めくくってくれるのもグッド。

正直なところ、Agnes嬢のルックス、ボーカルともに華やかさに欠けることもあって、このアルバムに関しては曲の良さに救われてる感じがしないでもないですが、アルバムとして見れば北欧風味がたっぷり詰まった1枚です。ちなみに僕が買ったのは輸入盤で、国内盤にはTHE RASMUSやSONATA ARCTICAのカバーがボーナストラックとして収録されてます。

【音源紹介】
・Danger In Love